教育調査会(きょういくちょうさかい)は、1913年に公布された教育調査会官制(大正2年6月13日勅令第176号)に基づき文部省に設置され、文部大臣の監督のもとその諮詢に応じて教育に関する重要事項を調査審議することを所掌事務とした諮問機関。に代えて設置された。1917年9月に廃止。 これまで教育政策に重要な役割を果たしていた高等教育会議は、高等学校と大学の制度改革について十分な成果を挙げることが出来なかったため、1913年3月19日に貴族院で「教育調査機関設置の建議」が行われ、それを受けて教育調査会が設置された。同調査会は特に高等教育制度の根本的改革のために調査を行ったが、文部大臣の交代が頻繁であったことなどにより十分な成果を挙げることができなかった。