無料アンチウイルスソフト「G Data CloudSecurity」、アップデート不要かつ他のソフトと同時導入もOK

G Dataのアンチウイルスソフトは有効期限つきの無料版ソフト以外はすべて有償の物となっていましたが、今回完全に無料で使い続けることのできる「G Data CloudSecurity」が登場しました。

どのアンチウイルスソフトとも競合せず併用可能で、その名の通りクラウドを利用しているため、一度インストールしたらアップデートは不要というお手軽な仕様となっています。

「G Data CloudSecurity」のダウンロードとインストール方法、実際の使い方などは以下から。G Data CloudSecurity - G Data CloudSecurity

「G Data CloudSecurity」が対応しているのはInternet ExplorerとFirefoxの2種類、ブラウザに常駐してフィッシングサイトやマルウェアなどの脅威を検知してくれます。

まずはサイト上部にある「Free Download」をクリック

「ファイルを保存」をクリック

デスクトップのインストーラをダブルクリック

「実行」をクリック

言語は「English(United States)」と「German」の2種類なので、「English(United States)」を選択して「OK」をクリック

「Next」をクリック

「I accept the terms in the licence agreement」を選択して「Next」をクリック

ここで注意したいのは、「Only for me (admin)」を選択するとFirefoxのアドオンのみがインストールされ、Internet Explorerのプラグインはインストールがスキップされてしまいます。「オレはFirefox以外金輪際使わない！」という人以外は基本的に「Anyone who uses this computer(all users)」を選択し、「Install」をクリックする方が安全です。

するとインストールが始まります。

あっという間にインストールは終わります。最後に「Finish」をクリック

まずはFirefoxを立ち上げてみると、アドレスバーの左横に赤いアイコンが出現。クリックするとメニューが表示され、各種コマンドを選択できます。「Read news」はダウンロードサイトのお知らせページへのリンク、「Disable protection」はソフトをオフにするコマンド、「Test protection」はフィッシングサイトなどに引っかかった時に表示されるページをテストで表示するコマンド、「Buy G Data fullversion...」は有料版購入ページへのリンク、「Help!」はダウンロードサイトのヘルプページへのリンク、Aboutは製品情報です。

Internet Explorerも立ち上げてインストールできたかどうか確認してみます。

こちらは検索窓の直下に先ほどの赤いアイコンとソフト名が表示されています。

ソフトがマルウェアなどに反応した場合にどうなるかを見るために、「Test protection」を選択してクリックしてみます

するとこんなページが表示されました。謎の男がPCを抱えている写真に斜線が入った、何とも怪しくて危なそうなページ。

「このサイトは危険だからアクセスしない方がいい」という警告画面なのですが、「それでもアクセスしたい」時の場合のためにリンク先への接続を続行するという選択肢の真っ赤なボタンが用意されています。テストページとはいえ何となく恐ろしいですが、「Continue loading the attack site」をクリック

テストだったのでその飛び先は先ほどこのソフトをダウンロードしたページでした。

もしも警告までしか面倒を見てくれない「G Data CloudSecurity」に不安を感じたら、「Purchase G Data full version」をクリック

すると製品購入ページに飛ぶので、すぐに製品版が手に入れられるというわけ。脅威に出会った瞬間に売り込むとは実に商売上手です。

ここまでの流れをムービーで追いつつ、実際に脅威を検出している場面をムービーで見ることができます。

YouTube - 「G Data CloudSecurity」のインストール～脅威の検出


ただ、あくまで脅威を検知するだけの機能であり、駆除機能はないため、メイン利用というよりはサブマシンの簡易ウイルス対策や、別のアンチウイルスソフトの誤検知調査用の補助として使うのにちょうどいい感じです。