店主「もはや『作品』」 紙袋を回収してエコバッグにしている書店、思いもよらない寄付があり?
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2020年7月から有料化された、レジ袋。
プラスチック製の袋の使用を削減しようと始まった動きです。
2025年3月現在、レジ袋は有料化が当たり前となり、エコバッグを持ち歩く人も増えたでしょう。
販売店の中には、プラスチック製のレジ袋から紙袋に変えた店も…。そのため、家に紙袋が増えたという人もいるかもしれませんね。
島根県出雲市で新本と古本を売っている書店『句読点』。
同月22日に、Xアカウント(@books_qutoten)で「嬉しい出来事」とつづって、客とのエピソードを投稿しました。
いらない紙袋を寄付、すると…?
同店では、客からいらなくなった紙袋をもらって、レジの前に置いているといいます。
袋が欲しい人は、そこから自由に取っていいというスタイルにしているのだとか。
店主によると、この取り組みをする前から、袋が欲しい人には、ありあわせの袋に入れて渡していたといいます。
しかし、ある時「お客さんからも、使っていない紙袋をもらえばいいのでは」と思い付いて、SNSで呼びかけを始めたそうです。
店主が『嬉しい出来事』と称したのは、まさにこの紙袋に関するエピソードでした。
客が持ってきたのは、なんと…英字新聞を使って自作したという紙袋!
店主は「めちゃくちゃかっこよくて、丁寧に作り込まれていて、どの面を表に出すかとかデザイン的にも工夫されたんだろうと想像できる」と大絶賛。
もはや『作品』ともいえる手作りの紙袋は、持ち手も含めて全部新聞紙でできているといいます。
新聞紙でできているものの、丁寧に作り込まれているため「かなり丈夫そう」とつづっていました。
ネット上では、素敵な手作りの紙袋だけでなく、店の取り組みにも称賛の声が寄せられています。
・クオリティが高い!とてもいい取り組みだと思う。
・これいいな~!すごく欲しい。センスの塊。
・素敵すぎる。こういうシステムが増えるといいですね!
・この紙袋が欲しいがために、買い物をしちゃう。
・発想も、優しさもすべてが素晴らしい。
店主によると、紙袋は、本をまとめて買う人や旅行で買いに来た人がよく使っているそうです。
たくさんの人が「家で余っていたから」と紙袋を持ってきてくれるなど、反響もある様子。しかし、手作りの袋を持ってきた人は今回が初めてだったといいます。
店主は、「お客さんが『これ、使わせてもらいますね』といって、置いてある紙袋を使ってくれている」と、明かしてくれました。
新聞でできた紙袋は、作った人の想いもこもっていることでしょう。客にも、地球にも優しい取り組みですね!
[文・構成/grape編集部]