新開地(しんかいち)は、兵庫県神戸市兵庫区南部の地名。神戸駅の西側に位置する。1905年、旧湊川を埋め立てた跡地に自然発生的に生まれた。旧湊東区・兵庫区との区境の役割をはたす。戦前から1960年代にかけては映画館・飲食店を中心とした神戸一の繁華街・オフィス街であり、神戸の中心的市街地であった。その繁栄ぶりは「東の浅草、西の新開地」と謳われるほどであった。湊川で生まれ育った映画解説者の淀川長治は、新開地を「神戸文化の噴水」と称した。その後、神戸の中心繁華街は中央区の三宮・元町エリアに移っていったが、現在でも兵庫区内の主要な商業地の一つである。