平城宮跡保存運動(へいじょうきゅうせきほぞんうんどう)は奈良の平城京の宮殿と官庁の跡である平城宮跡とその環境を保存する市民の運動である。平城宮跡は1998年(平成10年)12月、「古都奈良の文化財」として東大寺などと共に世界遺産に登録されたが考古遺跡としては日本初である。この平城宮跡は発見された後に市民と、それに呼応した関係者による保存運動の長年の運動展開で守られ、草地の遺跡として親しまれ現在まで残ってきた。