ヒメマス(姫鱒、Oncorhynchus nerka)は、サケ目サケ科の淡水魚の一種で、湖沼残留型(陸封型)のものを指す(降海型のものはベニザケという)。1904年(明治37年)、北海道庁水産課の職員により命名された。アイヌ語での名称は、「薄い魚」を意味するカパチェㇷ゚ (kapacep)。北海道では本種をチップとも呼ぶが、語源はアイヌ語で「魚」を意味するチェㇷ゚ (cep) が訛ったものである。