2000年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月3日に開幕した。アメリカンリーグの第31回リーグチャンピオンシップシリーズ(31st American League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、10日から17日にかけて計6試合が開催された。その結果、ニューヨーク・ヤンキース(東地区)がシアトル・マリナーズ(西地区)を4勝2敗で下し、3年連続37回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。 両球団がポストシーズンで対戦するのは、1995年の地区シリーズ以来5年ぶり2度目。この年のレギュラーシーズンでは両球団は10試合対戦し、マリナーズが6勝4敗と勝ち越していた。ヤンキースは今シリーズを制したことにより、アメリカンリーグ3連覇を達成した。これは1988年から1990年にかけてのオークランド・アスレチックス以来であり、球団史上では9回目である。シリーズMVPには、第6戦の7回裏に逆転・決勝の3点本塁打を放つなど、6試合で打率.231・2本塁打・8打点・OPS.824という成績を残したヤンキースのデビッド・ジャスティスが選出された。このあとヤンキースは、ワールドシリーズでもナショナルリーグ王者ニューヨーク・メッツを4勝1敗で下し、3年連続26度目の優勝を成し遂げた。