やじうまWatch

プログラミング言語「C」、TIOBEランキングで史上最低の順位へと転落。その原因とは

 プログラミング言語「C」が、人気プログラミング言語のランキングである「TIOBE Index」において、史上最低の順位へと転落したことが明らかになった。

 Cといえば、2000年代から2010年代の後半までは、Javaとともに人気プログラミング言語のトップ2の座を長年にわたって維持し、2020年代に入ってPythonが上位に食い込んできたあとも、トップ3から脱落したことはなかった。しかし、2024年9月の最新の調査で、先にトップ3から脱落していたJavaに抜き返され、TIOBE Indexが開始されて以来で最低の4位へと転落した。TIOBEではその原因について、コードの肥大によってCからC++に切り替えるケースが増えていること、また、米国政府がCなどメモリが安全でない言語を禁止する代わりにRustなどを採用する兆しがあり、企業もそれに倣っているケースが増加していることを挙げている。最も長く使われてきた言語ゆえインストールベースはまだまだ多く、TIOBEのCEOであるPaul Jansen氏は「Cは勢いを失うかもしれませんが、TIOBE Indexのトップ10に長く留まるでしょう」との見解を述べている。