民工(みんこう)/農民工(のうみんこう)とは、中華人民共和国において、農村から都市に出かけて就労する、農村に戸籍(戸口)を持つ者をいう。いわゆる出稼ぎ農民と対比されるが、農民工は中国独特の存在である。農民工は、広義と狭義の2種類があり、広義では農村に定着しながら地元の郷鎮企業で働く者と、地元農村を離れいくつもの地方都市で複数の企業を渡り歩く者とを含み、それら以外の者が、狭義の農民工である。 中国国家統計局によると2020年の2億9,251万人であり全人口の約2割を占め、このうち前述地元企業で働くもの以外の者が、故郷を離れて都市部で働く狭義の農民工が、1億7,172万人と発表している。統計を取り始めた2008年以降、2020年を除き増加しており、農民工の人口が最多となった。 平均月収は4,432元(約8万4,700円)であり、最終学歴の内訳が小卒13.7%、中卒56.0%、高卒17.0%となり、短大卒以上12.6%であった。また、40歳以下の農民工は農民工全体の約48.2%を占めているものの、農民工の平均年齢が41.7歳と高齢化は進んでおり、持続的に給与が上昇している状況であり、企業の雇用負担が増加していることが指摘されている。

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  • 民工(みんこう)/農民工(のうみんこう)とは、中華人民共和国において、農村から都市に出かけて就労する、農村に戸籍(戸口)を持つ者をいう。いわゆる出稼ぎ農民と対比されるが、農民工は中国独特の存在である。農民工は、広義と狭義の2種類があり、広義では農村に定着しながら地元の郷鎮企業で働く者と、地元農村を離れいくつもの地方都市で複数の企業を渡り歩く者とを含み、それら以外の者が、狭義の農民工である。 中国国家統計局によると2020年の2億9,251万人であり全人口の約2割を占め、このうち前述地元企業で働くもの以外の者が、故郷を離れて都市部で働く狭義の農民工が、1億7,172万人と発表している。統計を取り始めた2008年以降、2020年を除き増加しており、農民工の人口が最多となった。 平均月収は4,432元(約8万4,700円)であり、最終学歴の内訳が小卒13.7%、中卒56.0%、高卒17.0%となり、短大卒以上12.6%であった。また、40歳以下の農民工は農民工全体の約48.2%を占めているものの、農民工の平均年齢が41.7歳と高齢化は進んでおり、持続的に給与が上昇している状況であり、企業の雇用負担が増加していることが指摘されている。 (ja)
  • 民工(みんこう)/農民工(のうみんこう)とは、中華人民共和国において、農村から都市に出かけて就労する、農村に戸籍(戸口)を持つ者をいう。いわゆる出稼ぎ農民と対比されるが、農民工は中国独特の存在である。農民工は、広義と狭義の2種類があり、広義では農村に定着しながら地元の郷鎮企業で働く者と、地元農村を離れいくつもの地方都市で複数の企業を渡り歩く者とを含み、それら以外の者が、狭義の農民工である。 中国国家統計局によると2020年の2億9,251万人であり全人口の約2割を占め、このうち前述地元企業で働くもの以外の者が、故郷を離れて都市部で働く狭義の農民工が、1億7,172万人と発表している。統計を取り始めた2008年以降、2020年を除き増加しており、農民工の人口が最多となった。 平均月収は4,432元(約8万4,700円)であり、最終学歴の内訳が小卒13.7%、中卒56.0%、高卒17.0%となり、短大卒以上12.6%であった。また、40歳以下の農民工は農民工全体の約48.2%を占めているものの、農民工の平均年齢が41.7歳と高齢化は進んでおり、持続的に給与が上昇している状況であり、企業の雇用負担が増加していることが指摘されている。 (ja)
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  • 民工(みんこう)/農民工(のうみんこう)とは、中華人民共和国において、農村から都市に出かけて就労する、農村に戸籍(戸口)を持つ者をいう。いわゆる出稼ぎ農民と対比されるが、農民工は中国独特の存在である。農民工は、広義と狭義の2種類があり、広義では農村に定着しながら地元の郷鎮企業で働く者と、地元農村を離れいくつもの地方都市で複数の企業を渡り歩く者とを含み、それら以外の者が、狭義の農民工である。 中国国家統計局によると2020年の2億9,251万人であり全人口の約2割を占め、このうち前述地元企業で働くもの以外の者が、故郷を離れて都市部で働く狭義の農民工が、1億7,172万人と発表している。統計を取り始めた2008年以降、2020年を除き増加しており、農民工の人口が最多となった。 平均月収は4,432元(約8万4,700円)であり、最終学歴の内訳が小卒13.7%、中卒56.0%、高卒17.0%となり、短大卒以上12.6%であった。また、40歳以下の農民工は農民工全体の約48.2%を占めているものの、農民工の平均年齢が41.7歳と高齢化は進んでおり、持続的に給与が上昇している状況であり、企業の雇用負担が増加していることが指摘されている。 (ja)
  • 民工(みんこう)/農民工(のうみんこう)とは、中華人民共和国において、農村から都市に出かけて就労する、農村に戸籍(戸口)を持つ者をいう。いわゆる出稼ぎ農民と対比されるが、農民工は中国独特の存在である。農民工は、広義と狭義の2種類があり、広義では農村に定着しながら地元の郷鎮企業で働く者と、地元農村を離れいくつもの地方都市で複数の企業を渡り歩く者とを含み、それら以外の者が、狭義の農民工である。 中国国家統計局によると2020年の2億9,251万人であり全人口の約2割を占め、このうち前述地元企業で働くもの以外の者が、故郷を離れて都市部で働く狭義の農民工が、1億7,172万人と発表している。統計を取り始めた2008年以降、2020年を除き増加しており、農民工の人口が最多となった。 平均月収は4,432元(約8万4,700円)であり、最終学歴の内訳が小卒13.7%、中卒56.0%、高卒17.0%となり、短大卒以上12.6%であった。また、40歳以下の農民工は農民工全体の約48.2%を占めているものの、農民工の平均年齢が41.7歳と高齢化は進んでおり、持続的に給与が上昇している状況であり、企業の雇用負担が増加していることが指摘されている。 (ja)
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