ダイオウクラゲ(学名:Stygiomedusa gigantea)とは、深海に生息する巨大なクラゲの一種である。学名をそのままカタカナ読みしてスティギオメデューサ・ギガンティアとも呼ばれる。
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大きいものだと傘の直径1m、全長6m(10mとも)を超す赤褐色の巨大なクラゲで、まさに大王(というより怪物)といった圧倒的な存在感を誇る。無脊椎動物としても最大級で、北極圏を除く世界中の深海で目撃されているが、目撃例が過去110年間で110~120回程しかなく稀である。分類上は刺胞動物門鉢虫綱旗口クラゲ目ミズクラゲ科に属しており、クラゲの中ではミズクラゲに比較的近縁だと言える。
傘の中心から4本の非常に長く平たい口腕が伸びており、体の大半を占めている。また、触手の方は退化している。どうやら刺すことが出来ないためどうやって獲物を捕らえるのか不明だが、長い口腕で獲物を包み込むようにして捕食するのではないかと言われている。
厨二心をくすぐられる学名のStygiomedusaはギリシア神話に登場する怪物メデューサから取られている。種小名のgiganteaも「巨大な」を意味しておりこのクラゲにぴったりな名前といえよう。
和名は海洋生物学者で俳人でもあるドゥーグル・リンズィー博士によるもの[1]。
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ダイオウクラゲはThalassobathia pelagicaというアシロ目フサイタチウオ科の魚と共生関係にある。この魚はダイオウクラゲの傍にいることで外敵から身を守り、餌のおこぼれを貰っていると考えられている。
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最終更新:2024/12/22(日) 23:00
最終更新:2024/12/22(日) 22:00
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