激動の時代を駆け抜けた「Internet Explorer 6」の葬儀が開催へ

2001年8月27日に公開され、長きにわたって数多くのユーザーが利用していた「Internet Explorer 6(IE6)」の葬儀がしめやかに執り行われることが明らかになりました。
ハードウェアやソフトウェア、ネットサービスが飛躍的な進化を遂げ、FirefoxやOpera、Safariといった競合ブラウザが「打倒IE」を目指して突き進む中を生き抜いた同ブラウザですが、いよいよその役目を終えることとなります。
詳細は以下から。
Announcement | IE6 Funeral

このページによると、「Internet Explorer 6(IE6)」は2010年3月1日に、息子の「Internet Explorer 7(IE7)」や孫娘の「Internet Explorer 8(IE8)」を残してその生涯を終えるそうです。
葬儀はアメリカのコロラド州デンバーにあるデザイン会社「Aten Design Group」の社屋で3月4日の午後7時から執り行われるとされており、現在参列者が募集されています。
ちなみにどうしてIE6がその生涯を終えるのかというと、Googleが2010年3月1日から段階的にIE6をはじめとした旧世代のブラウザのサポートを中止するためで、Googleがサポート終了に踏み切ることで、各社も追従するのではないかと考えられるからです。また、マイクロソフト自身もIE8を自動更新で配布するなどして、移行を促しています。
はたしてIE6のサポート終了で、今後ブラウザシェアはどのように移り変わるのでしょうか。なお、2010年度1月分のGIGAZINEのアクセス解析結果ではIEの利用率は47.23%、Firefoxの利用率が29.14%で、Firefoxがじわじわと追い上げる形となっていますが、IEの内訳を見てみると8.0が45.64%、7.0が32.08%、6.0が22.17%であり、IEユーザーの約5人に1人がIE6を使っている計算となるため、IE6は決して過去のブラウザというわけではないようです。
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in ソフトウェア, Posted by darkhorse_log
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