『公債』(こうさい、The Bond)は、による製作で、主演・脚本・製作および監督はチャールズ・チャップリン。チャップリンの映画出演65作目にあたる。 第一次世界大戦中にアメリカ政府が発行した戦時公債の一種、の購入を促進するため、1918年にチャップリンが自費で製作し、全米の映画館に無料で配給されたプロパガンダ映画。公的な性格かつ短編映画ではあるものの、新しい表現技法を取り入れるなどチャップリンの新たな挑戦が垣間見える。その一方、残された資料からはチャップリンがこの映画の製作にはあまり乗り気ではなかったことがうかがえる。現在は「チャップリン短編集」に収録され鑑賞可能だが先の事情から音楽が入っていない上、ラストは画面が汚い部分もある。