散布体(さんぷたい)とは、植物や菌類において分布を広げるために散布される単位となる構造を指す。種子や胞子がその代表であるが、様々な場合がある。 また、植物界と、菌類、藻類を含む広い群とでは用語が異なる。 * 植物界の場合、Disseminuleあるいはdiasporeを用い、種子や胞子にからんだ散布の単位を意味する。 * より広い植物や菌類に対する場合、propaguleを用いて、散布に使われる、より広範囲の構造の単位を指す。 なお、植物界においてpropaguleという場合には、ムカゴのことを意味するので注意を要する。