奈良少年刑務所(なら しょうねん けいむしょ)は、法務省矯正局の大阪矯正管区に属していた刑務所。所在地は奈良県奈良市で、全国7カ所の少年刑務所の一つであった。下部機関として葛城拘置支所(奈良県大和高田市)を持っていた。 前身は「明治の五大監獄」の一つ奈良監獄であり、山下啓次郎設計による明治41年(1908年)竣工の建築物が現存する。 耐震性の問題などにより、平成28年度(2016年度)末で廃庁(閉鎖)された。これにより奈良県は日本唯一刑務所がない都道府県となった。京都拘置所(京都府京都市伏見区)の下部機関として、同地に奈良拘置支所が設置された。葛城拘置支所も京都拘置所に移管された。