『凶弾』(きょうだん)は、1982年に公開された日本映画。 石原裕次郎の甥である石原良純のデビュー作として宣伝され、同年度の日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞した。奥山和由の初プロデュース作品でもある。 瀬戸内シージャック事件を題材にしているが、八ヶ岳山麓や伊豆半島、湘南海岸を舞台に、「若者たちの青春群像劇」という切り口でドラマが作られている。奥山によれば、桑田佳祐が主演する企画もあったという。また、当時は無名俳優だった渡辺謙もこの映画のオーディションを受けていた。 客の不入りにより興行収入が振るわず、公開からわずか二週間で上映が打ち切られたことが当時マスコミで話題となった。