「村雨の、ちょっといいとこ見せたげる♪」
村雨(むらさめ)とは、大日本帝国海軍所属の白露型駆逐艦3番艦「村雨」をモデルとした、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘(かんむす)である。
CV:谷邊由美
右舷、概要発見です!
白露型姉妹の三女。服装は、「白露」から「夕立」までの白露型共通の、赤いラインの入った濃紺のセーラー服に赤いリボンタイ。薄い茶色のツインテールの持ち主で、提督にも明るく「はいは~い」と応じてくれる素直な良い子である。
だが、それ以上のことを聞かれるとちょっと困る存在でもあった。
初期から実装されていた白露型の姉妹は
- 「いちばーん!」でキャラが立っている長女
- あの「雪風」に匹敵する幸運艦で、数少ない「ボクっ子」である次女
- 「阿修羅」と呼ばれる程の活躍をし、「ぽいぽい教」の教祖である四女
- 初期艦娘の一人でヒロイン属性持ちの六女
- 江戸っ子べらんめぇな十女
と個性豊かなメンバーが揃っており、普通に「良い子」な「村雨」は埋没してしまっていた。実際、白露姉妹中…どころか、「艦これ」スタート時に実装されていた艦娘の中で、大百科の項目が出来るのが一番遅かった。
艦これサービス開始直後は彼女にとって非常に不遇な時期だったことは否定しようのない事実であるが、その「素朴ながらも明るく可愛らしい」彼女に惹かれる提督がこの頃から一定数いたことも事実である。
そして時が経ち、姉妹艦である時雨と夕立に改二への改造が実装される。どちらも非常に優秀な駆逐艦娘への進化を遂げ、彼女たちのみならず相対的に白露型全体の注目度が上がることとなる。
村雨にもスポットライトが当たり始め、彼女を運用する提督が増え始めると、
「使ってみたらちょっと変わった子で可愛い」
「今では『はいは~い♪』中毒です」
との声が散見されるようになる。また、追加グラフィック、追加ボイスが数多く実装されている艦娘であり、その都度話題にあがったりするため、その注目度はなかなかに高い。彼女の魅力に気付き、手放せなくなる提督も今ではかなり多く、同じ白露型の人気艦である時雨・夕立を差し置いて村雨が一番のお気に入りであるという提督も少なくないようだ。
さらに、彼女のコアなファンの間で、夕立の「ぽいぽい教」にちなんで「はいはい教」なるものが立ちあげられているらしいが…?
村雨、パワーアーップ!
「そうですかーこの村雨を放置ですかー…
村雨そんな趣味ないから、かまってー!」
そしてさらに時が経ち、2013年12月4日のメンテナンスで、「村雨改」とその中破の絵が新規絵に差し替えられた。先の「白露改」に続く変更で、これで「時雨改二」、「夕立改二」と合わせて白露型の上4人は全員2種の絵持ちとなった。
新絵は、先に実装されていた姉妹と同様に非常に大人っぽいタッチとなった。スタイルも小学生~中学生あたりの年齢層が多い駆逐艦娘とは思えないプロポーション(女子高生級)になり、この頃からさらにに多くの提督から注目されるようになる。上記の台詞はイラスト差し替えと同時に実装された放置ボイスであり、これを聞いた提督は骨抜きにされると同時に「謝罪の意味を込めてクリックする」か、「さらに放置して放置ボイスを堪能する」の二択を迫られることになる。
また、図鑑で彼女の全体像を確認すると、あたかも鎖鎌のごとく錨を左手からぶら下げているのがわかる。どうやらこの錨は彼女にとって本当に武器らしく、村雨の担当絵師である玖条イチソ氏の書き下ろしでは揚々とこの錨を振り回す姿が描かれている。
艦船でありながら近接武器を携えている艦娘は天龍型や伊勢型等がいるため、そこまで珍しいわけではないが、本来武器ですらない「錨」を得物にしている艦娘は非常に珍しい。セーラー服も相まって「昭和のレディースヤンキー」を連想する提督もいるとかいないとか…(しかし、実は第六駆逐隊も錨を武器としているため、唯一ではない)
中破すると、背負っている艤装に背中を預けて座り込んだポーズになる。ただでさえ短いスカートがさらに破れ、前から丸いお尻と純白のぱんちーが(編集者は憲兵に連行されました)
妹だーい好き♡
2014年8月8日の夏イベント「AL/MI作戦」のE-1クリア報酬として白露型駆逐艦「春雨」が実装された。彼女は村雨の妹艦に当たり、史実において村雨と同じ第二駆逐隊に所属していたこともあるためか、たびたび村雨の名前を口にすることがある。
図鑑での自己紹介や時報、果ては轟沈するときまで村雨の名を口にすることから、よほど村雨のことを慕っていることがわかる。元々、史実で村雨は第二駆逐隊の司令艦を勤めていたこともあり、その結果が面倒見の良さとして反映されたのかもしれない。彼女の登場により、村雨の「お姉さんとしての一面」が大きく強化されたと言えよう。
雨の名前の駆逐艦群なんて、お洒落よね?
2015年5月29日のアップデートにて、一部の艦娘に梅雨限定グラフィックが追加された。そこは雨の名の駆逐艦群である白露型、梅雨には彼女たちのいずれかに何らかの特別待遇があるのではないかと予想をしていた提督は多くいたが、その代表として白羽の矢が立ったのはなんと村雨だった。
母港に戻ると、そこにはピンクの雨傘にピンクのベルト付きレインブーツという出で立ちの可愛らしい村雨の姿が。紐でてるてる坊主を左手の小指から吊り下げながら、ウインクをしつつペロリと舌を出す彼女の悪戯な表情に、村雨好きな提督は心を撃ち抜かれたことだろう。
このてるてる坊主は春雨をモチーフにしているようで、春雨と同じ形の帽子をかぶせられている。村雨と春雨の繋がりを感じさせる、素敵な演出である。このてるてる坊主も愛嬌のある非常に可愛らしい表情をしているので、一見の価値あり。さらに、この梅雨限定グラフィックとともに同時実装された梅雨限定ボイスで村雨は初めて春雨の名前を口にし、村春雨というジャンルを確たるものにした。(この梅雨限定ボイスまで、村雨が春雨について言及したことはなかったのだ)
そして、村雨はこの梅雨グラフィックで真横からのアングルで描かれているのだが驚くべきはその胸部装甲。
そう、デカいのである。
真横から映し出される豊かな胸部装甲から、首にかけてあるリボンが腹部に触れることなく宙ぶらりんに垂れさがる様は多くの提督の度肝を抜いた。
元々、村雨は提督たちの間で駆逐艦としては胸部装甲が大きめとの認識で通ってはいたものの、核心に迫るものはなかった。そのため、多くの提督たちはその超駆逐級の圧倒的戦闘力に戦慄することとなったのである。
村雨の、ちょっといい水着、見せたげる。
2015年6月26日、梅雨が終わり、季節は初夏へ。この日のアップデートで村雨の梅雨グラフィックは見納めとなった。
メンテナンス明け、一抹の寂しさを覚えつつ、母港へと戻る村雨好きの提督の目に映ったもの、それは―――
このアップデートで、初夏の季節限定グラフィックが追加されたのである。村雨は特別グラフィック追加実装艦娘として再び選ばれたのだ。
彼女の水着はビキニタイプに白いパレオという大胆かつ挑戦的なものであり、
と、その抜群のプロポーションを惜しげもなく提督たちの前に晒した。もはや駆逐艦どころか重巡級にすら匹敵するレベルである。
梅雨グラフィックから連続での特別グラフィックの追加というまさかの事態に、村雨好き提督は狂喜し、そうでなかった提督たちもその秘められし魅力的な肢体に釘付けとなった。
そして、そのあまりの色っぽさにムラ雨という名誉だか不名誉だか良くわからない称号を得ることに。
追加されたボイスも提督を誘うような扇情的な声色のものが多く、このアップデートで村雨のちょっとエロいいいとこに気付いた提督も多いことだろう。
秋は秋でキライじゃないのよねー♪
2015年9月25日。季節は秋へと移り変わる。水着の季節は終了し、村雨はいつものセーラー服に身を包んで提督たちの前に戻ってきた。梅雨グラフィック、夏グラフィックと続けざまに実装されたために、普段着の村雨の姿は逆に新鮮なものだったに違いない(村雨の特殊グラフィック実装期間は、通算でなんと4ヶ月弱にも及んだのである)。
この日、一部の艦娘たちには秋季限定艦娘グラフィックが実装されることとなった。浴衣などに身を包んだ彼女たちのおかげで、鎮守府は夏とはまた違った華やかさを見せはじめる。そんな中、いつものように「はいはーい♪」と明るく接してくれる村雨に、思わず安堵のため息をつく村雨提督も少なくなかったようだ。
そして時は流れ2015年10月9日。この日のメンテナンスで【「艦これ」秋の秋刀魚祭り】が開始することとなった。「制海権を確保して旬の秋刀魚を大量確保せよ!」というある意味ツッコミどころ満載の企画である。一部の艦娘は「旬の秋刀魚」mode(公式ツイッター原文)が期間限定で同時実装された。
すると、そこには「旬の秋刀魚」modeと化した村雨の姿が――――
そう、またしても村雨に特殊グラフィックが実装されることとなったのである。(この時点で村雨の限定グラフィック実装回数はなんと3回。曙・時雨と並び最多となる)
ベージュ色のカーディガンを身に纏い、釣竿片手にウインクする村雨(しかも釣り針の先にはしっかり秋刀魚が)。黒色のストッキングも完備ですっかり秋の装いである。リボンが春雨と同じ、桜の飾りつきのものに変わっているのもポイント。とてもこれから釣りに行くような格好には見えないが、村雨提督にとっては可愛らしい村雨の秋姿がすべてであり、そんな些細なことはどうでもいいのである。
そして、中破グラフィックには定評のある村雨であるが、「旬の秋刀魚」modeも実に股間に悪い素晴らしい仕上がりとなっている。
- 服が破けた恥ずかしさで顔を赤らめながらの上目遣い。まるで事前のような扇情的な表情。涙目がキュート。
- ツインテールが片方ほどけてふわふわのロングストレートに。もふもふしたい。
- 破けた黒ストッキングから覗く色白美脚。ナイスコントラスト。
- こぼれんばかりの胸部装甲。誇張抜きで駆逐艦トップクラス。でかい。dtpn。素晴らしきかな実りの秋。
四水戦旗艦、預かります!村雨改二スタンバイOKよ♪
2018年1月17日のアップデートで待望の改二が実装。白露型としては夕立・時雨・江風に続く4人目。冒頭で挙げた開戦時第四水雷戦隊の仲間でも3人目(夕立・那珂ちゃん・由良に続く。ソロモン海戦前後の編入になる第八駆逐隊・第二十七駆逐隊を含むと7人目になる)
改装レベルは70。改装設計図は要求されないが、前回17年12月末アップデートで長波改二で使用した戦闘詳報が要求されるので注意(所持してない提督も同日実装の龍田改二の出撃任務を達成する事で入手可能)
・・・こういう事態にならないように日頃から任務は消化しておきましょう(汗)
改二の姿は既に発売されている2018年の公式カレンダー11月版に掲載されており、一見するとそれまでの姉妹艦の改二が着ている制服姿+犬耳のような撥ねッ毛(先端部のみ赤みがかっている)+トレードマークだったツインテールから夕立改二似のツーサイドアップになったが、左がノースリーブで右側(腕・足全体)のみが密着した黒インナーになっており、左右非対称のスタイルになっている。また春雨とはデザインが違うベレー帽や白手袋を着けている。改から身に着けていた錨鎖を左腕全体に絡めており、より挑発的な印象が強い。あと、胸部装甲がさらに増して上着前面がピッチピチ状態に……
今回の改二による外見的変化として上記の左右非対称の姿に加え「オッドアイ」になっているのが注目される。オッドアイそのものは既に木曾や古鷹の改二に実装されており初めてという訳ではないが、瞳の色は左目が今までの茶系統に対して、右目は夕立改二と同じ紅い光彩になっている(カレンダーでは右目をウインクしていたため確認できなかった)夕立とは双子であるとする描き手のイチソ氏のイメージを反映させたと云える。
セリフの変化として冒頭の第四水雷戦隊関連の追加が多く(建造完了時には「四水戦へようこそ!」と嬉しそうに語るなど特別な思い入れがある模様)、
特に旗艦を一時的に引き継いだ由良との関係は母港で「由良さん、見て見て!」と明るく声を掛けたり、編成や出撃任務完了で由良から信頼されて旗艦を託されて舞い上がるなど双子の妹である夕立の懐きぶりに勝るとも劣らない由良好きっ娘になった。既に公式媒体「いつか静かな海で」や艦娘音頭での共演等でも姉妹艦や由良との会話が展開されていたが改めてクローズアップされたと云える(ちなみに姉妹の呼び方は長姉である白露は「白露姉さん」時雨は「時雨ちゃん」、妹は名前呼び)・・・あれ、那珂ちゃんどうしたの?
ゲーム内の能力としては、改と比較して対潜・対空値が大幅に上がり、先制対潜も大幅にハードルが低くなった(レベル99時点で対潜値77と朝潮改二丁には及ばないものの、三式ソナー×2・三式爆雷ならレベル84で達成可能)。また、同日実装された龍田改二と共に改修済みの装備を持参してくる(村雨改二は25mm三連装機銃。バストアップでもそれまでの12.7cm連装砲に代わって手持ち火器として装備している)
特殊装備として艦隊司令部施設系(長波同様水雷戦隊旗艦を経験してるため?)、大発系統を装備出来るようになった(特二内火艇は江風改二と同じく装備不可)。
このように、サポート能力の充実の代わりに通常火力が抑え目……というわけでは全くなく、火力68+雷装88:夜戦火力156、改修魚雷のカットイン攻撃で夜戦キャップ到達可能と、武闘派改二駆逐艦の面々に混じっても見劣らない攻撃力を備えている。
運営がツイッターで「汎用駆逐艦」としての改二改装と銘打っているだけあって、夜戦要員、対潜要員、輸送マップでの輸送ゲージ稼ぎ(+司令部施設での退避指揮役)と、イベントで求められる駆逐艦の役割のほとんどに対応でき、他の艦との使い分けでさらに柔軟な札対策が可能となる。攻撃特化の傾向が強い白露型改二としては珍しい傾向で、戦闘詳報を求められるに見合った差別化が図られていると言える。
村雨さんとの二人の鼠輸送作戦が、私の記憶の最後です。(by峯雲)
2018年末から2019年始めにかけて実施されたイベント『邀撃!ブイン防衛作戦』にて、朝潮型駆逐艦8番艦の峯雲が実装された。
ところがこの峯雲が、「このおっぱいで朝潮型は無理でしょ」(朝潮型初期実装艦の生みの親であるコニシ氏の感想)と言われるほど豊満な胸部装甲を持っていたことも提督達を驚かせたが、それ以上に彼女が同型艦である朝潮型の姉妹に次ぐか、それを凌駕するような勢いで村雨を慕っていることがセリフの端々から判明した。確かに史実ではビラ・スタンモーア夜戦で村雨と共に轟沈した仲だが。
なにしろ、母港でつつくとまず村雨かと反応し、バレンタインには村雨に手作りチョコを渡し、ホワイトデーには村雨にクッキーをお返しされて嬉しそうにしていた(いいぞもっとやれ)。提督に好意を寄せる艦娘は数居れど、峯雲は提督と別の艦娘(=村雨)に同じレベルで思いを寄せるという希有な存在である。
朝潮型らしからぬ豊満な胸部装甲も、村雨の影響だと考えれば納得出来なくも無い。
今後の2人のカンケイにも注目していきたい。
史実、スタンバイオーケーよ。
白露型駆逐艦3番艦「村雨」は、大阪の藤永田造船所で1937年1月7日に竣工した。ちなみに4番艦「夕立」と同日の竣工である。
名前の村雨とは、降ってはやみ、やんではまた降って、のような雨のこと。元は"群れる雨"から「群雨」としていたのが、いつの間にか漢字が変わって「村雨」になったらしい。
さてその「村雨」だが、太平洋戦争開戦時は第2艦隊第4水雷戦隊は第二駆逐隊に所属。同駆逐隊は同じ白露型駆逐艦「夕立」「春雨」「五月雨」と、この「村雨」で構成されている部隊である。
元々白露型=改初春型で、使い勝手がいまいちだったと言われる艦種のせいか、あまり華々しい活躍もなく、しかしながら地味に比島ビガン攻略作戦、リンガエン湾上陸作戦、タラカン上陸作戦、バリックパパン攻略作戦、スラバヤ沖海戦、比島保定作戦、セブ島攻略作戦に加わり、1942年6月のミッドウェー海戦では攻略部隊に属して出撃と、忙しく働いた。
その後、ガダルカナル島輸送作戦(いわゆる鼠輸送)には7回も参加。それから第三次ソロモン海戦に臨むが、この戦いで妹の「夕立」が華々しく戦い散ってしまい、第二駆逐隊は一人減ってしまう。
その後、輸送作戦中に妹の「春雨」が潜水艦の雷撃で大破し離脱。第二駆逐隊は半減してしまい、以降は臨時編成で他の駆逐隊の生き残りメンバーと組むようになる。
そして、43年春からは、朝潮型駆逐艦8番艦の「峯雲」と組んで、コロンバンガラ輸送作戦に従事していた「村雨」だったが、作戦実行中の1943年3月5日、コロンバンガラ島の日本軍基地に艦砲射撃をしようと接近していた米艦隊と出くわしてしまう。
この艦隊は、夜戦を得意としていた日本軍の戦法に対抗するため、最新式のレーダーを使った戦闘訓練を学んだエリート部隊だった。その構成は、軽巡洋艦3隻+駆逐艦3隻。おまけに夜間偵察機も飛ばしてばっちりと位置も確認する念の入れよう。
一方の「村雨」「峯雲」は、輸送を終わらせて戻るところで、警戒も緩んでいた。
そして深夜23時頃、満を持した米巡洋艦によるレーダー砲撃が襲いかかった。襲われた方は、最初は攻撃機に襲われたと思って対空戦闘用意をする程の混乱ぶりだった(ただし、これまでの常識では艦砲射撃を行うには探照灯照射が付きもので、探照灯なしの爆発が敵艦から直接の砲撃だという発想にならなかったのは仕方ないところ)。
途中でやっと相手が艦艇であることに気付いて水上戦に切り替えるが、時既に遅く、まず「峯雲」が先に葬られる。「村雨」も方位盤と電気系統を損傷し、二番煙突からは火を噴いていた。さらに続く砲撃に、一番砲塔が弾薬の誘爆で火災となり、ついには大きく傾くに至り、総員退艦。
海に漂う乗組員達の「村雨万歳」の声に見送られ、23時30分、「村雨」は暗い海に没した。
邪魔者が消えた後、米艦隊は本来の任務であるコロンバンガラ島への艦砲射撃も成功させて、悠々と帰って行った。この海戦は、日本側では(余りに一方的に負けたためか)名前はないが、米軍資料ではビラ・スタンモーア夜戦と名付けられている。
その後だが、なんとか生還した乗員達は米軍のレーダー射撃の恐ろしさを報告したが、艦隊幕僚は「夜戦で負けるとは何事だ、気合いが足りない」と罵倒しただけだったという、なんともやりきれないエピソードが残されている。
「村雨」の名を持つ艦としては2代目で、初代「村雨」は春雨型駆逐艦2番艦。
また、海上自衛隊にもその名は受け継がれ、3代目として対空護衛艦の初代むらさめ型護衛艦1番艦DD-107「むらさめ」が、そして4代目として、第3世代汎用護衛艦である二代目むらさめ型護衛艦DD-101「むらさめ」が活躍している。2代続けてネームシップとなった「村雨」であった。というか海自は村雨好き過ぎるだろう。更には「春雨」とは4代全てで姉妹艦である(上記の通り、初代では「妹」だったが2代目以降村雨が「姉」になっている)春雨の村雨への懐きっぷりは納得である。
村雨の、ちょっといい動画見せたげる♪
関連静画、いっきま~す!
改二
関連立体もあるんだよ!
新しい関連商品ゲッツ!
関連コミュニティに何の相談かしら。
はいはーい! 関連項目だよ。みんな、よろしくね!
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 白露型駆逐艦/白露型姉妹 → 下表
- 第四水雷戦隊 第二駆逐隊(第4代)…村雨 - 夕立 - 春雨 - 五月雨
- 由良(艦これ) - 第四水雷戦隊旗艦。村雨との関係が特に顕著。(CVも同じ)
- 峯雲(艦これ) - 同郷で四水戦の僚艦。最期も共にした。
- 主砲も魚雷もあるんだよ!
- 邀撃!ブイン防衛作戦(19年冬イベ)
- タニベ艦隊 ・ イチソ艦隊
- 藤永田造船所/藤永田組
- 自衛艦これ…むらさめ型護衛艦(2代目:DD-101~DD-109)
白露型姉妹 / 白露型駆逐艦 (紫は改二) |
1.白露 - 2.時雨 - 3.村雨 - 4.夕立 - 5.春雨 - 6.五月雨 - 7.海風 - 8.山風 - 9.江風 - 10.涼風 |
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