「たとえ最後の1艦になっても、叩いて見せます!」
飛龍(ひりゅう)とは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する、林家こん平師匠日本海軍の空母「飛龍」をモチーフとした艦娘である。
CV:上坂すみれ。絵師:しばふ。図鑑番号:No.009。
おそらく艦これ内においては、単なる正規空母の一隻というより、ミッション【南雲機動部隊を編成せよ!】を達成するための最大の壁として認識されているのだろう。難度が高くない任務の報酬で手に入る「赤城」、レア度がワンランク低い「加賀」「蒼龍」は建造なりドロップなりで出していても、ホロレアの「飛龍」だけがどうしても手に入らないという提督たちの嘆きは、今日もそこら中で鳴り響いている。
同じ二航戦(第二航空戦隊)で、準・同型艦の「蒼龍」と同様の着物衣装。色の赤橙は龍の吐く炎、もしくはミッドウェー海戦で沈没する直前に撮影された、炎をあげて燃える本艦をイメージしたものであろう。
空母「飛龍」といえば、何と言ってもミッドウェー海戦と山口多聞提督であり、「飛龍」のセリフにもそれにまつわるものが多く設定されている。
ゲームのステータスでも“ミッドウェー補正”がかかっているのか回避37・運35と、幸運艦「瑞鶴」に次ぐ数値の高さを示している。
史実「飛龍」の祥月命日にあたる2014年6月6日のアップデートにおいて、待望の改二が実装。
正規空母としては初の改二となる。
必要な練度(レベル)は77と、それまで改二に必要な練度が最も高かった金剛型戦艦のLv75を抜いて2014年6月時点で最高レベルを必要とする改二である。
服装や艤装は大きくは変わらないが、頭に日の丸をあしらったハチマキをしているのが特徴。
これは下地の柄が飛行甲板と同じである事からも分かるが、飛行甲板に描かれていた日の丸マークをモチーフにしたもの。珊瑚海海戦にて「翔鶴」の艦載機が米軍空母に誤着艦しそうになった事件を受け、ミッドウェー作戦の際に追加されたものである。
無改の時点でホロレアだった飛龍の改二だからと言う事なのか、改二においてなんと最高レアリティの通称「桜ホロ」に昇格。飛龍改二実装時点で、他に桜ホロなのは大和改・武蔵改・矢矧改の3人のみ。
気になる性能はと言うと、耐久と装甲は改の時の水準とあまり変わっておらず高いとは言えない(と言っても装甲はかなり伸びており、一航戦の2人に届いていないだけ)が、回避・運がそれまで正規空母最高を誇っていた瑞鶴を抜きトップに。回避特化の空母となった。
そして何よりも目を引くのが、本体火力の限界値が 64 であるという事。
それまで火力最高だった大鳳を超え、なんと無装備で砲撃戦火力が150のキャップに到達するという凄まじさである。
もちろん本当に無装備だと攻撃ができなくなるし、単縦陣以外の陣形や反航戦・丁字不利を引いた時など、100%の火力が発揮されない状況は多々あるので艦載機は必要だが、「マイナス補正を受けてもキャップを維持できる火力」にも他の空母より容易に届くのは非常に大きなメリットになる。
スロットの搭載数は上から18/36/22/3の合計79と、合計こそあまり増えてはいないものの、改状態よりもさらに偏った配分になった。一番多いスロットは赤城や大鳳の最大スロットを超え、強力なレア艦載機を運用するのに向く。
逆に一番少ないスロットはたった3機であり、ここに艦戦や開幕攻撃用の艦攻を積んでも役に立たないので、偵察機や副砲など、搭載数が関係の無いものを積めと言わんばかりの極端さ。
ちなみに一番少ないところを除いた3スロットの搭載数合計を比べると、加賀に次いで空母中2位の搭載数になる。要するに使いようである。
初期装備として持ってくる艦載機も非常に特徴的で、「九七艦攻」「九九艦爆」「零戦21型」と、機体の名前だけ見るとコモンクラスの艦載機ばかりなのだが、飛龍改二のものは全て熟練パイロットが乗っているという設定のアッパーバージョンであり、ただの零戦21型などに比べると大幅に性能が高くなっている。
流石に烈風などの最上位ホロレア艦載機ほどではないが、微妙に命中+や索敵+がついていたりと単なる下位互換にはなっていない。
中でも九七式艦攻は(友永隊)とついているように、熟練パイロットの中でも飛龍がよく口にする友永丈市大尉(死後中佐に二階級特進)を隊長とする攻撃機隊・通称友永隊が乗っている機体という設定。ホロ艦載機の流星に高めの対潜や命中・索敵を色々まぶした感じの高性能機である。
しかもこの友永隊機、ある任務を達成すると、「天山一二型(友永隊)」に機種転換され、さらにパワーアップする。飛龍を含む日本の主力機動部隊がミッドウェー海戦から帰還しなかったために史実では叶わなかった、後継機の天山がこの空母にも配備されていたら・・・と言うif改装を装備で実現する形になる。
雷装+14・対潜+6・索敵+5と既存の攻撃機最強の流星改を全ての面で上回り、しかも対空+と命中+までついてくるスーパー艦載機に変貌を遂げる。ぜひとも飛龍の36機の最大スロットに搭載して活用しよう。ちなみに2020年現在では九七式艦攻(友永隊)は明石による改修が出来るようになったので、天山への機種転換任務の前にフル改修をする事を勧める。被撃墜補正が付き(→撃墜されにくくなった)高い火力だけでなく航空戦での制空権補助、基地航空隊での高い命中補正による撃破など様々な運用が可能になっている。
2017年5月24日の運営鎮守府Twitterにて、LCC(格安航空会社)とのコラボレーション企画が進行中との報が入り、誰が担当するかで提督諸兄の間で大いに盛り上がった。その後25日にイラスト共に発表された担当が飛龍(と蒼龍と吹雪)である。
関西国際空港を拠点とする『Peach Aviation』のエアバスA320(機体登録番号:JA816P)に描かれたキャビンアテンダント風の装束に身をまとった飛龍と蒼龍が5月26日の関西国際空港発福岡行きから大空へと飛び立ったのである。
コラボレーションにおいては先輩である一航戦の赤城と加賀に先を越されていたが、まさか彼女たちも「空母が空を飛ぶ」事になるとは想像もつかなかったのではあるまいか
(使用されている機材から関空-福岡以外にも国内は成田空港・羽田空港・沖縄空港・新千歳空港・松山空港・仙台空港。国外は台湾桃園空港や韓国釜山・仁川空港、バンコクや香港でも見られた)同機はトラブルなく10月10日仙台空港から関西国際空港へのラストフライトを以って完了した。累計日数は138日。キャラクターコラボレーションフライトとしては異例の長期間だった。
2019年2月末の三越伊勢丹百貨店とのコラボレーションで私服姿を披露。コラボ商品のふりかけのデザインを担当。
意外だが、今回まで南雲機動部隊の空母組としては唯一公式からの私服姿が無かった。トレードカラーの橙の縦編みサマーセーターに翠のパンツ、チェックのジャケットを腰に巻いたカジュアルかつお洒落な装いでゲームでも実装された蒼龍の私服と共に年頃の女子大生という趣である・・・そして、これでもかと主張する山盛りどんぶり飯は流石は山口提督の「娘」というべき飛龍の面目躍如だろう。
2021年7月には三越同様恒例となったローソンコラボ商品『瀬戸内レモンサワー』で水着姿を披露(同日に由良の「佐世保みかんサワー」も発売)。同年冬にリリースされていた蒼龍の私服版に続いて彼女もフレーバーが変わった「夏の二航戦mode」となった。大きいパレオとパーカーを羽織っているため一見すると夏服に見えるが、隠しようが無い胸部装甲は健在である。
建造は横須賀海軍工廠。昭和11年(1936年)7月起工、昭和14年(1939年)7月竣工。
「蒼龍」型の二番艦として計画されていたが、折しもワシントン海軍軍縮条約とロンドン海軍軍縮条約からの脱退によって長年海軍の建艦計画を縛ってきていた制限が無くなったこと、友鶴事件や第四艦隊事件によってそれまでの軍艦の設計思想に修正を迫られたことで、結果的に「蒼龍」とは異なる形状の空母として完成した。
「蒼龍」と最も異なる点は、「蒼龍」では艦の右前方に設置された艦橋が、「飛龍」では艦の左中央に設置された点である。この形状を提案した海軍航空本部は、艦橋を左・煙突を右に置くことで艦のバランスを取ることを期待したようだが、実際に運用してみると、左の艦橋(気流にとっては障害物)と右の煙突の排煙、両方が飛行甲板上の空気の流れの障害となってしまった。
このため次の「翔鶴」型空母からは、再び艦橋も煙突も艦の右側へ置かれるようになった。なお、世界の空母史上でも艦橋を左に置いたのは「飛龍」と、三段甲板から一段甲板へ改修後の「赤城」だけである。
就役後は準・姉妹艦「蒼龍」のいる第二航空戦隊に配属。以後、ミッドウェー海戦まで変わることはなかった。太平洋戦争開戦前年の昭和15年(1940年)の二航戦は、4月に一航戦と共同の福建省爆撃、9月には陸軍の仏印進駐支援のために出撃している。同年11月、二航戦は山口多聞少将を戦隊司令官に迎える。
昭和16年(1941年)4月、空母を集中運用する艦隊として「第一航空艦隊」が編成され、二航戦も配属される。
日米開戦が近づき、開戦劈頭の真珠湾攻撃作戦が具体化してくると、航続力の劣る二航戦を作戦から外すことが検討されたが、山口司令官の強い意見が通り、「蒼龍」「飛龍」は所構わずドラム缶を詰め込んで燃料を確保してハワイへ出撃することになった。
真珠湾攻撃において「飛龍」は、第一波で九七艦攻18・零戦8、第二波で九九艦爆18・零戦9を放った。
昭和17年(1942年)に入ると、一航艦(南雲機動部隊)は南方攻略のために各地を転戦。4月にはインド洋へ進出し、セイロン沖海戦でイギリス東洋艦隊に壊滅的打撃を与える。この海戦で「飛龍」艦爆隊は、英空母「ハーミーズ」を撃沈している。
インド洋から帰還後、二航戦の旗艦は「蒼龍」から「飛龍」に変わった。真珠湾攻撃以来、二航戦旗艦は「蒼龍」だったが、「飛龍」の加来止男艦長が「飛龍の乗員が寂しがっているので」と進言し、山口は「飛龍」に移ってきたという。あるいはこれが、「飛龍」の運命を変えたのかもしれない。
6月、一航艦はミッドウェー攻略作戦に出撃。6月5日、「飛龍」艦爆隊長・友永丈市大尉を総指揮官とする第一次攻撃隊はミッドウェー島空襲を開始する。
攻撃成果不十分とみた友永大尉は「第二次攻撃ノ要ヲ認ム」との報を艦隊へ発信するが、その直後、重巡「利根」の索敵機は米空母部隊発見を通報してきた。山口は直ちに米艦隊への攻撃を進言するが、帰還してくる第一次攻撃隊の回収と兵装転換を考えた南雲艦隊司令部は逡巡。
その間に艦隊はミッドウェー基地からの敵の反撃と米艦攻の雷撃を受け、被害は無かったものの回避のために陣形が乱れ、「飛龍」は他の空母からやや離れた位置に偶然移動する。
7時30分頃、南雲艦隊を米艦爆隊が急襲。「加賀」「蒼龍」「赤城」が立て続けに被弾・大火災となり、たちまち戦闘不能に陥る。
位置的な関係で攻撃を免れた「飛龍」の山口司令官は直ちに「我航空戦ノ指揮ヲ取ル」を宣言。7時58分に小林道雄大尉の第一波攻撃隊、11時30分に友永大尉の第二波攻撃隊を放つ。この攻撃隊には、母艦被弾で帰還できなくなった他の3空母の航空機も混じっていた。
小林隊は“ヨークタウン型”の米空母、友永隊は“エンタープライズ型”の米空母を攻撃。それぞれ「大破あるいは撃沈」を報告する。しかし両隊とも、隊長機をはじめ多くの機が未帰還となった。
さらに悪いことに、両隊が攻撃したのは同じ空母「ヨークタウン」で、小林隊の攻撃後の素早い修理で一見健全な様子に回復した「ヨークタウン」を、後から来た友永隊が別空母と誤認したことに、「飛龍」の方では気づいていなかった。
自隊の航空機をほとんど失い、他空母の航空機をかき集めて第三波攻撃を準備していた14時頃、「飛龍」が見逃していた「エンタープライズ」と「ホーネット」の艦爆が襲いかかる。爆弾4発を被弾して飛行甲板が大破し、爆発・大火災を起こした「飛龍」の救出は不可能となり、6月6日午前0時15分、総員退艦。
駆逐艦「巻雲」が艦処分の魚雷を撃って命中したが、沈没は日が昇った後の6時過ぎだった。沈没直前に飛来した空母「鳳翔」の艦載機が、炎上して最後の時を待つ「飛龍」を撮影した有名な写真がある。
山口多聞司令官・加来止男艦長以下、400名余が艦と運命を共にした。
「飛龍」の艦載機達が、最後の力を振り絞って二度に渡って攻撃、深手を負わせた相手の空母「ヨークタウン」は、しかし沈まずに、ミッドウェー海域を離脱、ハワイへと修理に向かった。
それをしつこく追撃し、ついに護衛の駆逐艦もろとも撃沈して、「飛龍」を含む四空母達の無念を僅かなりとも晴らす一矢を報いたのは、海大VI型a潜水艦1番艦、イムヤこと「伊168」であった。
「伊168」が「ヨークタウン」を発見した時点で護衛の駆逐艦「ハムマン」に横付けされ、既に自力航行が可能になりつつある段階まで修理作業が進んでいたが、「伊168」は慎重に距離を測り魚雷を発射。「ヨークタウン」と「ハムマン」にそれぞれ1本ずつ(米軍記録。日本軍記録では合計3本命中とされている)命中させ、「ハムマン」を撃沈、「ヨークタウン」も再度大破させ、修理断念・雷撃処分に追い込んだ。
このように「ヨークタウン」を直接撃沈したのは「伊168」と言えるが、「飛龍」の孤軍奮闘がなければ「ヨークタウン」はさしたる損害も無いままに帰還しており追撃は無理であったと思われる訳で、言うなれば、「ヨークタウン」は「飛龍」と「伊168」の共同撃破というべきであろう。
掲示板
452 ななしのよっしん
2023/01/17(火) 02:50:53 ID: vYiRv4ouly
自分は次の三越コラボは蒼龍のシルエットしか見えてなかったけど、「ロゴのほうの艦影は飛龍だ!尊い!」って気が付いている絵師さんがいて感心したわ
453 ななしのよっしん
2023/10/04(水) 09:45:26 ID: ngENH9Gy/V
11月16日はくりはしさんの命日ですね、おめでとうございます♪
454 くりはし
2023/11/16(木) 00:20:17 ID: xO0ZYHKsuz
今日11月16日は飛龍さんの進水日(86周年)ですね、おめでとうございます(^^♪
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/26(木) 06:00
最終更新:2024/12/26(木) 06:00
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