わたくしどもが携帯・スマホのモックアップを販売するようになってから6年以上が経ちましたが、この間ずっと頭を悩まされ続けてきたのが、モックアップなのに本物の携帯電話だと勘違いされ、そして注文されてしまう問題についてです。
上の画像が弊社サイトで実際に間違えて購入されたお客様からのお問い合わせで、下の画像がヤフオクで間違えて入札された方からの入札削除を依頼された場面になります。
後者のように実際に売買が成立する前の段階で気付いて頂ければ良いのですが、残念ながら、1ヶ月あたりで換算すると弊社サイトで1件程度、ヤフオクで3件程度、アマゾンでも5件程度間違えて注文される方が出ています。
この数字はあくまで表面化した注文だけをカウントしているものですから、もしかするとお申し出のない方による分が隠れていて、もう少し増えるかもしれません。
弊社としてはモックを所望されていない方にまでお売りする考えは全くありませんから、なるべくそうならないよう幾重にも渡って工夫してきたつもりですが、対策を打って少し減ったかな?と効果を感じ始めても、また少しづつ件数が増えていってしまいます。感覚的にはイタチごっこのような状況です。
そして、この「本物の携帯電話と間違えて購入される」事が原因で、とうとう弊社のアマゾンの出品アカウントが利用停止に追い込まれる事態にまで発展してしまいました。
本物の携帯電話と間違えて購入された方からの返品リクエストが毎月コンスタントに出ることで弊社の注文不良率が規定値をオーバーし続け、それが原因でアカウント停止になってしまったのです。
お客様都合による返品が弊社の成績としてカウントされる仕組みもなかなか不条理だと思いますが、弊社にとってアマゾン経由の売上は全体の5~8%程度に過ぎませんので、あまりそこに固執する必要もないかなと、半ば諦めの境地に達している現状です。
というわけでございまして、アマゾン経由でご愛顧下さったお客様に対しては大変心苦しい限りですが、今後はアマゾン経由での販売ができなくなりましたことをここにご報告申し上げます。
アマゾンの件はともかく、やはりなるべくなら本物の携帯電話と間違えて購入されるお客様をゼロ、もしくはゼロに近づけたいという考えは引き続き持ち続けています。
ただし、これまで強化していた文字表記による注意喚起はいよいよ限界に近づいているという、行き詰まり感を感じ始めてもいます。
ヤフオクの文字数制限いっぱいの商品タイトルに「モック」「サンプル」と文字を入れてもなお本物の携帯電話だと間違われたら、ではどうすればモックだとわかって貰えるのだろうと、打ちひしがれているのです。
発売から1年かそこらしか経過していない比較的新しいスマートフォンを3台セットで380円や480円で購入出来る筈がないじゃないか!と私自身は思っているのですけれども、そういう疑問も持って頂けません。
まして、そうやって購入された方から電話で「詐欺師が!」と罵られたりもするわけでして、これはなかなか、普通の感性の持ち主には続けられない職業ではなかろうかとも感じています。
もっとも、どんな職業にも何かしらの悩み事はつきものでしょう。何も弊社だけが特別不幸な身の上にあるわけではありませんし、それはそれで引き続き重要課題として位置づけつつも、あんまり深く考え過ぎないようにしようと、ホドホドをキープしたいと思います。
なにかご意見や良いアイデアなどがございましたら、コメントでもツイッターでも弊社サイトお問い合わせフォームでも、どちらでも構いませんのでお気軽にお寄せいただけますと幸いに存じます。