立山杉(たてやますぎ)は、富山県東部の立山を中心とする山岳地帯に自生するスギ。また、造林用に育苗された品種のことも指す。寒さや雪に強いという特徴を持っており、垂直分布の上限は標高2,070メートル。木材としては、年輪の幅が狭く、強度に優れており、主に建築材料として利用される。富山県の木、立山町の木に指定されている。 標高1700m以上に生息するものは温暖期に分布を広げた後に寒冷化で取り残された遺存分布で、そこでのスギ林は殆どが伏条で増殖した単一クローンである。