逗子・葉山の海と山とその他の日記

森戸神社と森戸海岸

今期の冬休みは9日間と破格の長さなのだが、特にどこかに出掛けようという予定もなかったので、それじゃ飽きるだろうと年末の29日、神奈川県は逗子・葉山の海と山を眺めに行った。

向かうはまず森戸海岸の岬に建つ森戸神社。森戸神社は平安時代末期、源頼朝公が創建したとされる神社で、850年の歴史を有するという。まあ実は神社仏閣に興味があるというわけではなく、オレの相方さんが趣味とする「関東にある鳥居巡り」に付き合う形で出掛けたのだ。

森戸神社に軽くお参りし、神社裏手の海岸入口へと向かうと、石原裕次郎の石碑がお出迎え。神奈川の海と言えば裕次郎だよね!

森戸海岸から海を臨む景色はまさに絶景。海を挟んで右手には富士山の雄姿、左手には沖合700mに浮かぶ「名島」に建つ鳥居が小さく見える。この日は風が強くウィンドサーフィンを楽しむ人のボードが滑るように海を横切っていた。

海岸沿いには岩の上に生えた「千貫松」を見ることができる。

海岸沿いの鳥居から海に目を凝らすと沖合にある鳥居と綺麗に消失点が結び合う。

 

年末だったけど遊びに来ている人もまばらで、程よくのんびりできた森戸海岸だった。

山の根熊野神社横穴墓群

葉山を後にして逗子へ。逗子駅からすぐの場所に古代に作られた横穴の穴墓が多数あるのだという。まずは熊野神社へ。

熊野神社の裏手にある小ぶりな山を登ってゆくとこんな穴墓があるのだ。「山の根熊野神社横穴墓群」と呼ばれるものらしい。

古墳時代終末期、7,8世紀に作られた墓なのだという。逗子の山の中にはこういった墓が多数あるのらしい。住宅地のすぐそばにこんな古代の墓が残っているのがとても不思議だった。

横穴墓群を見たあと、熊野神社の裏手の山を登ってみようじゃないか、ということで登り始めたのだが、相当な急勾配な上に足場が悪く、道脇にはチェーンやトラロープが張られ、有刺鉄線まであって、ハイキングでもなんでもなくもはやアスレチック状態、60過ぎの老体には命の危険すら感じたが、一方相方はすたこらと先を進んでいた!

そして忘年会へ……

逗子・葉山の海と山を堪能した後は横浜へと戻り、この日予定していた友人との忘年会へ。オレと相方さんと友人の3人で、たっぷりビール飲んでつまみも食べて、しょーもない話題で盛り上がっておりました。

たらふくビールも飲んだので河岸を変え、みんなで駅地下のカフェへ。ここのタルトが美味くて、ビール飲んだ後にここに来るの定番となってるんだよね。お店に入りタルトのサンプルを見せられた時の気分の上がり方と言ったら!ええとみんな下さい!

友人からは引っ越し祝いということでワインをいただいた。なんとこのワイン、デヴィッド・ボウイをモチーフとしたワインなんですよ!友人の人ありがとう!

一緒に天然海老をたっぷり使った煎餅「なごや天婦羅」もいただきました。

(おしまい)