ウエディングドレスを解体して? 生まれ変わった1着に「その考えはなかった」
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

リンゴの形をしたキーホルダー 実はこれ…「もっと輪を広げたい」「素敵な活動」漫画家の、ずくなし黒岩(@kurokuroyuyuyu)さんがXに写真を公開。ねぷた絵を「なんとか残せないか、いろいろな人にこの美しさを伝えられないか」と、頭をひねり始めたのがきっかけで、2023年の秋頃からある活動を始めたといいます。活動の一環として完成させた作品とは…。
人生の門出ともいえる結婚式やフォトセッションで着用される、ウエディングドレス。
きれいな状態を維持する必要があるので、一定程度の回数レンタルされたら廃棄されてしまうことをご存知ですか。
特別な日を彩るために、品質の高いウエディングドレスを用意するのは、ウエディングに携わるスタッフからの最高のおもてなしといえるでしょう。
しかし、ウエディング事業をおこなっている、株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ(以下、T&G)のスタッフは、ドレスが廃棄されている実態に歯がゆさを感じていたようで…。
廃棄されるウエディングドレスに新たな命を
ファッションと文化の中心地の1つである、東京都港区の表参道。
そこから1つ路地に入ると、大きな窓ガラスが目を引く建物が姿を現します。
筆者が足を運んだのは、同社が運営している、ドレスショップ『MIRROR MIRROR』の表参道店です。
たくさんの人たちに、自分らしく輝ける1着を提案してきた場所には、さまざまなデザインのウエディングドレスがずらり。
純白なドレスやトレンドに合わせたデザインの隣には…個性的なデザインのドレスが並んでいました。
これらのドレスは、2022年に誕生した『サステナブルドレス』。
一見すると、洗練された見た目で、おしゃれなウエディングドレスですが、どのようなところが『サステナブル』なのでしょうか。
捨てられるはずだったドレスと花が?
『MIRROR MIRROR』では、ドレスの廃棄を長年の課題としており、解決の手段として『サステナブルドレス』が誕生しました。
『サステナブルドレス』には、『アップサイクルドレス』と『ボタニカル・ダイ ドレス』の2種類があるとのこと。
最初に発表された『アップサイクルドレス』は、廃棄予定のドレスを1着ずつ手作業で解体し、布地やビーズ、レースなどを再構築して作られています。
なんとこちらのジャケットドレスは、裾だった部分を使って、ふんわりとした袖のデザインを作っているのだとか!
元のドレスのよさを生かし、新しいドレスを縫製しているのが分かりますね。
また、2023年に誕生した『ボタニカル・ダイ ドレス』も、廃棄されるはずだった『ある物』を使っているとか。
柔らかなピンク色が印象的なカラードレス。
結婚式場で装花として飾られた草花などから染料を作り、生地を染めているとのこと!
染料のうち、60%以上が植物由来だからこそ、鮮やかで温かみのある発色になっているそうです。