カルメル山(カルメルさん、ヘブライ語: הר הכרמל, ラテン文字転写: Har Ha-karmel、アラビア語: جبل مار إلياس, ラテン文字転写: Jabal mār ʾilyās)は、イスラエル北部のハイファ地区ハイファに所在する山であり、南北39kmにわたって広がる丘陵地である。 古人類学・考古学上、人類の進化を示す遺跡の所在地であり、ムスティエ文化に属するネアンデルタール人類の洞窟遺跡が発見されているほか、中石器時代のナトゥーフ文化に属する遺跡がある。また、諸宗教の聖地とされており、カトリック教会の修道会であるカルメル会発祥の地である。カーメル山と表記されることもある。