ボストーク基地(ボストークきち、ロシア語: Станция Восток, ラテン文字転写: Stantsiya Vostok)はロシアの南極観測基地である。ヴォストーク基地とも書かれる。南緯78度28分、東経106度52分に位置し、標高は3488m。旧ソ連時代の1957年に開設された。 1983年7月21日にマイナス89.2℃を観測し、これは地表における世界最低気温である。また0℃を越えたことは一度もない(ボストーク基地 § 気候)。同じく南極大陸のドームA付近では-93.2℃の温度が観測したことがあるが、これは気温ではなく地表面温度であるため、実際にこの記録を下回っているのかは不明である。 ボストーク(Восток)の名称はロシア語で「東」を意味し、ロシアの南極探険家のファビアン・ゴットリープ・フォン・ベリングスハウゼンの船(Восток、Vostok)に因んで命名された。