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見守る・静観・様子見の表現・描写
(わざと問題を起こして、その成り行きを見守る)挺子(てこ)を使って大きな不吉な岩を持ち上げ、そこに太陽の光をあて、岩の下から何が這い出てくるか見届けようと待ち構えている。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon関連カテ見守る・静観・様子見
葉子は目でなでさするようにして倉地が一心に箸を動かすのを見守らずにはいられなかった。
......これが木部だったら、出す物の一つ一つに知ったかぶりの講釈をつけて、葉子の腕まえを感傷的にほめちぎって、かなりたくさんを食わずに残してしまうだろう。そう思いながら葉子は目でなでさするようにして倉地が一心に箸を動かすのを見守らずにはいられなかった。 やがて箸と茶わんとをからりとなげ捨てると、倉地は所在なさそうに葉巻をふかしてしばらくそこらをながめ回していたが、いきなり立ち上がって尻っぱしょりをしながら裸足......
喰いつくように伸子を見守った。
......けようとした。 「ね、本当に私どもは好い生活をしましょう、自分達さえ動じずにやって行けば、何がきたって安心よ。ね、助け合ってよくしあう生活をしましょうね」 佃は、喰いつくように伸子を見守った。そして、沈鬱極まる調子で呟く。 「どうかそうしたいものです。しかし……分らない……時が万事を証明するでしょう。それまでは Great big“IF”です」 「――ど......
宮本百合子 / 伸子 青空文庫関連カテ見守る・静観・様子見
池本夫人も苦しみを分かつように見守っている。
......喉を詰まらせた直前、武内が一人で祖母の部屋にいたということである。 それを聞いた池本は眼をぎらつかせて手を打った。そしてまた意味不明の手つきとともに唸り始めた。池本夫人も苦しみを分かつように見守っている。 池本の動きが止まった。「武内が伯母さんの作った雑炊に近づくチャンスはあったんですよね?」「いや、あれは伯母が作って、自分で持っていって食べさせてましたから」 ......
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテ見守る・静観・様子見
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