オダンタラ事件(オダンタラじけん)とは、ソビエト連邦によるスパイ事件。ソビエト連邦留学中にソ連情報機関の工作を受けて来日したインドネシア人研修生のマデ・オダンタラが、ソ連情報機関員とみられる在日ソ連通商代表部員セドフ・V・Aらに指示され、日本の科学技術情報を収集してセドフらに手交していた事件である。1969年(昭和44年)5月11日、警視庁摘発(検挙)。検挙当時、オダンタラは32歳、セドフは41歳であった。