八音(はちおん)とは、特に儒教音楽で使われる、八種類の楽器を表す語。 古代中国では、楽器は金、石、糸、竹、匏、土、革、木(きん、せき、し、ちく、ほう、ど、かく、ぼく)の八種類の素材からつくられると考えられ、区分されていた。楽器の総称を表す「金石糸竹」という四字熟語はこれに由来する。 なお、これとは別に『五楽』があり、木(春)―琴、火(夏)―笙、土(季夏)―塤、金(秋)―鐘、水(冬)―磬、に分けられる。