アーチャー・インフェルノ 単語

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ゲーマーインフェルノ

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アーチャー・インフェルノとは、TYPE-MOONのスマートフォン用RPG「Fate/Grand Order」に登場するサーヴァントの一騎である。

CV.金元寿子
イラスト：しらび　　設定作成：桜井光

サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)を参照のこと。

概要

登場は1.5部3章「英霊剣豪七番勝負」にて。

島原の乱が終わって間もない並行世界の江戸時代。平和になりつつあった下総国にあやかしが村々を襲い、鏖殺して回る事件が多発。

インフェルノ（灼熱地獄）の忌名を持って、人の殺戮者となった彼女の迎撃を主人公たちは担うこととなった。

真名

真名、「平家物語」等で描かれた女武将、巴御前。
木曽義仲（源義仲）とは側室の関係にあった便女（戦場に同行する参謀の女性）であったと記される。

木曽義仲は鎌倉幕府を創生した源頼朝の従兄弟の関係に当たる人物。
彼女とは乳母兄妹……即ち幼馴染であった。

平家の京都の失政があり、それを朝廷がそれを排除しようとした。その要請を受けて当初は源氏の大将として義仲は京都入りし、征夷大将軍の任を源頼朝よりも早い段階で受けている。
だが、京都の治安回復に努めたもののその悉くがうまくゆかず、結局朝廷と貴族と軋轢が生じ、朝廷は源頼朝に鞍替え。
その要請を受け源頼朝は首輪の外れた狂犬こと牛若丸(Fate)もとい源義経をはじめとした軍を派遣した。

彼女の記述はその頼朝連合軍と木曽義仲の最期、「宇治川の戦い」のクライマックスにある。
最早数騎しか残っていない義仲軍と心中する心づもりであったのだが、義仲の懇願で彼女だけ戦線を離脱。
騎馬で追ってきた敵の首を素手で捻じ切るなどの大奮闘の末、彼女だけは生還し、その後は義仲の弔いのために生きたと記されている。

彼女曰く、『義仲と別れた時点で、自身の人生は終わりを迎えている』という人生観であり、だからこそ英霊となった今でも挺身に迷いはない。
そのため、第7章では名前だけ出てきたが、主人公達が来訪した時点で既に相打ちとなっている。

馬上にあって素手で首をねじ切るその大力をFateにおいては鬼との混血が原因と解釈している。
この設定はキャライメージとして角の生えた草案をイラスト担当のしらび氏が提供したのが採用されたからだとか。
そのため、第二再臨以後は額に角が生じる。
が、一種の先祖返りという両親ともに人間の不思議な出自で、義仲も彼女が鬼であるということに寛容な人物であったようで、鬼との決別を求めるが故に狂気に塗れる源頼光(Fate)や鬼そのものだからこそ狂っている酒呑童子(Fate)とも価値観が違うことがイベント「鬼烙百重塔」にて描写された。

人物像

誠実で義理堅く器量良しの女武者。長い銀髪が特徴。
女である前に一人の武士として自負しており、マスターに仕えるのもサーヴァントとして現界した者の務めとしている。同時に真面目が故に風紀に厳しい。　節度……
死生観は厳しく、すでに現代が自分の生きる時代ではないことを強く意識している。

未亡人気質。
特に泣き別れした思い人を未だ好きなものとして挙げ、彼の話をする時は饒舌になる。純情。
また、思い人を討った元凶たる面々に対しては未だくすぶり続ける怒りを秘めている。曰く、「自分以外跡形もなくなる」。

ゲーマー・インフェルノ

サーヴァントとして得た現代知識から、ゲームに目覚める。
カルデアのレクリエーションルームに入り浸っているようでマスターの暇を見つけてはゲームに誘ってくる。
ゲームのジャンルは問わず、ビデオゲームからボードゲームまで様々。
けっこうガチゲーマーであり、やりこみが深いことが色々なところで判明する。

などなど。　どこに出しても恥ずかしい俺ら側のゲーマーですわコレ。
お蔭で時々の話題作をプレイしている彼女を描くファンアートも盛んに描かれている。

サーヴァントとしての能力

ステータス

筋力・耐久・俊敏など、サーヴァントとしては中堅やや低めぐらいのアーチャーらしいパラメーター。
ながら、大きな和弓を放ち、幅広の薙刀で斬りかかり、日本刀を抜き、果ては素手で敵を締め上げるという武芸百般ぶりを見せる。　一応、弓メインだがFateのアーチャーってこんなんばっかだな！

宝具

真言・聖観世音菩薩（オン・アロリキヤ・ソワカ）
ランク：B / 種別：対人宝具 / レンジ：1～12 / 最大捕捉：1人

今もなお想う生前のパートナー、その供養寺の本尊、聖観世音菩薩の真言を唱える。
即ち彼への愛を確かめると同時に、彼の最期を看取れなかった嘆きや悲しみを思い出す自己暗示の逆利用。
敵を大力で投げ飛ばし、身動きできない空中の敵を感情のまま魔力を込めた矢で射落とす。
その魔力は灼熱を伴い、射抜かれた敵はさながら低空の太陽となる。

滾る私の思いの一矢（ノウマク・サンマンダ・バザラダン・カン）
ランク：B / 種別：対人・対軍宝具 / レンジ：1～99 / 最大捕捉：1～40人

魔力を熱に変換し矢に炎属性を付与(エンチャント・ファイア)し発射する宝具。矢の速度は音速を超える。遠距離武器に付与できるという点で魔力放出とは異なる。恐らく生前から行使できた鬼種の能力。薙刀にも炎属性付与可能。

ゲーム内性能

1.5部3章「屍山血河舞台 下総国」にて実装された恒常☆４アーチャー。

運用法は分かりやすく、「チーム全員で星を出してインフェルノでクリティカルして殴る」というもの。
一方で彼女自身のクリティカルスター生産力は低く、普通に彼女だけが殴っているだけでは星不足でクリティカルは安定しない。
アーチャーでクリティカルスターの安定供給ができるメンバーが少ない・レアリティが高いのが玉に瑕といったところか。

また、宝具の「延焼」効果を狙った所以“やけどパ”の核になりうる。
「やけど」を重ねればクラスを問わず、Buster1発分のダメージをターン終了時に与えうる独特の攻撃手段を持つパーティを組むことも夢ではないが、その一方でやけど持ちのサーヴァントはクリティカルスターの生産に難アリなので、「乱戦の心得」が腐りやすいという欠点もある。

シナジーを求めるとかなりこだわったパーティを要求するピーキーなサーヴァントであるが、メインアタッカーとしての要件はほぼほぼクリアしており、「血脈励起」のガッツで敵の宝具も耐えうることから使い心地としては割と素直。

ユニークなのが「延焼」というデバフ。これは、『その敵が同時に受けているやけどのスリップダメージを◯◯倍』という効果。つまり、他のサーヴァントのやけどデバフと重ね掛けすることで、この宝具のやけどダメージは勿論どんどん上昇し、検証動画では1ターン終了するごとに万単位のダメージを奪う戦術兵器と化すロマン砲となっている。

水着Ver

2020夏イベント「サーヴァント･サマーキャンプ！ ～カルデア･スリラーナイト～」にて実装。
真名隠し勢初の別霊基となる。VRのゲームにハマった。湖畔のキャンプ地にもゲーム持ち込み。なんなら戦闘もVRだ。

ゲーム内性能

限定星４セイバー。
ランスロット（セイバー）のような3T型のクリティカルアタッカーにトレンドの多段HIT型Arts全体宝具を乗せたセイバーで、多段hit全体Arts宝具を持つセイバーはイアソンに続いて２人目。

宝具面については概ね宝具1でイアソンと同等(火力、NPともに)だが、クリティカル関係の充実したスキル周りにより、「Arts宝具の追撃で雑魚を一掃しつつ、追撃のクリティカル殴りでNPも回収して大型敵も落とす」という動きが可能で、大型ボス1体が道中で混ざるようなクエストに強いという強みがある。
3T続くクリティカル威力アップ＋3T継続する大量の星出しというのはランスロットと同じだが、スター集中がArtsのみ1Tと限定的な為、スター周りをもう少しフォローすると使いやすくなる。後はカード配布自体を操作するタイプのサポーターも相性が良い。

なお、スキル１のクリティカル威力アップには「夜更かし」という特殊状態が付随し、3T後にスタン（寝落ち）する。これはスキル３の弱体無効状態（１回）付与でフォローができるのだが、途中で何かデバフを貰うと寝落ちが不可避になってしまう。基本的には攻めまする、もっと攻めまするの精神で、敵に行動させない動きをすべきサーヴァント。

2024年8月に強化クエストが実装され、宝具が強化された。威力上昇に加え、Arts強化とBuster強化が1ターンから3ターンに伸びたことにより、宝具を連射するほどに強化が増えていくようになった。やけど付与も強化されており、やけどパーティを組むときにもさらに使えるようになっている。

関連動画

宝具・火傷効果検証（真名バレ注意）

関連静画

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