Þ, þ (ソーン, thorn, þorn)は、ルーン文字の第3字母 ᚦ (スリサズ, thurisaz, þurisaz)に由来するラテン文字である。アイスランド語や古英語で用いられる。音価は無声歯摩擦音[θ]・有声歯摩擦音[ð]を表す。 "thorn"という名前は「植物の棘」を意味する名詞に由来する。古くは"thurs"と呼ばれたが、これは「巨人」を意味する名詞に由来する。 アイスランド語では現代の正書法でも用いられている。古英語にも存在したが、のちに y と混同され、たとえば定冠詞 þe を ye と書いたり、本来の þ を y [j] のように発音することも行われた。 ゴート語のラテン文字への翻字では、ゴート文字の𐌸に対応して用いられる。 ソーンはルーン文字からラテン文字へ借用された二つの文字のうちの一つ(もう一つはǷ)である。

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  • Þ, þ (ソーン, thorn, þorn)は、ルーン文字の第3字母 ᚦ (スリサズ, thurisaz, þurisaz)に由来するラテン文字である。アイスランド語や古英語で用いられる。音価は無声歯摩擦音[θ]・有声歯摩擦音[ð]を表す。 "thorn"という名前は「植物の棘」を意味する名詞に由来する。古くは"thurs"と呼ばれたが、これは「巨人」を意味する名詞に由来する。 アイスランド語では現代の正書法でも用いられている。古英語にも存在したが、のちに y と混同され、たとえば定冠詞 þe を ye と書いたり、本来の þ を y [j] のように発音することも行われた。 ゴート語のラテン文字への翻字では、ゴート文字の𐌸に対応して用いられる。 ソーンはルーン文字からラテン文字へ借用された二つの文字のうちの一つ(もう一つはǷ)である。 (ja)
  • Þ, þ (ソーン, thorn, þorn)は、ルーン文字の第3字母 ᚦ (スリサズ, thurisaz, þurisaz)に由来するラテン文字である。アイスランド語や古英語で用いられる。音価は無声歯摩擦音[θ]・有声歯摩擦音[ð]を表す。 "thorn"という名前は「植物の棘」を意味する名詞に由来する。古くは"thurs"と呼ばれたが、これは「巨人」を意味する名詞に由来する。 アイスランド語では現代の正書法でも用いられている。古英語にも存在したが、のちに y と混同され、たとえば定冠詞 þe を ye と書いたり、本来の þ を y [j] のように発音することも行われた。 ゴート語のラテン文字への翻字では、ゴート文字の𐌸に対応して用いられる。 ソーンはルーン文字からラテン文字へ借用された二つの文字のうちの一つ(もう一つはǷ)である。 (ja)
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  • Þ, þ (ソーン, thorn, þorn)は、ルーン文字の第3字母 ᚦ (スリサズ, thurisaz, þurisaz)に由来するラテン文字である。アイスランド語や古英語で用いられる。音価は無声歯摩擦音[θ]・有声歯摩擦音[ð]を表す。 "thorn"という名前は「植物の棘」を意味する名詞に由来する。古くは"thurs"と呼ばれたが、これは「巨人」を意味する名詞に由来する。 アイスランド語では現代の正書法でも用いられている。古英語にも存在したが、のちに y と混同され、たとえば定冠詞 þe を ye と書いたり、本来の þ を y [j] のように発音することも行われた。 ゴート語のラテン文字への翻字では、ゴート文字の𐌸に対応して用いられる。 ソーンはルーン文字からラテン文字へ借用された二つの文字のうちの一つ(もう一つはǷ)である。 (ja)
  • Þ, þ (ソーン, thorn, þorn)は、ルーン文字の第3字母 ᚦ (スリサズ, thurisaz, þurisaz)に由来するラテン文字である。アイスランド語や古英語で用いられる。音価は無声歯摩擦音[θ]・有声歯摩擦音[ð]を表す。 "thorn"という名前は「植物の棘」を意味する名詞に由来する。古くは"thurs"と呼ばれたが、これは「巨人」を意味する名詞に由来する。 アイスランド語では現代の正書法でも用いられている。古英語にも存在したが、のちに y と混同され、たとえば定冠詞 þe を ye と書いたり、本来の þ を y [j] のように発音することも行われた。 ゴート語のラテン文字への翻字では、ゴート文字の𐌸に対応して用いられる。 ソーンはルーン文字からラテン文字へ借用された二つの文字のうちの一つ(もう一つはǷ)である。 (ja)
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