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Posted by 滋賀咲くブログ at

2016年02月04日

世界最高レベルのラグビープレイヤーの悩み:金か名誉か

昨年の秋に英国でラグビーのワールドカップがあり、そこで日本チームが世界の強豪国である南アフリカを破るなどの大躍進を遂げ、にほんでもラグビーが一大ブームとなっています。
大会自体は、世界ランキング一位のニュージーランドが当初の予想通り、盤石の勝ちっぷりで優勝しました。ワールドカップというのは、プレイヤーにとって一つの区切りになるようで、この後多くの名プレイヤーが代表レベルからの引退を発表しました。ある人は国代表レベルからの引退を決め、また他の人は自分の国をでて他の国でプレーすることを選びました。そんな一人のプレイヤーの海外移籍の記事がありました。
そのプレイヤーとは、ニュージーランドのビクター・ヴィトという選手です。彼は前回、前々回のワールドカップの優勝メンバーで、8シーズンウエリントンでプレーしてきましたが、この度フランスにあるラ・ロシェルというクラブチームと契約しました。新聞の報道では、この決定を理解を示す一方で残念な決定であると伝えています。
このヴィトという選手は、2008年にウエリントンで行われた七人制のラグビー大会で彗星のごとくデビューしました。その類稀な身体能力でプレイヤーとしての階段を順調に駆け上がっていましたが、国代表のレベルではレギュラークラスを獲得できず、常に控えグループの一員でした。
多額の契約金や若手の台頭などがヴィトに契約を決断させた背景と言えます。一方でヴィト自身この数年間でようやく強豪国同士が競い合うテストレベルとはどういうものかを理解し、ブラインドサイド・フランカーに求められるものを体現できるようになり、現在のレギューラーであるカイノ選手の座を脅かすまでに成長したと言われています。なので、この段階でも海外移籍はニュージーラアンド国内では非常に残念なものと捉えられています。
ラグビーという競技はプロ化されており、多くの一流プレイヤーがプロ選手として活躍していますが、サッカーやアメフトなどと比べると収入面では雲泥の差があります。世界最高プレイヤーでも年収は一億円程度ではないかという話です。選手にとっては、引退後の生活を考えるとどうしても好条件を提示してくれるチームは魅力に感じるでしょう。また、多くの国ではプレイヤーが自国から離れてしまうと代表選手の資格を喪失すると取り決めています。このあたりは、日本のサッカー選手が海外に出て技術を磨いて日本代表になるというのとは、少し趣が違うようです。
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Posted by igfsdcbwxq2a at 09:26Comments(0)