湛快(たんかい、康和元年〈1099年〉 - 承安4年〈1174年〉)は、平安時代後期の熊野本宮大社の社僧で18代熊野別当。15代熊野別当長快の四男。歴代別当の中で最も有名な21代別当湛増は、湛快の次男。一部の民俗学者や歴史家、随筆家の間で、湛快と「たつたはらの女房」(出家して鳥居禅尼という)が結ばれ湛増を生ませたとの俗説が流布されているが、これは実証を伴わない誤りである。