ネットとリアル、どちらで交流範囲を広げて深めるか
「ぺんちゃん日記 - 50の壁を越えられないリア充ブロガーと越えるはてなー」を読んで。
リア充ブロガーとかはてなーとかは釣り文句なのでどうでもよくて、知り合いに向けて書いているか不特定多数に向けて書いてるかの違いが興味深かったので。
知り合い(身内)に対して何かを書くのか、それとも不特定多数に対して何かを書くのか。
知り合いに対して何かを書く場合はある意味普段の会話の延長上みたいな部分があって、だからこそ書かれたものに対してコメントを欲するのだろうし、書き逃げ禁止!みたいな文化が生まれるんでしょう。mixiは正にそんな感じだし、ブログでもSNSに近いYahooブログなどはこういう空気があります。
一方、不特定多数に対して何かを書くってスタイルの場合、その全てが大きなアクセスを生み出すわけではありませんが、大きなアクセスが生まれればそれなりの反応が返ってきます。ただ、知り合い同士のやりとりのようにコメントを返さなくちゃいけない、などの縛りはありませんから、知り合いに向けて書いている場合のような過度のコメントやりとりは生まれにくい。
コメントする場が元ブログではないはてブコメントのような場合だとコメントがつく率が上がるところから、各人思うところがない訳ではないんだけど、直接面識のないブログのコメント欄にコメントを書くってのはかなり抵抗がある行為なんでしょう。
ネットで一部の人(知り合いなど)と深いコミュニケーションを取れば、それでいっぱいいっぱいになる。ネットで幅広い人に向けて書けば大きな反応が得られる場合があるけれど、その全てと深いコミュニケーションは取れない。
こうして考えてみると、友達たくさんで広く浅く付き合うリア充たちがネット上では狭くて深い付き合いをしていて、一見コミュニケーション不全なはてなー達が広くて浅い付き合いをしているんですよね。面白いなぁと思いました。
自分の交流範囲を広げる場と深い交流を持つ場を考えたときに、「リアルで交流範囲を広げネットで深い交流を持つ人」「ネットで交流範囲を広げリアルで深い交流を持つ人」という風に別れるのは面白い現象。
どっちにせよ、人がコミュニケーションに費やせるリソースは限られているので、両方のパターンを・・・って訳にはいかなさそうです。