ピザ屋の店員ニック(ジェシー・アイゼンバーグ)は、いつも30分の配達時間を守れない。そんな彼が、不運にもインド人の親友チャット(アジズ・アンサリ)と共に犯罪に巻き込まれてしまう。さらに、強盗をしなければ自分の命が危なくなり…。数々の映画賞を受賞した『ソーシャル・ネットワーク』で大ブレイクしたジェシー・アイゼンバーグ主演。『ゾンビランド』でタッグを組んだルーベン・フライシャー監督がメガホンを取る。
『ピザボーイ 史上最凶のご注文』作品情報 | cinemacafe.net
109シネマズ川崎で観てきました。
この作品の主演であるジェシー・アイゼンバーグとルーベン・フライシャー監督という組み合わせで以前撮られた「ゾンビランド」はとても好きな映画でしたので、またもやこの二人がいっしょに映画を撮るというそれだけを予備知識として観てきました。あまりになにも事前情報を仕入れていなかったので「ピザが好きなデブな男の子が無理難題なオーダーを投げて大暴れするお話」だと思い込んでいたのですが、全然違う話でびっくりしました。
まあ観てからびっくりするくらいなら予告観たり調べてから観に行けよって話なんですけどね。
体に爆弾を付けられたピザ配達人のニックが助かるために強盗を働くというお話。
本作は作品全体がとてもゆるく笑える雰囲気で彩られていまして、観ている時はバカらしい話だなーとところどころケタケタ笑わせられて楽しく鑑賞しました。ニックとチャットの関係も、バディというよりもただのおバカな友だち同士といった感じでして「ゾルタン星人」のジェシーとチェスターを5割くらいまともにしたくらいのあんぽんたんなんです。
↑これじゃあフルフェイスでもすぐにばれるだろ...。
ところがたしかに笑いながら観たものの、冷静にストーリーを追いかけてみるとこれがなかなか笑えない話なんですよ...。
「ピザの配達に行ったら襲われて体に爆弾を巻きつけられて、お金を持ってこなければ爆発されると脅され、そしてなんとか助かるために友だちといっしょに銀行強盗をはたらく」という実にスリリングな展開のオンパレードでして、血の雨が降ること間違いなし的なサスペンスフルな展開が期待できる内容なのです。
なのに、実際はシリアスなところよりも笑うしかないような演出がたくさん詰め込まれていてすごくおもしろかったんですよね。
そんなふうに考えてみたら、こんな怖い話を笑いをまとわせてきっちりとまとめているのはすごいよなーと観終えてから感じたのでした。
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