映画の主人公になってみた

「自分の人生の主人公は自分だ」って、よく言うけど、日常じゃ自分はわき役だって思うことの方が多いですよね。でも実際に主人公になったらどんなストーリーになるんだろうって、少し気になりませんか。だから試しに書いてみることにします。

宮古島旅行記⑥~朝の星と朝焼け海面散歩~

大大大満足の焼き肉を終え、ホテルに戻る。

 

わずか200mほどの間であるが、空に浮かぶ星がキラキラと美しい。

個の星空ともお別れかと思うととても寂しい。

少しだけ駐車場で寄り道して星を眺めてからホテルに。

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焼肉の煙を浴びたので、さすがにシャワーを浴びよう。

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シャワーを終えて、宮古島最後の夜をまったりと過ごす。

写真を見返したり、本を読んだり、音楽を聞いたり。

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まったりまったりしていたら、いつの間にか眠くなって、眠りの世界に。

朝4時半、アラームで目が覚める。

仕事の日よりも早起きだ。

 

早起きの理由は、日の出SUPに参加するため。

先日のツアーではカヌーを体験したが、SUPというものは体験したことが一度もなかったため、一度はやってみたいと思っていた。

 

日の出を迎える早朝から海に入るなんて経験、普通に生活していたら、人生でできて3回くらいだろうから、こんな絶好のチャンス、逃すわけにはいかない。

 

台湾からの旅の疲労が蓄積に蓄積を重ねている旅行最終日の朝であっても、私の心はまだまだ元気。

眠い体をたたき起こして身支度を整える。

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ササっとメイクも済ませて出発。

今日は短い時間なので、朝ご飯は終わってからでもいいだろう。

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もちろん、日の出前なので世間はまだ真っ暗。

そして、星が見える。

もう昨日でお別れだと思っていた星たちと、最後に逢瀬を果たすことができた。

朝から星を見る、しかも満天の星、なんと贅沢な。

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待ち合わせの駐車場に30分早く着いてしまったので、しばらくは星を見てゆっくりと過ごす。

朝の星

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時間になると、ツアーガイドのお姉さんが昨日と同じように説明をしてくれる。

そして、ガイドのお兄さんも到着し、着替えて海へと向かう。

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まだ日は昇っていないが、太陽がもうそこまで来ているのがわかる。

水平線の下の方からじわじわと明るさが強まってきている。

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シンとした静けさの中で、SUP開始。

バランスをとるのは少し手間取ったが、水面を直にスーッと進んでいく感覚がとても気持ち良い。

カヌーよりももっと、水と戯れる距離が近い。

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朝の宮古ブルーは日中見ているあの鮮やかさよりも少し淡くて、ほんわかとしている。

美しい。

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今日は少し東の空に厚い雲があるので、太陽が見えるかは少し怪しいかもですね…とややあきらめムードでもあったが、こんな静かで淡い海に、朝から入れるなんて贅沢を過ごしているのだから、十分すぎるほどだった。

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しばらくのんびり水面散歩を楽しんでいると、もしかしたら見えるかも、と、太陽を見に少し場所を移動。

 

厚い雲が一瞬だけ切れ目を作り、太陽が顔を出していた。

まだ、昼の主役の太陽じゃなくて、朝の控えめなお目覚めの太陽。

オレンジ色の神々しく、柔らかくも鋭い光が海面をスッと刺している。

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朝焼けSUP

…幸せだ。

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この一言に尽きる。

この旅で、私は何度幸せだと実感したか。

大好きな自然に戯れ続けた3日間、本当に来てよかった。

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雲の流れが速く、太陽が顔を見せたのは一瞬だったが、その瞬間を海の上で、拝むことができた貴重な時間をしっかりと脳の記憶に焼き付けた。

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続く

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