嵯峨本(さがぼん)とは、日本の近世初期に行われた古活字本である。慶長年間の後半、本阿弥光悦およびその門流が京都の嵯峨で出版した書物を指す。「光悦本」とも呼ばれるが、光悦の関与を疑問視する意見もある。角倉素庵が出版に関与したことから「角倉本」とも呼ばれる。