ユディシュティラ(梵語:युधिष्ठिर, yudhiṣṭhira)は、ヒンドゥー教の聖典の1つである叙事詩『マハーバーラタ』に登場する英雄で主人公の一人。ダルマラージャ(ダルマすなわち正しき法の王)、ダルマプトラ(ダルマの息子)、アジャータシャトル(彼を憎む敵のいない者)と呼ばれる。パーンダヴァ五兄弟の長兄。ダルマ神(法の神)を母クンティーがマントラで呼び出して、パーンドゥの第一子として授けられた子である。徳性が高く人望のある人物。『マハーバーラタ』の物語中では争い事を厭う振る舞いが多い。