ポリネシア流バナナの詰め物料理
ウォリス・フツナは、南太平洋のフィジーとサモアの中間あたりにあるフランスの海外準県。12〜16世紀頃にトンガ王国の支配圏を経て、ウベア(ウォリス)島のウベア、フツナ島のシガベ、アロフィ島のアロの3つの王国が交易を行っていました。
19世紀から近隣のフランスのニューカレドニア植民地の管理下に置かれ、戦後、住民投票の結果、1961年にニューカレドニアの一部から脱して、フランスの海外領土、さらに2003年に海外準県となりました。
ポリネシア系住民が暮らし、文化は近隣のサモアやトンガに似ているといわれます。労働力の約80%が農業(ココナッツと野菜)、畜産(主に豚)、漁業。日本とは漁業権の認可で関係を持っています。
↑ウォリス・フツナのバナナの一種「Faahiga pukaka」を描いた切手(2024年発行)。同地では独自の切手を発行している。通貨は本国フランスのようにユーロではなく、ニューカレドニアやタヒチを含むフランス領ポリネシアの通貨である「CFPフラン」を使用。1 CFPフラン は1.39 円(2024年10月31日現在)。
バナーヌ・ファルシィは、その名もバナナに具を詰めたポリネシア流のファルシィ。バナナの果肉をくり抜いてひき肉の具を詰めるなどさまざまなスタイルがありますが、以下はバナナを皮を使って果肉をひき肉と混ぜたウォリス風のバナーヌ・ファルシィです。プランテン(青バナナ)を使います。
ウォリス風バナーヌ・ファルシィ Banane Farcie à la Wallisienne レシピ
【材料】
2人分
プランテン(青バナナ。縦半分に切る) 1~2本
豚ひき肉(牛肉でもよい) 100g
たまご 1個
ココナッツミルク 大さじ3
チャイブ(生葉をみじん切り) 少々
塩 少々
こしょう 少々
豚ひき肉(牛肉でもよい) 100g
たまご 1個
ココナッツミルク 大さじ3
チャイブ(生葉をみじん切り) 少々
塩 少々
こしょう 少々
【作り方】
1.縦半分に切ったプランテンから果肉取り出してすりおろす。
2.ボウルにプランテンの果肉、豚ひき肉、たまご、ココナッツミルク、チャイブを入れて混ぜ、塩、こしょうを加える。
3.1のプランテンの皮に2を詰めて、蒸し器で30分蒸す。
2.ボウルにプランテンの果肉、豚ひき肉、たまご、ココナッツミルク、チャイブを入れて混ぜ、塩、こしょうを加える。
3.1のプランテンの皮に2を詰めて、蒸し器で30分蒸す。
・黄色い熟したバナナを使うこともあります。