小規模企業共済を個人事業主の頃加入して法人化後もそのまま払ってたら全て元金割れした話
手抜きな性格が災いしました。
2007年に個人事業主として届け出を出した際、会計事務所の勧めで小規模企業共済というものに加盟しました。
毎月積立で3000くらいでもいいし、最大で7万円とか積立するやつです。
詳しくはわからなかったけど、事業主の退職金みたいな役割の積立で、払い込んだ合計金額プラス金利が事業を廃業する際にもらえるとのものです。
そういうことなのでとりあえず月額2万円ずつ貯蓄のつもりで払込を始めました。
2009年に法人化
個人事業から1年と少しだった頃、売上の都合もあり法人化しました。
法人化といっても1人会社なので個人事業の延長です。
その後も気にせず小規模企業共済が毎月引き落としされる。
毎月2万円が銀行の個人口座から引き落としされました。
法人化したので小規模企業共済も法人名義にしたらどうですか?
と会計事務所から言われたけど、面倒くさいからこのままでいいよ。
と言われたのを軽く無視した自分がいました。
それから5年
先日、とあるお金の必要性が有り、小規模企業共済で6年ほど払い込んだお金を引き出したいと思い、一旦解約の手続きをすることになりました。
で、
小規模企業共済の事務局へ問い合わせすると
なんと、任意解約で元金の8割から手数料を引いた分しかもらえないということです。
小規模企業共済は個人事業廃業の証明があれば払込金の満額が返還されると聞いていましたが、ちょぬんの場合、任意解約になるようで払込額の8割しかもらえない。
なぜ任意解約になるのかというと
実際に個人事業廃業した日までは個人の小規模企業共済の払込期間
法人化してから払い込んだ分はあんたが任意で払い込んだだけ
という処理になるそうです。
泣けてきます。
なので、今回無駄に払い込んだ期間は約5年
月2万円×12ヶ月×5年=120万円を無駄に払い込んだことになるのです。
120万円の8割の96万円は返還されますが、
残りの2割にあたる24万円は無駄払いということになります。
もちろん小規模企業共済には払込額の全てが非課税対象となるので全て無駄というわけではないのですが、個人事業時代に加入して法人化してもそのままの契約で払い続けると大損するわけです。
5年で気づいて良かったです。
このままあと30年とか払って年取ってから気づいてたらどうなってたことか。。
今回解約してまた入ろうかなと考えてますが、
この一連のやりとりのあと解約手続きがとんでもなく面倒くさい。
本当に返してくれるのかな?と疑問に思うくらい面倒です。
個人事業の廃業届を電子申告で行ってたので、これを証明するのに3週間以上かかってます。
今、会計事務所にやりとりを代行してもらえるようバトンタッチしましたが、小規模企業共済、入るのは簡単だけどお金返してもらうには面倒な壁が多々あるようです。