現代新書刊行書籍情報
「私たちは必死に生きた。しかし、どう死ねばよいのか、それが分からなかった」 なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることができないのか? どうして、がん患者以外は「緩和ケア」を受けることさえできないのか? 10年以上におよぶ血液透析、腎移植、再透析の末、透析を止める決断をした夫。 その壮絶な最期を看取った著者が、自らの体験と、徹底した取材で記す、慟哭の医療ノンフィクション!
定価1980円(税込)
ISBN9784065342794
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記事一覧
9年間働いてくれた義母の移植腎…長年勤めた職場を離れ、再び制約の多い透析生活に戻るまで
堀川 惠子
ノンフィクション作家
主治医が突然辞職、さらに「多発性囊胞腎」の症状が肝臓にまで及び、肝臓が5キロに肥大…移植腎が廃絶して再透析に至るまでの9年の経緯
堀川 惠子
ノンフィクション作家
透析で精一杯のころは、「自分の将来」ですら語れなかった…移植手術の「術後経過」と移植腎の「実力」
堀川 惠子
ノンフィクション作家
「がんで死ねるのは幸せだ」…「透析患者の死」はタブー視され、死の臨床に生かされない「異様な現実」
堀川 惠子
ノンフィクション作家
難病の夫を支えた著者が、「結婚指輪をもらった」ことよりも「はるかに嬉しかったこと」
堀川 惠子
ノンフィクション作家
体中に激痛、麻酔も効かず眠れない「生き地獄」…「腎臓移植手術」を受けた患者の「緊迫した日々」
堀川 惠子
ノンフィクション作家
透析を止めると、その先に「まともな出口」はない…約35万人が透析を受ける「透析大国日本」の「知られざる現実」
堀川 惠子
ノンフィクション作家
透析患者には「緩和ケア」がなく、行き場がない…多くの人が知らない、「透析患者」はどのように死を迎えているのか
堀川 惠子
ノンフィクション作家
「早朝に通院、4時間の透析を終えてから出社」「飲みたいのに、水も飲めない」…多くの人が知らない「働く透析患者」の過酷な生活
堀川 惠子
ノンフィクション作家
透析患者はなぜ「緩和ケア」を受けられないのか?…透析患者の緩和ケアをめぐる医療者たちの「大変な苦労」
堀川 惠子
ノンフィクション作家
なぜ日本では「透析患者の死」を語るのはタブー視されるのか?…「まるで透析患者に死は永遠に訪れないかのよう」
堀川 惠子
ノンフィクション作家
透析を「拒否がなければ行う」から「希望がなければ行わない」へ…死にゆく患者にできること
堀川 惠子
ノンフィクション作家
「俺はさ、バナナをいっきに食べたら簡単に死ぬらしいよ」…透析患者につきまとう「突然死」の恐怖
堀川 惠子
ノンフィクション作家
「配偶者」というだけでは、「腎移植のドナー」になれない…多くの人が知らない、ドナーになるための「厳しい条件」
堀川 惠子
ノンフィクション作家
腎移植の「待機期間」は14年以上も…透析患者が「孤独」になる「納得の理由」
堀川 惠子
ノンフィクション作家
家族でさえ知らない、透析患者が抱える「最大の苦痛」とは?「普通に歩いて通院できる」「見た目は健康な人と何一つ変わらない」が
堀川 惠子
ノンフィクション作家
日本では、「がん以外の患者の死」は今後ますますおざなりになるという「信じがたい未来」
堀川 惠子
ノンフィクション作家