PSドキュメントの操作 | Python PS
PS 拡張子と EPS 拡張子は、それぞれ Adobe が開発した PostScript 言語と Encapsulated PostScript 言語に関連付けられています。
PS は、グラフィックス演算子、プロシージャ、制御演算子、変数を利用する多用途のページ記述言語です。
EPS は、一定の制限がある PostScript のサブセットです。一部の PostScript 演算子は EPS ファイルでは使用できません。EPS ファイルは、構造化コメントの使用を含め、PostScript ドキュメント構造化規則仕様に準拠する必要があります。EPS ファイルは主に、PostScript ファイルおよびその派生ファイルにカプセル化できる単一ページのグラフィックスを記述するために設計されました。
.NET 経由の Python 用 Aspose.Page ライブラリを使用すると、適切なグラフィック要素を含む PS ファイルと EPS ファイルの両方を作成できます。ただし、このガイドでは PS ファイル形式のみに焦点を当てます。以下のコードスニペットは PS ファイルの作成方法を示しています。
1#Create save options
2options = PsSaveOptions()
3
4#Create an output stream for PS document
5out_ps_stream = open(dir + "document.ps", "wb")
6
7#Create a PS document
8document = PsDocument(out_ps_stream, options, false)EPS ファイルを作成するには、次のコードを使用する必要があります。
1#Create save options
2options = PsSaveOptions()
3
4#Set a save format as EPS
5options.setSaveFormat(PsSaveFormat.EPS);
6
7#Create output stream for EPS document
8out_eps_stream = open(dir + "document.eps", "wb")
9
10#Create PS document
11document = PsDocument(out_eps_stream, options, false)Aspose.Page ライブラリは静的な PS/EPS ドキュメントのみを作成できます。制御演算子はサポートされていません。
現時点では、Aspose.Page ライブラリは PostScript ドキュメントの作成のみ可能で、編集はできません。
このセクションでは、Python 向け Aspose.Page API ソリューションを用いた PS ファイルの処理について詳しく説明します。この章の後続の記事では、機能の実際の動作を示すコード例を紹介します。