Gitの操作を間違ってしまった時に簡単に元に戻せる「git undo」を使う方法
プログラミングを行う上でバージョン管理システムとしてよく利用される「Git」において、ほとんどの操作をやり直せるコマンド「git undo」をTwitterで働くエンジニアのarxanasさんが開発・公開しています。
git undo: We can do better
https://blog.waleedkhan.name/git-undo/
Gitはユーザーのさまざまなうっかりミスに対してデータが失われにくい構造に設計されているものの、実際に操作ミスをしてしまった際にもとの状態に戻すにはそれぞれの状況に応じて別のコマンドを使わなくてはならず、「初心者がさらに間違いを重ねて複雑怪奇な状態にしてしまう」というケースがありがち。
こうした状況を解決するためにarxanasさんが開発したのが「git undo」です。git undoはその名の通り、間違って行ってしまった操作をやり直せるコマンドとなっています。いくつかデモムービーが用意されており、例えば間違って「--amend」で置き換えてしまったコミットを修正する様子は以下の通り。
正しいコミット「foo」が間違ったコミット「foo bad」に置き換えられています。
git undoを起動すると、「どんな操作を行って元に戻すつもりなのか」が表示されるので、問題なければ「y」を入力します。これで一件落着。
また、マージの際にコンフリクトの解決方法を間違ってしまった場合の修正についてもデモムービーが用意されています。
git undo機能はGitのreference-transactionフックを利用して作成されているとのこと。コードがGitHub上に公開されているほか、インストール方法もGitHubにて確認可能となっています。
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