物質量(ぶっしつりょう、英語: amount of substance)は、物質の量を表す物理量のひとつである。系の物質量(記号は n)は、特定された要素粒子の数の尺度である。要素粒子(英語: elementary entity)は、原子、分子、イオン、電子、その他の粒子、あるいは、粒子の集合体のいずれであってもよい。 物質量は1971年に国際単位系 (SI) の7番目の基本量に定められた。表記する場合は、量記号はイタリック体の n、量の次元の記号はサンセリフ立体の N が推奨されている。物質量のSI単位はモルであり、単位記号は mol である。熱力学的な状態量として見れば示量性状態量に分類される。