ゾディアーツとは、特撮作品「仮面ライダーフォーゼ」に登場する怪人の総称である。
元は人間が「ゾディアーツスイッチ」を使い変化した姿で、「ラストワン」状態になると人間の体を排出し、独自に行動を開始する。スイッチをオフにする事でゾディアーツは活動を停止し、スイッチャーを助ける事ができる。
怪人はそれぞれ宇宙の星座がモチーフとなっており、日本ではマイナーだったり観測できない星座(カメレオン座等)もそのモチーフとなっている。
詳細はゾディアーツスイッチ(アストロスイッチ)も参照のこと。
ゾディアーツのうち、ラストワンを更に超えた力を見せた物は黄道十二星座をモチーフとした「ホロスコープス」と称される幹部級のゾディアーツへと進化する可能性がある。
ホロスコープスは通常のゾディアーツと違い、変身に使用されるゾディアーツスイッチのデザインも異なる。また「ダスタード」という自身の分身を放ち使役する事ができたり、装備しているマントは防護服と同じ役割を持つ、「超新星」と呼ばれる黄道十二星座のみが授かる究極の力を使用できたりと別格の存在である。
ホロスコープスは以下の通り。
さそり座の力を持ったゾディアーツ。スイッチャーは園田紗理奈。ゾディアーツ形態時は竹本英史が声を担当する。
物語序盤に活発に活動していたゾディアーツであり、天ノ川学園の生徒にゾディアーツスイッチを渡し歩いていた。時にフォーゼと戦うゾディアーツを援護する事もあり、その動きは見かけに似合わずとても軽快かつ足癖が悪い。また、尻尾で相手を突き刺し相手に毒を与える事もできる。
「超新星」の力を用いる事で、上半身が人型・下半身が蠍という凶悪最強形態「スコーピオン・ノヴァ」へと変身する。
さそり座のアルカナは「死神」。毒使いであることや、「死神」は逆位置で「再生」を示し、ゾディアーツ化による「再生」と言う形でスイッチを配って回っていたことにも反映されていると思われる。
土下座てんびん座の力を持ったゾディアーツ。スイッチャーは速水公平。
フォーゼに撃破されてしまったスコーピオン=園田紗理奈に代わり動き始めた。
「ディケイド」と呼ばれる杖を持っており、対象に幻影を見せたり擬態する事で惑わせる戦法を得意とする。
園田をスコーピオンへと進化させた七年前からゾディアーツとして活動をしていた。彼に選ばれたゾディアーツは「マスター・リブラ」と尊敬の念を表して呼ぶ。だが、スイッチャーがホロスコープスになると同格になるため、誰も言う事を聞かなくなっていた。
ダークネビュラに送られる寸前で超新星の力が覚醒、ダークネビュラ行きの延期権と星の定めを見極める「ラプラスの瞳」と言う能力を手に入れた。
てんびん座のアルカナは「正義」。天野浩成氏がかつて仮面ライダーギャレンを演じていた事からか。
また、「正義」の逆位置は不公正を示し、鬼島の謀殺(したつもり)にも反映されている。またピスケスを巡る戦いでは芝居とはいえ一時的にライダー部に協力している。
また、使用する杖もギリシャ神話の正義の女神ディケーに由来。
漢女座おとめ座の力を持ったゾディアーツ。スイッチャーは江本州輝。
自らを「裁判官であり処刑人」と称し、失態を犯した者を「ダークネビュラ」へと送る、記憶を消去する等の役割を持つ。
(ただし、実際は処刑と称して一部、深く関わっていないゾディアーツスイッチのスイッチャーをM-BUSへの転送を行なっていた)
乙女座のマークの装飾が入った柄の長い斧「ロディア」を持ち歩き、背中の翼で宙に浮く事や、自分や任意の相手を別の場所へ転移させる事も出来る(自分を含む複数人数の同時転移も可能)。この能力で、天高と京都とM-BUSを行き来していたものと見られる。
余談だがデザインイメージは魔法少女。しかし中身はおっさんだ!!(泣)
ゾディアーツ形態は田中理恵が声を担当する。
42話でホロスコープスへの裏切りが露見した後は山崎一が演じている。
おとめ座のアルカナは「隠者」。ヴァルゴ・江本・タチバナの三者を演じるという複雑な立場に反映されている。
また、「隠者」の正位置は探求であり、江本は独自にサジタリウスの対抗策を模索していた。
加えておとめ座の由来である、ギリシャ神話の正義を体現した女神アストライアーの「天秤」が天秤座(リブラ)の元になっており、リブラとの絡みが多かったのもこれに由来していると思われる。
両腕の巨大なクローを武器に非常に強力な力を持つ、単純な戦闘力に優れたゾディアーツ。
さらに立神自身の特異体質により、他のホロスコープススイッチを使用する事ができ、その能力はかつての持ち主を上回る。
赤と白の髪の「レオ・ダスタード」と言う戦闘員が呼び出せ、ダスダードより上回る戦闘力を持つ。
しし座のアルカナは「力」。本人も含めた高い戦闘能力や我望も右腕であることに反映されている。
また、47話では若い頃の「力」に溺れていた立神が我望にフルボッコにされ、忠誠を誓ったことが語られている。
かに座の力を持ったゾディアーツ。スイッチャーは鬼島夏児。リブラが落としたスイッチから覚醒。リブラとは覚醒前から良い仲ではなかった。
左手が蟹のハサミになっており、シールドモジュールや鉄柱をあっさり切断してしまう。甲殻を中心とした防御力も高く、ちょっとやそっとの攻撃ではダメージを受け付けない。
ただし、断続的な火炎攻撃などには弱く、ファイアーステイツの火炎放射でダメージを受けていた。
魂である「生命のリング」を人から抜き取り、ちょん切る事が可能。「生命のリング」を切られた者は昏睡状態となる。ただし笑ってしまうと自分の意志とは関係無くリングを元に戻してしまう。
「超新星」の力を用いる事で、巨大な蟹の姿をした「キャンサー・ノヴァ」へ変身する。
かに座のアルカナは「戦車」。勝利への欲求と「戦車」じみた攻撃・防御力に反映されている。
また、前身であるペガサス・ゾディアーツは戦車用の「軍馬」からか。
おひつじ座の力を持ったゾディアーツ。スイッチャーは山田竜守。
流星が探していたゾディアーツで、当初はまだ覚醒者がいなかったが、後に流星と入れ替わりに昴星高校へ行った山田竜守がスイッチャーとなった事が判明した。見た目が王様のような感じである。
杖「コッペリウス」から放たれるオーラによって相手の生体活動をコントロールでき、生体活動を弱らせ相手を眠らせたり、逆に生体活動を活性化させる事で昏睡状態の相手を覚醒させる事ができる。
この能力によってフォーゼの生体活動を鈍らせスイッチを無力化できるが、本来の身体能力はあまり高くないので、能力を出す間に攻撃されると弱くなる。
「超新星」に自力で覚醒したが、ろくに演出されることもなくライダー超銀河フィニッシュを受けて撃破された。
おひつじ座のアルカナは「皇帝」。山田の王様ぶった性格に反映されている。
アリエス(エアリーズ)はゼウスと同一視されることがあり、放電能力(ゼウスは雷神)や、昏睡能力も単に羊だからではなく、セレーネとエンディミオンの悲恋が反映されてるかもしれない。
ギターの様な武器「多弦琴 ウルク」を使い、衝撃波を放ち攻撃する。
カプリコーンの演奏を聞いた人間は興奮状態になり、暴れ出したり洗脳されたりロックバンドを結成したりする。
更に、この演奏はコズミックエナジーを秘めたスイッチと共鳴する特徴があり、
我望がコアスイッチの存在を感知するきっかけを生み出した。
どこかの鬼を彷彿とさせる攻撃手段だが、スーツアクターはそのどこかの鬼を演じた渡辺淳である。
やぎ座の対応アルカナは「悪魔」。ヘヴィメタルバンドには悪魔崇拝を自称するものもあり、デスメタルは「死」「地獄」等が歌詞に取り入れられている。また、作中でもJKに「悪魔の音楽」と指摘されている。
みずがめ座の力を持ったゾディアーツ。スイッチャーはエリーヌ須田。
おっぱいに代表されるように女性的なシルエットが特徴。両肩の水瓶は自分や相手の傷を癒す力があり、例えダメージを与えても瞬時に回復してしまう。これを防ぐには二つの水瓶を同時に破壊しなければならない。
武器は「ネクタル」と呼ばれるムチ。我々の業界ではご褒美です。
なのだが最終回にて本当にご褒美(賢吾)を貰えたのは誰も予想だにしなかっただろう。
みずかめ座のアルカナは「星」。エリーヌの宇宙飛行士への強い憧れに現れている。
「グアンナ」と言うゴルフクラブ型のロッドを装備。誓約書に書かれた人間の行動を自在に制御したり、あるいは魂を抜き取って自分の傀儡にする能力を持つ。パワーとスピードも非常に優れている。
ちなみにタウラスの回では偶然(?)にも全米ゴルフオープンを挟んで一週遅れになっている。
おうし座のアルカナは「法王」。生徒会長代行という立場や学園法度に反映されている。
ラプラスの瞳が覚醒するまで正体が伏せられており、校長が園田先生へ語った「4人しかいない」ホロスコープスは、実際には物語開始時点で5人いたのであった。
左手に格納されている弓「ギルガメッシュ」で、右腕のシリンダーから矢「アポストロス」を放つ。炎等のエネルギーを吸収して射る事も可能で、その一撃は、ヴァルゴ・ゾディアーツやメテオストームまで軽々と貫いてしまう。その上、コズミックステイツとメテオストームのリミットブレイクを軽々防ぐ程の高い技量まで持ち合わせている。
ホロスコープスの頂点だけあって、腰の飾りには12星座のマークが描かれている。
47話では「超新星」の力で「サジタリウス・ノヴァ」に進化。体色が赤く変化し、デザインも全体的に無機質になっている。
元々Wライダーが苦戦する程の力が更に強化され、全身にコズミックエナジーを纏い自らを「矢」として飛び蹴りを放てる。
コアスイッチのガード能力を打ち破る程の威力を誇る。どう見てもライダーキックです本当にありがとうございました。
ちなみに46話ではアクセルグランツァーっぽい回し蹴りも披露している。
いて座のアルカナは「節制」。ホロスコープスの統率者としての立場に反映されている。
ふたご座の力を持ったゾディアーツ。スイッチャーは城島ユウキ(闇ユウキ)。
レオとリブラによって強引にスイッチを押させられ、その瞬間に誕生した別人格のユウキ(闇ユウキ)がスイッチャーとなった。高エネルギーが込められた赤いカード「リュンケウス」は接触した瞬間に爆発、青いカード「イーダス」は任意のタイミングで爆破が可能。
さらに自力で「超新星」ジェミニ・ノヴァに覚醒し、 爆発を起こす自らの分身を生み出す能力を手に入れた。これで決まりだ!
ちなみに校長もこのジェミニ・ノヴァでウンメイノーした。(演技ではあるが)
ジェミニのスイッチは特殊で、光と闇に分裂したスイッチャーは互いに存在を争い、やがて片方が消滅すると言う性質を持っている。
ふたご座のアルカナは「恋人達」。闇ユウキが我望にベッタリな性格に反映されている。
陸上であっても、まるで水中を泳いでいるかのように水のバリアを発生し移動することができる。また、高圧の水流を放つ能力を持つ。スイッチャーがスイッチャーなだけに、これまでのホロスコープスの中で防護服でもあるマントを唯一装備していない。
立場上、フォーゼ及びメテオのリミットブレイクを一度も受けていないゾディアーツでもある。
ジェミニに続きスイッチが特殊で自らの意思で押さないと本来のホロスコープスの力が発揮できないため当初、ホロスコープススイッチは青色になっていた。
うお座のアルカナは「月」。江本が我望を「太陽」と例えるのに対し、ライダー部に最初から協力したホロスコープスだからか。
ホロスコープスが召喚することができる自身の分身。通称「星屑兵」。
名前の通り忍者の様な姿をしている。生成するホロスコープスによって身体能力に個体差が生まれるが、主に刀や手裏剣、炸裂弾を武器としている。戦闘力は単体ではゾディアーツの半分程度だが、連携を活かした攻撃は脅威。
いわゆる仮面ライダーフォーゼにおける「戦闘員」に相当するキャラクター。だが、そのポジションの割には全体的なスペックが高く、歴代戦闘員の中でも強い部類に入る。
中でもレオ・ゾディアーツが生み出した「レオ・ダスタード」は生成数こそ2体1組と非常に少ないものの、ただでさえ強い他のダスタードよりも更に強力なため、ファンからも「仮面ライダーシリーズ最強の戦闘員」とも称されている。
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最終更新:2024/12/22(日) 17:00
最終更新:2024/12/22(日) 17:00
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