載とは、以下のことを表す。
人名
中国語圏、朝鮮の姓名である。
漢字として
- 意味
- 車や舟に載せる、載せて運ぶ、記載する、乗り込む、上に置く、知る、年、飾る、満ちる、始める、乗り物、という意味がある。発語として用い、ここに、すなわち、と読む。また(戴と通じて)いただく、(再と通じて)ふたたび、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十四〕には「椉(の)るなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は𢦏(𢦔)。
- 音訓
- 音読みはサイ(漢音、呉音)、訓読みは、のる、のせる、はじめ、おこなう。名のりに、とし、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 載育・載貨・載記・載祀・載酒・載書・載積・載籍・載地・載道・載筆・載量・載路・載録
異体字
則天武后が載の異体字を造らせているが、字書によって形が異なるようである。
- 𡙺は、〔字彙補〕にある古文。〔石鼓文〕に見えるという。
- 𢀃は、〔集韻〕に則天武后が作らせたとある異体字。
- 𡕀は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 𠁘は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。〔五雑俎〕に則天武后が造らせた載の字とある。
- 𡙚は、〔字彙補〕に則天武后が造らせた載の字とある異体字。
- 𠧋は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。〔新唐書〕に則天武后が造らせた載の字とある。
- 𡔬は、〔竜龕手鑑〕にある古文。
- 𤱱は、〔字彙補〕に載と同じとある異体字。
- 𨊦は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 𨌏は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 簡体字は载。
関連項目