２頭の日本ダービー馬を引き連れて──。
— 日刊ゲンダイ 競馬 (@gendai_keiba) 2024年12月22日
牡馬クラシックを走ってきた事が大一番で結実しました。
レガレイラ、１９６０年スターロッチ以来の６４年ぶり３歳牝馬の優勝です。#レガレイラ #戸崎圭太#有馬記念 pic.twitter.com/EMeo9vTm4Q
こちらは有馬記念を復習するための記事です。
- レース展開
- 各馬のレース内容、勝因・敗因は何なのか
について考察しています。
何かヒントになることがあれば幸いです(^^)
G1 有馬記念を振り返る
中山競馬場 芝 2500m ／ 斤量：定量
レース展開
【馬場】良
【勝ち時計】2:31.8
【ペース】スロー
- 200m毎のラップタイム (6.8-)11.7-12.9-12.4-12.4-13.3-12.4-12.0-11.3-11.4-11.6-11.5-12.1
- ラスト600m 35.2
2コーナーでハヤヤッコが中団から好位にポジションを上げたところから徐々にペースアップ。残り1000mぐらいからロングスパートになった。
▼当日の馬場傾向▼
12/22（日） 芝コース 馬場傾向分析#yanfebaba24
— ヤンフェ@競馬 (@yanfevreee) 2024年12月23日
【中山】Aコース8日目
時計🕰速い〜かなり速い🟧（↘️）
ポジションによる有利不利🔢
🟧やや先行有利
ややインコース有利
各馬のレース内容考察（勝因・敗因は？）
1着 レガレイラ 牝3
戸崎騎手 54.0kg（基準-2）
- ゲート内落ち着きない感じ。出負け。促し好位へ
- 1周目直線～1コーナー、少し前進気勢が強くなった
- 2周目4コーナーから追い出し、直線は苦しくなりながらも併せ馬で負けん気を見せ最後まで抜かせなかった
2500mの距離はこの馬には許容範囲ギリギリか。
メモ）
- パドック。
- 引き手2人
- 動き良く状態よさげ
2着 シャフリヤール 牡6
C.デムーロ騎手 58.0kg
- 促し中団
- 1コーナー手前まで少し前進気勢強い
- 2周目3コーナー手前から、マクっていったハヤヤッコについていく
- 4コーナー、進路を外に取りスパート
- 3,4コーナー、少し外回った
- 直線、一旦は勝ったレガレイラより前に出たが、坂を迎えたあたりで苦しくなり始めた。それでも併せ馬で最後までしぶとく走り切った
メモ）
馬具：メンコ
- 返し馬。弾む感じで良い
3着 ダノンデサイル 牡3
横山典騎手 56.0kg（基準-2）
- 結構促して先頭を取り切った
- 残り1000mぐらいからペースを上げた
- 直線、坂で苦しくなった
調教師「正直な感じを言うと、ダービーの頃と比べると若干無くしているものがあるのではないかと感じました。これからの期待感というよりは、危機感の方が強いです」
↓↓
年明け、次走発表時のコメント。調教師「有馬記念は3着になったものの春に感じていた走りとは程遠く重苦しさが見受けられ横山典弘騎手も同意見でした」
ダノンデサイルはAJCCへ 横山典弘騎手に先約で戸崎圭太騎手と新コンビ 安田調教師がSNSで発表 - サンスポZBAT!
メモ）
馬具：シャドーロール、リングハミ？、舌縛り
- 返し馬。内ラチ沿い歩かせてから
- パドック。
- 引き手2人
- 動きは良い感じだが、もう少し踏み込みが力強くなると良い
- 前走時感じた腹回りの余裕はなくなった感じ
4着 ベラジオオペラ 牡4
横山和騎手 58.0kg
- 速いスタート。促して先頭を狙う勢いで前へ
- 2コーナーでマクられ気味になった時にハミを取ったが、折り合いはついた
- 2周目3コーナー手前、前にいるダノンデサイルにプレッシャーをかける感じでスパート開始
- しかし、4コーナーでは手応え劣勢に
- 直線、苦しくなったが最後までしぶとく走り切った
騎手「2500メートルは気持ち長いかもしれません」
メモ）
馬具：シャドーロール、エッグハミ
- パドック。
- 引き手2人
- 動き良く状態よさげ
- 追い切り。
- 調教師「前走は覇気の無さを感じていました（略）今回は、覇気、活気を感じる状態です。いつものこの馬らしい状態で送り出せます」
【有馬記念】栗東レポート べラジオオペラ 上村洋行調教師「今回は状態も良く自信を持って送り出せる」｜競馬実況web｜競馬｜ラジオNIKKEI
- 調教師「絶好だった大阪杯に比べると難しいけど、前走より明らかにいい」
- 調教師「前走は覇気の無さを感じていました（略）今回は、覇気、活気を感じる状態です。いつものこの馬らしい状態で送り出せます」
- その他。調教師「天皇賞・秋の頃とは状態が違いますよ。前走よりも運動量を増やしているし、気持ち的にもビリビリしていたいい頃に戻りつつあります」
【有馬記念】チーム・ベラジオオペラで結束 上村調教師の考え「馬作り＝人作り、個人ではなくチームで」 - サンスポZBAT!
5着 ジャスティンパレス 牡5
坂井騎手 58.0kg
- 結構促し中団
- 2周目4コーナー、内から外へ押される感じ、進路が狭くなる感じになりポジション下げた
- 直線、ジワジワと再加速し良く伸びた
敗因：2周目4コーナーでスムーズさ欠いた事
メモ）
- パドック。動き良く状態よさげ
6着 アーバンシック 牡3
ルメール騎手 56.0kg（基準-2）
- 下を向いた時にスタートを切られ出遅れ。かなり促し好位へ
- 向正面でペースアップするまで終始少し前進気勢が強かった
- 2周目3コーナー、前の馬が下がってきて少しスムーズさ欠いた
- 直線、頭の位置が高くなり苦しい感じだが、併せ馬で最後まで走り切った
敗因：出遅れ
メモ）
馬具：クロス鼻革、リングハミ（ハミ枝あり）
- パドック。動き良く状態よさげ。欲を言えばもう少しだけグッと踏み込めると良い
7着 ローシャムパーク 牡5
マーカンド騎手 58.0kg
- 出負け。中団後方
- 終始力みが取れず
- 始めから少し力んでいて、1コーナーあたりからだんだんと力みが強くなった。そこに外から併せられて掛かってしまい収まりがつかなくなった
- 直線、苦しいように見えたが、坂上ジワジワと差してきた
敗因：力み
終始力んでいたにも関わらず、最後また伸びてきたことには驚いた。もっている実力はやはり高いものがある。
スタミナはあるし、折り合えればこの距離でも走れそう。
メモ）
馬具：リングハミ（ハミ枝あり）
- パドック。引き手2人
8着 スタニングローズ 牝5
ムーア騎手 56.0kg
- 促し好位
- 1コーナー過ぎまで少し前進気勢強い
- 2周目4コーナーで手応えが良くなく、直線坂で苦しくなった
敗因：力み
メモ）
- 追い切り。
- 前走に続き良い動き
- 1週前。調教師「体はある程度できている。引退レースにして、今までで一番いい状態」「前走時よりもいい状態です」
- フォトパドック。勝った前走時よりも筋肉の盛り上がりがハッキリして良化
9着 ダノンベルーガ 牡5
松山騎手 58.0kg
- 躓き気味にスタート。後方。促したがあまり進みが良くない
- ペースアップしてからも反応よく加速はできないが、直線はそれなりに脚は使った
メモ）
馬具：クロス鼻革、Dハミ
- 追い切り。3頭併せ馬の真ん中でビシビシ追った。刺激を与える意図か
- その他。調教師「ドバイ遠征後に長い休みを挟んだ後、後ろ向きの面が出てきました」
10着 シュトルーヴェ せ5
鮫島駿騎手 58.0kg
- 出負け。中団後方
- 3コーナー、結構促す場面
- 3,4コーナー、外回った
- 4コーナー、手応え良く回ってこられなかったが、最後まで諦めず走り切った
メモ）
馬具：ブリンカー、クロス鼻革、（丸みを帯びた）Dハミ？
- パドック。
- 引き手2人
- 頭を跳ね上げる仕草
11着 プログノーシス 牡6
三浦騎手 58.0kg
- ゲート内落ち着きなく大きく出遅れ。中団後方
- 1周目4コーナーで力み、1コーナーあたりまで少し前進気勢強い
- 2周目4コーナー、狭い所に突っ込み少しスムーズさ欠いた
- 直線でも他馬と接触。ジリジリとしか伸びず
メモ）
馬具：メンコ、リングハミ
- パドック。速歩になる場面あり
12着 ブローザホーン 牡5
菅原明騎手 58.0kg
- ダッシュがあまりつかないが結構促し中団
- ペースアップしてから、あまり流れに乗れない感じでポジションが後方に
- 直線もあまり脚使えず
レースの展開がこの馬に向かなかったとは言え、本来ならもっと末脚は使えていい。
コンディション・メンタル面どちらかはわからないが、良い時と比べると戻り切っていない感じがする。
メモ）
馬具：リングハミ
- パドック。今まで引き手2人だったのが1人に
13着 ディープボンド 牡7
幸騎手 58.0kg
- 促し前へ
- 1,2コーナー、マクってきたハヤヤッコに内から抵抗しマクらせきらなかった
- 残り1000mぐらいからスパートをかけていったが、4コーナーで苦しくなった
14着 スターズオンアース 牝5
川田騎手 56.0kg
- 促し前へ
- 向正面でペースが上がったあたりから、モタれる面が出てきたのかバランスが悪くなった
- 2周目4コーナーで脱落
調教師「3角あたりではもたれ方がひどかった」
メモ）
馬具：リングハミ
- 追い切り。
- 前走時より走りに余裕があるように見える
- 調教師「先週物足りないところがあって週末（15日美浦坂路4ハロン54秒6）を出して、今週は先週より動きが良くなっていた。（略）ただ（状態面は）もうひとつ上がってくれないとね」
- 川田騎手「追い切りだけならジャパンCの方がいい雰囲気でした。ジャパンCはいろんな影響で動くことができなかったが、具合はいいと感じられた」
- その他。助手「普通キャンターのハミの取り方が前走の前と違います。こないだは折り合いがつきすぎる感じでした。今はハミを取る力が以前の感じに戻った」
15着 ハヤヤッコ 牡8
吉田豊騎手 58.0kg
- 中団後方
- 1周目4コーナーで掛かり出し、壁が作れず終始収まりがつかなかった
- 2周目4コーナーで脱落
敗因：力み・外枠で壁を作れなかった事
メモ）
馬具：ブリンカー
- パドック。引き手2人でも速歩気味
参考サイト：
・【有馬記念レース後コメント】レガレイラ戸崎圭太騎手ら | 競馬ニュース - netkeiba
・【有馬記念】戦い終えて― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
▼レースの詳しい情報はJRAのHPをご覧ください。
