研修医が心打たれた『七夕の短冊』 入院中の患者が願ったのは… 「なんて優しい」「泣いた」
公開: 更新:


約5000本の『花桃』が咲き誇り… 絶景に「現世とは思えない」2025年4月1日、フォトグラファーのAyuMi(@a_yumi0425)さんは、Xに『花桃』の絶景を収めた写真を投稿しました。「長野県には桃源郷があります」というコメントとともに、公開された1枚がこちらです。

『被害者のような顔』をする柴犬 理由に「そりゃ睨まれるわ」「笑った」こちらを『チラ見』する柴犬の、おもちくん。体には、飼い主さんがなで回したであろう手形がくっきりと付いていました。
- 出典
- @BookloverMD
精神科医のいちは(@BookloverMD)さんは、七夕が近付くと思い出すことがあるといいます。
ある患者の『願い』
いちはさんが研修医として勤めて2年目のある日、統合失調症を患い、何十年も入院している患者さんが書いた『七夕の短冊』を目にしました。
そこには、こんな言葉が書かれてあったそうです。
「ミナサンタイインデキマスヨウニ」
自分のことでなく、ほかの入院患者たちの回復を願い「みんなが退院できますように」と書いた患者さん。
切なくも優しい願いに、いちはさんは感動し、「精神科医になる」と決意したそうです。
この投稿に対し「なんて心のきれいな人なのでしょう」「不意打ちで感動してしまいました」などのコメントが寄せられました。
生きづらさを抱えて、傷付き苦しい想いをたくさんしてきたであろう患者さん。それでも他者の幸せを祈る優しさを失わない姿に、心打たれます。
そして、そんな人々に寄り添い続けようと決めた、いちはさんの志がとても素敵ですね。
[文・構成/grape編集部]