傷付いた犬たちを救った1匹の犬 温かい愛に包まれ、虹の橋を渡る
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近づいてきたカラスを撮影 瞳をよく見ると?「すげぇ!」「びっくり」野鳥の生活を観察するバードウォッチングが趣味の、富士鷹なすび(@nasubifujitaka)さん。 ある日、外出をしていた際に、カラスが目の前まで近付いてきたそうです。

枝にいるのは鳥ではありません! 北海道で撮った1枚に「いいことがありそう」「お祈りしてる」写真家の長谷野乃子(@nagatani_nonoko)さんは、北海道の上川郡東川町で木の枝にでくつろぐある生き物を撮影しました。
シカゴの動物保護団体『Trio Animal Foundation』(以下、TAF)。
TAFが公式Facebookに公表した、ある1匹の犬の訃報に、1万3千人を超える人たちが悲しみの声を上げています。
多くの犬を救ったセラピードッグ
犬の名前はミラー。TAFのセラピードッグとして、5年もの間働いていました。
2012年に、街中でさまよっていたところを警察官に保護され、TAFにやってきたミラー。
数々のトレーニングを受け、晴れてスタッフの一員となったミラーは、徐々にその才能を開花させていきます。
TAFにやってくる、さまざまな事情を抱えた犬たち。
ミラーは、ひどい虐待を受けて心に傷を負った犬や、病気で元気のない犬に寄り添い続けました。
犬たちの恐怖心をやわらげ、ほかの犬や人間たちと再び交流できるよう、取り計らう役割を担ったのです。
ミラーによって、社会復帰できた犬は、数えきれないほどいます。その中には、同じようにセラピードッグとして、TAFで働く犬もいるのだとか。
功績を認められ、2017年の10月に、ミラーはシカゴの警察署から『名誉犬』という素晴らしい称号を与えられました。
末期の肝臓がんが見つかり、治療をしていたミラー。最期の時は、大好きな仲間たちと過ごしました。
TAFは、ミラーのことを「真のヒーローであり、スタッフの一員としてかけがえのない存在だった」と語ります。
TAFの投稿に、多くの人々から追悼のコメントが寄せられました。
・本当にさびしい。ずっと忘れないよ。
・いままでたくさんの優しさをありがとう。
・安らかに眠ってね。あなたのことを愛しているよ。
傷付いた犬たちを深い愛情で包み、心を癒してきたミラー。ミラーの残した功績は、今後も語り継がれていくことでしょう。
[文・構成/grape編集部]