映画の主人公になってみた

「自分の人生の主人公は自分だ」って、よく言うけど、日常じゃ自分はわき役だって思うことの方が多いですよね。でも実際に主人公になったらどんなストーリーになるんだろうって、少し気になりませんか。だから試しに書いてみることにします。

宮古島旅行記⑦~最後まで粘る~

SUPを終え、お兄さんにもありがとうを伝えて、一旦宿へ戻る。

少しお腹がすいたが、今日はどこかでモーニングを食べると決めていた。

 

名残惜しいながらも片づけをして、宿をチェックアウト。

13時半ごろには飛行機が出発なので、それまでに最後にやり残したこと達をクリアしなければ。

.

まず初めに、空港に一旦向かう。

荷物を先に預けておきたかった。レンタカーなので持ち歩くのは問題ないが、万が一、残りのミッションに時間がかかったとしても、保安検査だけで済むように。

.

荷物を預けたらまずはモーニングを食べに調べていたカフェへ。

アサイーボウルなるものを食べてみたかった。Googleマップで調べて、MAHHO TERRACEというお店に行くことにした。

.

迷わずアサイーボウルとホットコーヒーを注文。

本日の朝食をありがたくいただく。

思いのほか、アサイーボウルは冷たかったので、お腹が冷えそうだったがそこをカバーするかの如く、ホットコーヒーが体に染み渡る。

おいしい。

贅沢なモーニングタイムを過ごした。

アサイーボウル

.

店を出て、まだ9時半。

昼は絶対に宮古そばを食べると決めていたが、店の開店は11時。

1時間半、最後に何をしたいか、といわれたら、海を見る以外思いつかなかった。

すぐ近くのビーチを探して移動。

.

旅で達成できていなかった、海辺で読書を実行した。

丁度良いサイズのコンクリートのブロックのようなものが、波打ち際に置いてあったのでそこに座って、サンダルを脱いで足を海水にチャプチャプしながら読書。

やっぱり海がきれいすぎて、あまり集中はできなかったけど、20分ほどは読書したんじゃないだろうか。

海辺で読書②

.

最後に旅の目的を達成できてよかった。

.

さあ、そろそろ昼食に向かう良い時間になったので、車をお店まで走らせる。

 

さっきモーニングを食べたじゃないかって?

ええ、そうです。旅行中はご飯の間隔がどれだけ狭くても、後悔しないように食べなさいという言い伝えがあるので、問題ありません。(主人公による主人公のための言い伝え)

.

お昼に選んだのは、「宮古そば まっすぐ」

ここでは、宮古そばとソーキそばの合体版のような、沖縄・宮古つめこみのそばがたべられるとのことで、選んだ。

 

開店前に既にお客さんが並んでいる。私も一緒に並ぶ。

.

開店し、窓際の席に案内してもらう。

事前に調べたところ、宮古そばはもちろん、ジューシーという沖縄の炊き込みご飯もおいしいとのことだったので、一緒に注文。

飲み物はオリオンソーダ

 

ここにきて完璧な沖縄ソウルフードハッピーセット

.

そばもごはんもすぐに出てきた。

ありがたくいただきます。

.

そばは柔らかい出汁とお肉とかまぼこと、程よい噛み応えの麺のすべてがマッチした絶妙な味わい。

そして、噂のジューシーは甘み強めの優しいおばあちゃんの炊き込みご飯。の味。

最高の沖縄飯をほおばる。

 

胃のキャパシティは、普段であればとっくに限界を超えているが、この時ばかりはツルツルと喉を通って行った。

沖縄ハッピーセット

.

最高の締めくくりのご飯だ。

.

沖縄飯を堪能して、11時40分。

レンタカー屋さんには、12時30分~13時00分で返却に行くと伝えている。

あと1時間…。

.

もう海は先ほどで完結した。

お土産はもう調達している…。

どうしようか、迷ってしまったが、ふと宿泊したホテルで聞いた話を思い出した

 

リゾートにあるリフト等も、そちらのアプリをダウンロードしていただければ、クーポンの画面ご提示で無料でご利用いただけます。

.

いくっきゃない。

丁度リフトまでは20分、レンタカー屋さんまでも20分、リフトはきっと10分程度だから丁度の計算だ。

.

実はそのリフト、宮古島に来る前のリサーチ段階で、気になってはいた。

何せ、主人公はリフトが大好き。ふわふわと空中散歩できる乗り物なんて最高ではないか。

最後の最後に思い出してよかった。

.

車を走らせ、リフト乗り場へ。

しっかりとクーポン画面も見せて、乗せてもらう。

 

ゆったりとしたスピードのリフトに乗って、空中散歩開始。

片道10分強だったかな。

最後の最後にこの旅を振り返る。

すごくいい夏休みだったな。

初めての一人旅、宮古島を選んでよかったな。

ウミガメ、かわいかったな。

温泉、気持ちよかったな。

海の青、きれいだったな。

ちょっと疲れたな。

でも幸せだったな。

名残惜しい気持ちでいっぱいだ。

.

空中散歩をしながら、そんな感傷に浸る主人公。

リフト降り場でスタッフの人が2人で待っていてくれたのだが、平日の真昼間なので、リフトに乗っている人は少ない。

少し気だるい表情で私が到着する50mくらい手前からずっと私の方をじっと見て、待ち構えている。

非常にシュールな光景のあまり、主人公はにやけが止まらず、にやにやしながらリフトを降り立つ成人女性と、両サイドに待ち構える気だるげバイトマンという、シュールさマシマシの光景が出来上がってしまったのも、いい思い出。

.

リフトで空中散歩

復路ももちろんリフトで。

最後にお世話になったリゾートと海に感謝を心で伝えながら、空中散歩を楽しんだ。

.

ついに出発の時刻が迫ってきた。

レンタカー屋さんまで車で戻り、ぴったり12時30分に到着。

空港まで送迎してもらった。

.

帰りの飛行機は数分の遅れはあったものの、順調に宮古島から飛び立った。

那覇で乗り換えだったが、乗り換え時間35分しかない、タイトスケジュールで実際は間に合うかドキドキしていたのだが、なんと、到着ゲートがそのまま次の便出発ゲートで、乗り換え0距離という奇跡。

 

しっかりと那覇空港で紅芋ソフトをいただいた。

.

帰りの飛行機は案の定爆睡。

疲労からか、強い日差しからか、からだが熱を持ったような感じで、さすがに無茶をしすぎたかなと思ったりもしたが、よいだろう。

.

地元の空港について、荷物を受け取って、外に出る。

.

少し湿度があって、ぬるっとしている。

でも宮古島よりずいぶん涼しい。

 

うん、



いつもの空気だ。

.

ただいま。

.

旅をし続けたこの7日間、外に出て非日常の中で新しい体験や異なる文化のすばらしさをたくさん感じた。

でも、その分、地元の落ち着きと温かさを強く意識するきっかけにもなった。

.

贅沢な一人旅、楽しいながらも学びの多い2泊3日でした。

これからもっと、一人の時間も大切にしていきたいな、と思った主人公だったのでした。

.

これにて、宮古島旅行記終了です。

.

.

宮古島旅行記⑥~朝の星と朝焼け海面散歩~

大大大満足の焼き肉を終え、ホテルに戻る。

 

わずか200mほどの間であるが、空に浮かぶ星がキラキラと美しい。

個の星空ともお別れかと思うととても寂しい。

少しだけ駐車場で寄り道して星を眺めてからホテルに。

.

焼肉の煙を浴びたので、さすがにシャワーを浴びよう。

.

シャワーを終えて、宮古島最後の夜をまったりと過ごす。

写真を見返したり、本を読んだり、音楽を聞いたり。

.

まったりまったりしていたら、いつの間にか眠くなって、眠りの世界に。

朝4時半、アラームで目が覚める。

仕事の日よりも早起きだ。

 

早起きの理由は、日の出SUPに参加するため。

先日のツアーではカヌーを体験したが、SUPというものは体験したことが一度もなかったため、一度はやってみたいと思っていた。

 

日の出を迎える早朝から海に入るなんて経験、普通に生活していたら、人生でできて3回くらいだろうから、こんな絶好のチャンス、逃すわけにはいかない。

 

台湾からの旅の疲労が蓄積に蓄積を重ねている旅行最終日の朝であっても、私の心はまだまだ元気。

眠い体をたたき起こして身支度を整える。

.

ササっとメイクも済ませて出発。

今日は短い時間なので、朝ご飯は終わってからでもいいだろう。

.

もちろん、日の出前なので世間はまだ真っ暗。

そして、星が見える。

もう昨日でお別れだと思っていた星たちと、最後に逢瀬を果たすことができた。

朝から星を見る、しかも満天の星、なんと贅沢な。

.

待ち合わせの駐車場に30分早く着いてしまったので、しばらくは星を見てゆっくりと過ごす。

朝の星

.

時間になると、ツアーガイドのお姉さんが昨日と同じように説明をしてくれる。

そして、ガイドのお兄さんも到着し、着替えて海へと向かう。

.

まだ日は昇っていないが、太陽がもうそこまで来ているのがわかる。

水平線の下の方からじわじわと明るさが強まってきている。

.

シンとした静けさの中で、SUP開始。

バランスをとるのは少し手間取ったが、水面を直にスーッと進んでいく感覚がとても気持ち良い。

カヌーよりももっと、水と戯れる距離が近い。

.

朝の宮古ブルーは日中見ているあの鮮やかさよりも少し淡くて、ほんわかとしている。

美しい。

.

今日は少し東の空に厚い雲があるので、太陽が見えるかは少し怪しいかもですね…とややあきらめムードでもあったが、こんな静かで淡い海に、朝から入れるなんて贅沢を過ごしているのだから、十分すぎるほどだった。

.

しばらくのんびり水面散歩を楽しんでいると、もしかしたら見えるかも、と、太陽を見に少し場所を移動。

 

厚い雲が一瞬だけ切れ目を作り、太陽が顔を出していた。

まだ、昼の主役の太陽じゃなくて、朝の控えめなお目覚めの太陽。

オレンジ色の神々しく、柔らかくも鋭い光が海面をスッと刺している。

.

朝焼けSUP

…幸せだ。

.

この一言に尽きる。

この旅で、私は何度幸せだと実感したか。

大好きな自然に戯れ続けた3日間、本当に来てよかった。

.

雲の流れが速く、太陽が顔を見せたのは一瞬だったが、その瞬間を海の上で、拝むことができた貴重な時間をしっかりと脳の記憶に焼き付けた。

.

続く

.

.

今週のお題「秋服」~ジャケット一択、その他こだわり~

今週のお題「秋服」

 

秋服、それは主人公が最も好きな装い。

.

秋に着る服といったら、これ一択、「ジャケット」。

.

1枚羽織るだけで、かっちりとおしゃれさんになれる優れもの。

英国紳士のファッションにあこがれを持つ主人公には、もってこいのアイテム。

 

挽夏の朝晩少しだけ肌寒い時でも、ジャケットを身につけたいがあまり、無理して汗をかきながらジャケットを着るくらいには、ジャケットが好き。

,

主人公は現在4着のジャケットを所有している。

気分や気温、他のアイテムに合わせてクローゼットから取り出す。

日常の中にある、何とも言えない至福の時間だ。

.

主人公の部屋にはポールハンガーがあり、そこに1着だけ、今季のお気に入りの洋服をかけるのだが、秋はもちろんジャケット。

羽織らなくても、ジャケットが部屋にかかっているだけで、少しおしゃれな人な気分を味わえてしまう。

.

ジャケットとの組み合わせで一番好きなのは、タートルネックのトップス。

素材は、できればニット素材が望ましい。

シャツ+ベスト+ジャケットも捨てがたいが、スマートで身体のラインを美しく拾ってくれるタートルネックに勝るのは難しいだろう。

.

そして、このファッションをするときの主人公の鉄則は、革靴を履くこと。

お気に入りは、HARUTAのスポックシューズ。

ヒールがあるもので、スタイルが良く見えるのと、靴下の色をしっかり見せてくれる。

主人公は靴下は白か臙脂色が好み。

全身無地の場合は花柄の靴下も可。

HARUTA スポックシューズ

.

そして、鉄則とまではいかないが、身につけるアクセサリーはゴールド。

秋はゴールド。

お気に入りはeteのイヤリングとリング。

社会人になって、少し背伸びをして買ったこのイヤリングとリングはずっとつけていても錆びないし、痛くならない。我ながら良い買い物をした。

首元はあえてネックレスを付けずにタートルネックオンリーで勝負したい。

そうそう、手元に忘れてはいけないのが腕時計。

こんなファッションの時は、最新のスマートウォッチではない、アナログな時計に限る。

腕時計だけは、あえて目立たせるために、シルバーもOK。

主人公が持っているのは、どちらもSEIKOの時計。

馴染みの丸ゴールドか、攻めの四角シルバーか、気分に合わせて手元を仕上げる。

ete アクセサリーとSEIKO腕時計

.

髪型はラフにオイルとミルクでさっとまとめる。

 

本当はここに、メガネをプラスしておしゃれを完成させたいのだが、まだ主人公は自分にぴったりの眼鏡に巡り合えていない。

.

あまり主張が強すぎず、でもかっちりとした雰囲気にマッチするおしゃれなメガネ。

皆様のおすすめを教えていただきたい所存です。

.

最初のジャケットの話に戻って、私が最もお気に入りのジャケットは、数年前の誕生日に姉がプレゼントしてくれた、ユニクロのINES DE LA FRESSANGE PARISコラボのセットアップ。

ユニクロ INES DE LA FRESSANGE PARIS ジャケット

色はワインレッド。

コーデュロイ素材で、冬でも温かい。

私が最も好きな色の1つ、ワインレッドで、クラシカルな雰囲気のセットアップ。

非常にどタイプである。

.

セットアップはなかなか着る機会がないが、あえて何もないお出かけで名いっぱいおしゃれをするというのも、これ一つ、ファッションの楽しみ方の一つかもしれない。

今年はこのセットアップでたくさん街に出て、お気に入りの眼鏡も見つけて、カフェでおいしいコーヒー片手に、本でも読んでみたいなぁ。

.

実はジャケットって、活躍する時間が短いと思います。

アウターがジャケット1枚で済む今のこの貴重な季節を、大切に大切に、楽しんでまいります。

.

おすすめの眼鏡、ぜひ教えてください。

ぜひとも。

.

.

 

 

 

 

 

宮古島旅行記⑤~フラミンゴと牛と向き合う~

ぱちり

.

主人公の目が覚めた音です。

心地よい昼寝からの目覚め、さあ、まだまだ今日はやることがあるぞ。

.

HPが回復した主人公の足取りは軽い。

荷物をまとめて、再び宿を出発。

.

向かった先は、日中に一度入った温泉。

何をしたいのかというと、プールへ入ってみたい。

 

今回、せっかくのリゾートを満喫したいと思っていた主人公は、気合を入れて水着も2着持ってきており、シュノーケリングではタイツ装着の上での水着着用だったので、せっかくの機会、リゾートのプールでビキニを着るという一つの楽しみであり挑戦をしてみようと思っていたのだ。

.

日中と同様、受付を済ませてロッカーのカギを受け取り、更衣室へ。

ありがたいことにタオルも貸し出してくれる。

.

地元で海に行った時以来眠っていたビキニに着替えていざプールエリアへ。

.

入っていくと、先ほどの温泉と同様に亜熱帯な雰囲気醸し出す装飾が施されたプールが。

夕方の時間帯ということもあり、プールはややすいている。

.

1人でプールにいる客は主人公以外には見当たらないが、構わずじゃぶじゃぶと入水していく。

.

水ではなく、ぬるめの温水プールだ。これなら日が沈んでも寒くない。

 

プールには休める椅子や、洞窟エリア等あり、広大な面積ではないが、ゆったりと過ごすには十分すぎる空間だった。

夕暮れ時で、ライトアップも開始されて、雰囲気も倍増。

.

人生で一度はやってみたかったリゾートプールビキニ。

さらにナイトプールというものにも若者として、興味がないと言ったらウソになるお年頃。

本場のナイトプールとはきっと雰囲気は違うだろうが、薄暗いライトアップされた空間のプールでちょっぴりないと気分を楽しむ。

.

1人プール、何をしたらいいんでしょうね、と、例の沖縄在住経験のあるジムのトレーナーさんと出発前に話していたが、水の中を彷徨い、漂い、水辺でボケっとしていたら、あっという間に時間がたっていた。心配ご無用であった。

.

ぼちぼち雰囲気を満喫したところで、お昼以来のお風呂エリアへ移動。

まったりとシャワーを浴びて、少し気になっていたサウナにも入ってみる。

いい香りのするサウナで身体もポッカポカに温まったところで、温泉を後にした。

.

1日で2回も温泉に入るとは…なかなかの満喫度合だな。

.

さて、現在時刻は18時30分。

夕食の与薬は20時15分。

この1時間半ほどで何をするか、もう主人公の心は決まっている。

.

そう、リゾート内のお土産屋さんでのお土産調達と、ファンキー・フラミンゴなるライブ・ダイニングバーへレッツゴーだ。

.

ありがたいことに、温泉、焼き肉屋、お土産屋、ファンキー・フラミンゴは非常に近いエリアに位置しており、徒歩で移動できる。

.

まずはお土産を調達するべく、お店へ。

購入したのは紅芋タルト、ウミガメと宮古ブルーのマグネット。

今回の一人旅は、あまり周りの人には知らせずに来たため、お土産も最小限。

.

ちなみに、マグネットなんて必要ないじゃないかと思う方もいるかもしれないが、主人公は旅行先で気に入ったデザインのマグネットがあれば必ず勝って帰るようにしている。

.

それらは冷蔵庫の扉にディスプレイされるのだが、日常の中で、その冷蔵庫にあるマグネットを見てああ、こんなところに行ったなと旅に思いをはせるきっかけ役になってもらうために購入する。

.

満足なお土産購入を終え、お隣のファンキー・フラミンゴへ突撃。

.

なぜここに行こうと決めたかというと、主人公、まずはアルコール激弱で、普段はバーなんて場所にはほとんど足を踏み入れない。

 

しかし、今回は人生初一人旅、大人旅を満喫したい。

その一心で、バーへの挑戦を試みたのだ。

 

ファンキー・フラミンゴは、リゾートの中でも予約が不要で、さらに面白いことに、少しレトロな楽曲をライブショーで見られるという。

1人で手持ち豚差にもなることなく、ショーを楽しめるのは、今回初挑戦の主人公にとっては打ってつけの場所かもしれない。

 

既にズンチャカ大きな音でリズムが刻まれている店内へと、入店。

始めにドリンクを注文し、会計を済ませる。

 

頼んだのは、ノンアルコールの「ファンキー・フラミンゴ」。

全く何味か予測できない謎のドリンクは、主人公大好き。

店の名前を背負うくらいだから、おいしいに違いないと迷わず注文。

.

ドリンクを受け取り、与薬がない人は立ち飲みということで、立ち飲み席の隅っこでドリンクを片手にショーを楽しむ。

.

始めは知らない曲も多かったが、ぽつぽつと誰もが知っている有名曲を演奏してくれ、1人ながらリズムに乗ってショーを楽しんだ。

 

普段じゃなかなか体験できない空間で、皆が愉快に音楽と料理・ドリンクを楽しむ。

とても良い空間だなぁ、こういう瞬間があるから、毎日みんなせっせと頑張ることができるんだなぁなんて思ったりする。

 

思えばこの旅、もう1日も残っていない。

アルコールなんて入っていないのに、なんだかちょっぴり物寂しい気持ちになってしまう。

.

そんなセンチメンタリーな時間を終えて、バーを出る。

.

20時05分、待っていました、この時を。

センチメンタルな気分も吹き飛ばす、焼き肉の煙湧きたつ「琉宮苑」へ…!!!

.

予約していたのですんなりと席へ通してもらう。

1人なのに、反個室のなんだかよさげな席。ありがとうございます。

.

メニュー表を渡され、じっくりと自分の身体と相談してベストなお肉時間を過ごすために熟考する。

.

焼き肉屋に来たものの、元々主人公はお肉をたくさん食べる方ではない。

母親が野菜好きで私もその血を引いている。

だから、コースというよりは、本当に食べたいお肉だけを単品で食べようと決めた。

.

注文したのは、宮古牛のカルビ、本日の赤身(忘れてしまった…)、紅芋、シークヮーサージュース。

.

ここは欲張らず、食べたいものを上品に1枚1枚と向き合おう。

.

注文を終えると続々と品物が届いて、あっという間に4品テーブルに並べられる。

そしてなんというお肉の美しさ。

光輝いて見える。

.

炭火を入れてもらい、いざ実食。

.

始めは贅沢に、というか空腹のあまり勢い余って4枚1度に焼いてしまう。

.

上品でやや薄めの主人公好みのお肉。

すぐに焼きあがった。

普段は好きなものは一番最後にとっておく派かつベジファーストな主人公だが、今日だけは、一番期待度が高い、カルビからいただく。

.

ぱく

.

はい、この瞬間、反射的に心に浮かんだひとことは、「今日死んでもいい。」でした。

.

まさか、一人旅で自分の死を意識する瞬間があるとは思いもしなかったが、きっとこれまでの思い出と空腹と宮古牛のおいしさが私の幸福値を最高地点まで引っ張り上げたのだろう。

本当に心から、今日命の終わりが告げられたとしても、私は悔いはないと思えたのだった。

その後は4枚いっぺんに焼くなんて贅沢が過ぎたと反省し、一枚一枚を丁寧に丁寧に時間をかけてゆっくりと眺めながら、お肉とお芋を堪能した主人公だったのでした。

.

皆さんが今までで食べた中で、最高のごはんってどんなご飯ですか?

.

.

続く

.

宮古島旅行記④~カヌーでぷかぷかとほっこり温泉~

大満足シュノーケリングを終え、少しビーチを移動。

 

次なる目的地はなんと携帯の電波が届かない場所になるそう。

自然豊かな宮古島で、強制デジタルデトックスができるとは、すばらしい。

.

ビーチへの移動は車であるが、駐車場も少ないため、私はガイドさんの車に乗せていただき、移動開始。

.

道中に、

一人旅の人は意外と多いですよ。

とか、

僕は関西からこっちに移住して6か月くらいですよ。

とか、

また何か月か後には関西に戻って商社に勤めますよ。

とか、

色々とお話をしてくれた。

.

宮古島で働く人たちは、元々住んでいる人ももちろんいるが、移住してきた人も多いらしい。

たしかに、この2日間で宮古島にすっかり魅了され、返りたくないという気持ちがすでに芽生えている私にも、完全に理解できる話だ。

.

そんなこんなで次なる目的地に到着。

 

次のアクティビティは、SUP or カヌー体験。

前日の連絡で、どちらがいいか尋ねられ、私は3日目に別のツアーでSUPをする予定だったので、本日はカヌーを選択。

.

簡単な説明を済ませ、さっそく体験へ。

 

先ほどは海の中から宮古ブルーを堪能したが、今回は、その青の上でスルスルと滑る。

泳ぐ必要がなく、カヌーは転覆のリスクもほぼないために、非常にゆったりとその青を堪能できる。

.

深めのところであっても、しっかりと海底まで見える子の透明度、何度見ても感動する。

f:id:hissha-ha-oekaki-co:20241025183746j:image

ガイドさんが、本当はこっち行くなって言われてるけど、どうしても見せたいので少しだけお連れしますね。

 

と、ガイドさん一押しの隠れスポットへ。

 

少し流れが強く、難易度が高いらしいが、行ってみると水の力で形成された天然の階段が。

自然は不思議で美しい。

.

のんびりゆらゆらぷかぷかと、宮古島のブルーを堪能し、ツアーは穏やかに終了した。

.

終了後は、駐車場で解散。

朝からゼリーしか口にしていないので空腹だったから、本当はご飯を食べに行きたかったが、水着のままだったので、一旦シャワーを浴びようと思う。

せっかくなので、リゾート内にある温泉に入り行くことに。

.

シギラ黄金温泉へ。

沖縄に温泉とは、まったくイメージがなかったので気になっていた。

施設にはプールやスパ、カフェなども併設されていた。

受付を済ませて、温泉コーナーへ。

中は亜熱帯な雰囲気漂う、素敵なお風呂。

シャワーを済ませて浴槽へ。

.

時刻は午後1時。

昼下がりの温泉の何たる贅沢や。

.

元々温泉好きであるが、特にこの、普段であれば大人は働いているであろう時間に、まっったりと入る温泉が好きで仕方ない。

.

そんな贅沢時間を過ごし、心も体もほっこりしたところで、温泉を後にした。

雰囲気も良いし、また来たいな…。

.

さて、お待たせしました、胃腸さん、ご飯のお時間です。

あまり遠くに行く体力はなかったので、リゾート内で入れそうなお店を探す。

.

窓の外の海を眺めながら食事ができる、イタリアンがあったので、そちらへ。

.

ランチも終盤の時間で、平日だったからか、先客は2組だけ。

すぐに窓際の隅の席へと案内してもらえた。

.

ランチメニューの説明を受け、注文。

パスタ好きの主人公は迷いなくパスタセットを注文した。

.

普段は健康のためを思ってあまりジュースも飲まないようにしているが、こういう旅の時はご当地のジュースなんかを飲みたくなる。

セットドリンクは、シークヮーサージュースで決まりだ。

.

f:id:hissha-ha-oekaki-co:20241025184458j:image

ドリンク、前菜、メイン、デザートと、充実のお昼を宮古島の海とともに堪能。

水の中で消耗された体力がおいしいご飯のエネルギーで満たされていく…。

.

ごちそうさまでした。

.

ご飯を食べ終えたら、何が待っていると思いますか?

.

そうです、睡魔です。

早起きして海に入り、炭水化物をしっかり摂取したことで、ちょうど心地よい眠気が到来。

午後からもまだ動き回りたいから、一旦ホテルに帰って仮眠をとるのがベストだろう。

.

眠い目をこすりながら、ホテルに一時帰還。

明日も水着たちを使用するのと、自宅帰宅後に洗濯物の嵐に戸惑わないように、ホテルのランドリーコーナーで洗濯を回す。

そして、贅沢なホテルのお部屋で一寝入り…。

.

プールの後の午後の授業は強烈に心地よい眠気がありますが、まさにあの状態で、どろっとふわっと心地よい眠気に包まれて、夢に誘われていく主人公なのでした…。

.

続く

.

.

宮古島旅行記③〜ウミガメ氏とニモ様達〜海ってすごい

トゥトゥトゥ トゥトゥトゥ…

 

いつもの目覚ましの音だ、目を覚まさなくては。

.

旅の疲れでまだ体は眠りたいと言っているが、動き出したくてウズウズしている心に引っ張られて体を起こす。

.

さあ、今日はウミガメ様に会うべく、朝からシュノーケリングの日だ。

 

この旅のメインの一つである。

.

午前中のコースを予約していたので、集合は朝8時。

 

すぐ近くのビーチの駐車場に向かう。

.

連日の旅行飯により、お腹を少し休ませたいので、本来であれば朝食は抜きにしたいが、海の中でエネルギー切れを起こしたら大変だ。

と、昨日イオンで買っておいたウイダーインゼリーをクイッと流し込む。

.

タイツとアンダーの上に水着を着て、いざ、出発。

.

朝の空気は澄んでいるけど、宮古島の太陽はもうサンサンと勢いよく世を照らしていた。

.

集合場所の駐車場に到着。

車の中で待機する。

.

ドキドキワクワクソワソワしていると、携帯に着信。

今日のツアーのガイドさんからの連絡だった。

到着していたら先に説明と同意書に署名をとのこと。

車のナンバーを伝え、説明に来てもらう。

.

しっかりと署名をし、ガイドさんの元へ。

今日はもう1組、一緒にツアーに参加するらしく、その方々が来るのを待つ。

.

先にフィンとシューズ、ライフガードをもらい装着する。

.

しばらくすると5人組の女子グループが合流し、簡単な説明を終えて、いざ、海へ出発!!

.

ウミガメ氏に会えるか、ドキドキ…

とおもっていたら、

.

「あ、あそこにいますね。」

.

と、ガイドさん。

なんとまあそんなすぐにお会いしてよいものですか?!?!

と思いつつ、海に顔をつける。

 

すると数メートル先に、まさにあのテレビで見ていたウミガメ氏の姿が…!!

f:id:hissha-ha-oekaki-co:20241024204302j:image

透き通った目に、くっきりと描き出された鼈甲模様。

すごい、本当に、こんな美しいのか。

.

ウミガメ氏に気を取られていたが、まず、今いる海自体、透明度が高すぎて、どこまでも見渡せる。

 

宮古ブルーとウミガメと、なんという贅沢な光景なんだろうか。

 

ガイドさんがウミガメ氏と一緒に写真を何枚も撮ってくれる。

海の中でのポージングは難しかったが、頑張って流されないように、ウミガメ氏とのツーショットを収める。

 

主人公の撮影の後、もうひとグループの撮影。

.

下を見れば透き通った海と魚たち、顔を上げれば元気100倍シャイニングサン、、

ぷかぷかと浮かびながら、幸せ極まりない時間が流れた。

.

ウミガメ氏との撮影を終えると、次はかの有名な映画の主人公、ニモ達を探しに。

 

少しばかり泳いだところで、ニモ達のお家、イソギンチャクに到着。

 

モサモサゆらゆら揺られるイソギンチャクの中をじっと見ているとピョコッとニモたちの姿が…!

f:id:hissha-ha-oekaki-co:20241024204413j:image

かわいい。

 

自然界とは思えないカラフルな配色にちゅるんとしたお身体。

 

なるほど、ディズニーが主人公に描きたくなるわけだ。

.

ちなみに、先ほどのウミガメ氏もニモの作中に登場するが、実物のウミガメ氏の動きを見て、作中の動作が全く同じであり、作品の再現度の高さに驚いた。

.

さて、ニモ家の前でも記念撮影。

カワイイニモ様との思い出も記録に残すことができた。

満足しすきてバチが当たりそうだ。

.

ウミガメ氏とニモ達との逢瀬を果たし、一旦第一ツアーは終了。

.

このまま、次のアクティビティへと移動する。

.

.

海の可愛く尊い生き物たちと盛りだくさん触れ合うことができ、非常に満たされた、拍手喝采スタンディングオベーションな時間でした。

.

続く

.

.
f:id:hissha-ha-oekaki-co:20241024204258j:image

 

 

宮古島旅行記②~星空観賞会~腹が減っては戦はできぬ

ではでは、ついに星空観賞編に!

.

の前に、ちょっくら買い出しに。

行き帰りの荷物は最小限にとどめたので、現地でしか使わないものは現地で調達。

買いたいのは、ビーチサンダル、濡れた後に車の座席に敷くレジャーシート、シュノーケリング時のスパッツ。

そしてそして、ホテルでまったり飲む用のオリオンビール、おつまみ。

これらを調達しに、ダイソーマックスバリューへ。

.

 ダイソーでかわいいピンク色のもこもこシリコンスリッパと、レジャーシート、夏用のスパッツを購入。

 今の時代、なんでも百均で揃ってしまうんだなあ。ありがとう、ダイソー

.

 そしてお隣のマックスバリューでビールたちをお出迎え。

 飲みたいといっても私は非常にお酒に弱く、アルコール消毒ですら皮膚が赤くなる。

 おそらくあまり飲んではいけない体質だと思うが、沖縄に来て飲まない訳にはいかない。

 贅沢なホテル時間を過ごすべく、オリオンクラフトビールとオリオンWATTAのシークワーサー味、宮古島限定のナッツのお菓子を購入した。

.

 これで今夜の舞台は整った。

.

 さて、ではいざ、星空観賞へ…

.

 の前に、腹が減っては戦はできぬ。

 先ほどタコライスはしっかり食べましたが、まだデザートを食べていません。

 沖縄といえば、皆さんご存じブルーシールです。

.

 宮古島には2店舗あり、星空観賞をする場所へ向かう途中の道にある店舗へ。

 なんと、そのテンポはスペシャル映え店舗となっており、ドアの前で巨大なアイスがお出迎え。

.

 内装にビビりながらも、注文したのはブルーウェーブと紅芋。すみません、ダブルです。購入して店内の空いている場所を探すも見つからず、店のど真ん中にあるアイスのいすに腰掛けて食べ始める。

ブルーシール

.

 うまい。おいしい。最高。

 10月でもまだまだ暑い宮古島、夏の夜のアイスはなぜこんなにもおいしいのでしょうか。

.

 と、おいしく食べていると、奥の方に普通のテーブル席を発見。そそくさと移動する。

 ちびっこや若いお姉ちゃんたちが店内にいたから、なぜ私のような一人客が超絶映えモニュメントに腰かけて一人アイスを食べているのか、恐らく物珍しかっただろう。

.

 涼しい店内で冷たいアイスを食べ終わり、心も体も準備万端。

.

次こそ星空観賞へ向かいます。

今回は、星空フォトを撮ってもらうツアーに申し込んでいた。

おそらく、こんな星空を見ることは人生でもこの先10回あれば多いほうだと思う。

せっかくなら、旅の思い出としても残しておきたいと思った。星空はさすがのiPhoneでも限界があるし、暗闇で自撮りをしたらただのホラー画像が出来上がってしまう。

そのため、プロにお願いすることにした。

.

 集合場所は宮古島から大きな橋を渡っていく、伊良部島のとあるスポット。

 星を見るのに絶好の場所というのは、其れすなわち、周辺に街頭や高い建物がない場所。

 はい、行くまでの道のり、一人肝試しをしているかのようで、非常に怖かったです。

 音楽を流していても、恐怖が打ち勝ってしまったので、私が良く聞いているポッドキャストを爆音で流し、必死に安心感を創り出していました。

.

 そんな気持ちを乗り越え、何とか集合場所へ。

.

 車から降りて、まず空を見る。

.

 …。

.

 きれいすぎて言葉が出なかった。

 満天の星空を目の前に、首がおれそうになるほど必死で空を見上げた。

.

 しばらくそうやって空を眺めていると、撮影者の方が声をかけてくれた。

.

 「すみません、今日ここにちょうど雲がかかっているみたいで…待っていると1.2時間は押しそうなので、場所は移動してもいいですか?」

.

 とのこと。私としてはもう十分にきれいな星空をみて満足しているが、これ以上に星が見える場所へ案内してくれるらしい。

 ありがとうございます。

.

 というわけで、次なるスポットへ移動した。

.

 行った先はちょっとした宮古島の夜景も見える小さな丘。

 さあ、車を降りると再び満天の星空。

こんな夜、最高が過ぎている。

.

 私の前に、一組カップルが撮影をするとのことだったので、私はおふたりの大切な時間を邪魔しないようにと、少し離れた場所で必死に空を眺めていた。

 少し高台なので、風も心地よく吹いている。

 ずっとずっと、この星を眺めていたいと思った。

.

 30分ほど待っただろうか、カップルの撮影が終わり、私も写真を撮ってもらう。

 ポージングなんてしたことはないので、カメラマンさんの言うとおりに体を動かす。

.

 撮影中も星空がきれいすぎて、意識はそちらにばかり向いていた。

.

 撮り慣れているカメラマンはあっという間に素晴らしい作品を撮り終えた。

.

 チラッと見せてもらったが美しすぎて、とても良い旅の思い出になった。

 よく考えたら、人に自分の写真を撮ってもらうなんて言う経験、めったにできない。

 それも含め非常に貴重な体験だったと思う。

,

 さて、こうして私の旅の目的 ③星空を見ること は、達成されたのでした。

星空観賞

.

 余談ですが、実は主人公、この夏ハマった1曲がありました。

 それは、由薫さんの「星月夜」。

 そうです、こんな夜に聞かないで五木区のランキング1位(主人公調べ)のとても美しく、心に響く柔らかくも強い一曲です。

 これを星空を見ながら聞くこともサブ目標としていましたが、無事に、こちらも達成しましたとさ。

.

 星を見て、写真を撮ってもらい、大満足で帰路につく主人公。

 帰りは気分が上がっていたからか、怖くもない。

.

 ホテルについて、荷物と一緒に部屋に帰る。

 少し夜風に当たって体が冷えたので、一旦お風呂に入る。

 お風呂を上がったら、さあ、オリオンビールとおつまみで乾杯して、昼間読めなかった本も少し読もう。

ORION WATTA

.

 と思っていたけど、体温低下とアルコールと台湾から引きずっている旅の連れで身体は完全に副交感神経優位。

 気づけば本は閉じられ、主人公は夢の世界へと誘われていたのでした。

.

 さあ、明日はどんな宮古島プランが待っているのでしょうか。

.

 おやすみ、幸せな過去の主人公くん。

.

続く

.

.