丁銀(ちょうぎん)とは、日本国内において主に商取引用として室町時代後期から明治維新まで流通した銀貨である。当時は単に銀と呼ばれ、例えば品位を下げた元禄丁銀は「元字銀」などと称呼された。丁銀という名称は『金銀図録』の記述によれば棒状の銀塊の意味である鋌銀(ちょうぎん)が挺銀(ちょうぎん)を経て変化したものとされる。