「熟成された軽巡の魅力、たっぷり教えてあげるから。
もちろん、夜戦でね!」
川内(せんだい)とは、オンラインゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する、大日本帝国海軍の川内型軽巡洋艦1番艦「川内(せんだい)」をモデルとした夜戦バカキャラクター(艦娘)である。
イラスト:bob、CV:佐倉綾音。
なに?概要?
川内型共通の橙色セーラー服・黒スカートを身に着けている。川内型の3隻は、同一艦隊に配置することでクエスト「「川内」型軽巡姉妹の全3艦を編成せよ!」が達成され、第3艦隊が開放される。川内はレア度が他の2艦より一つ高く、出る人は出るけど出ない人はとことん出ないという点で提督に認知されている[1]。
積極的な性格ではあるが、そのやる気は専ら夜戦に向けられている。秘書艦にした時も旗艦にした時もその傾向は変わらないので、一部の提督の間では『夜戦(性的な意味で)』とネタにされることもある。「黙っていれば美少女」と呼ばれることも少なくない。
ステータス面は、軽巡としては平均的ながら、ネームシップとしては何故かワンランク落ちる。他の型のネームシップは同型艦より勝っている場合が多いのに対し、川内は妹達とほぼ変わらない。そもそも、軽巡という艦種自体が現在中途半端な立ち位置にある上、対潜初期値が高い[2]「由良」や「阿武隈」、軽巡のオーパーツ二強である「長良」、「球磨」などと比べて川内型を積極的に選ぶ理由はそれほどなかった時期もあった。更に不幸なことに、妹たちは史実での奮戦ぶりアイドル性が反映されて早めに改二が実装され(那珂:2014年1月15日、神通:同年2月26日)、夕張でもないのに置いていかれてしまっていたのである。
やったぁ! 待ちに待った夜戦だぁっ!!(あと改二)
そうした日々が続き、いつしかゲーム開始から1年以上経過していた2014年6月、公式ツイートで次の改二実装の予告が出された。
約70年前の今月六月に行われた「ミッドウェー海戦」。敵艦載機の痛撃を受け、南雲機動部隊の空母は壊滅。残された水上艦隊戦力は「夜戦」を企図します が、中止命令を受け撤退しました。次回メンテナンスに伴うアップデートでは、軽巡洋艦1隻のさらなる改装(改造)が実装される予定です。(6月9日の公式ツイートより)
このツイートを受け、早速提督達は次の改二の該当者の予想を始めた。当初は「ミッドウェー海戦」というワードから、第十戦隊旗艦として南雲機動部隊に編入されていた「長良改二」を予想する提督も多かったが、次のツイートで該当者はほぼ確定する。
次回のメンテナンスに伴うアップデートでは、三水戦旗艦を務め、その生涯の最期も「夜戦」で閉じたある軽巡のさらなる改装(改造)の実装を予定しています。(6月11日の公式ツイートより)
三水戦旗艦で「夜戦」と言えば、もう提督達には該当する艦娘は一人しか浮かばなかった。
そして6月20日のメンテナンス後、妹の「神通改二」から4ヶ月ほど遅れたが、「真打ち登場」とばかりに颯爽と現れたのは、予想通り「川内改二」であった。改造レベルは「高い練度」ことLv60で、妹の「神通」と同じである。改造すると、新装備「照明弾」と、現時点で川内改二のみの装備として夜戦用偵察機である「九八式水上偵察機(夜偵)」、そしてお馴染み「探照灯」の夜戦3点セットを持ってきてくれる。流石夜戦バカ。
服装はノースリーブにボックスプリーツスカートと「神通改二」と同じなのだが、長く白いマフラーを巻き、不敵な笑みを浮かべながら逆手に魚雷を構える姿はまさしく「アイエエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!?」
姉妹三人でコンセプトに一貫性がないように見えるが、ニンジャ(川内)・サムライ(神通)・ゲイシャ(那珂)と考えれば違和感はない……はず。
太ももには神通と同様に探照灯が装備されている。
ステータスはというと、全体的に高水準でまとまっており、妹達の「改二」と匹敵するものを持っている。これで一人だけお留守番、なんてことにはならないね!
ステータスで特に優れているのは耐久(48)・装甲(69)・回避(レベル99で84)・索敵の4つである。これらの値はそれぞれ、耐久は那珂改二と並んで2位タイ、装甲は神通改二と、回避は矢矧改と並んでそれぞれ1位タイ、索敵は阿賀野型に一歩及ばず第2位という高水準である。これでより夜戦に突入しやすくなった。
ただし、注意点としては対潜が低い事が挙げられる。「対潜ってことは、夜戦ないんでしょ? じゃあ行かなーい」と公式四コマでも言っていたし当然か。しかし、前述のとおり潜水艦対策は装備のほうが重要なので必要に応じてソナーや爆雷を装備させたい。
改二実装に伴いボイスも追加されたが、母港ボイスでの「いっつも夜戦ばっかだと疲れるよね」という発言は初めて聞いた提督達を驚愕させた。
実はこのボイスは新規ではなく、ケッコンカッコカリ専用母港ボイスが通常母港ボイスに再配置されたものである。夜戦が生きがいともいえる川内なりの提督への最大限の気遣いと考えると彼女への好感度もいや増すというものだろう。
……そしてこの結果、新ケッコンカッコカリ専用母港ボイスが新規実装されているので、気になった提督諸兄におかれては是非ともご自身で確かめていただきたい。川内かわいいよ川内。
そして2017年6月23日のアップデートで待ちに待った時報ボイスが実装。大方の予想通り発言は夜戦の事ばかり、しかも夜は常時ハイテンションである。そして朝を迎えるとテンションだだ下がりな上に寝る。昼夜逆転してる。ちなみにうたた寝中の彼女を神通が起こしに来るが、神通を呼び捨てにしていつもより男っぽい口調で応えるあたりから、姉妹の普段の距離感が垣間見えるのである。
お昼と晩にはお手製のご飯を振る舞ってくれる。具体的メニューは言わないが、下記の春風や天霧の言及を見る限りレベルはとても高そうだ。ただ、自分から「意外と私女子力高いよね?」と言ってしまうが。さらにその後で「じゃあ今夜は夜戦しよ?」と続けてしまう。そんなに薄い本を描いて欲しいのか公式は。やはり川内かわいいよ川内。
彼女の改二実装により、川内型軽巡洋艦は全員の改二実装が完了した。同型艦の全ての改二が実装されるのは、早期から改二が導入され優遇であったちとちよ姉妹、2014年春イベント「索敵機、発艦始め!」に合わせて、設計図が必要という形で特殊ではあるが同時に導入された利根型姉妹に次ぐ三番目であった。また、同型艦で3隻の改二実装というのも金剛型姉妹(「金剛」「比叡」「霧島」)とハイパートリオ(「大井」「北上」「木曾」)に次いで3組目になる。ただし、複数回の改装で最終まで艦種が変化しないまま全姉妹が改二を迎えるのは川内型軽巡三姉妹が初である(千歳型:水上機母艦→軽空母 利根型:重巡→航巡)。
他の艦娘からの言及
艦娘たちは自分の姉妹艦や史実で関係がある場合を除き、他の艦娘のことについてコメントすることが少ない。しかし、川内に限ってはなぜか様々な艦娘から言及されることが多い。
- 正規空母翔鶴 「フタマルマルマルです。何か騒いでいる軽巡が居ますね、何かしら?」
- 正規空母瑞鶴 「フタマルマルマル! って、かわう……川内うるさい!」
- 重巡洋艦熊野 「夜戦? どこかの馬鹿が好きでしたわね」
- 重雷装巡洋艦大井 「フタフタマルマル。チッ……まーた軽巡が一隻騒いでるわね。提督、私ちょっと文句言ってきていい?」
- 軽巡洋艦夕張 「午後10時です。あーもう、5500トン級が一隻うるさいですね、文句言ってきましょうか」
- 軽巡洋艦鬼怒 「23時です。正直、川内さんがすっごくうるさいんだけど!」
- 軽巡洋艦阿武隈 「さぁて夜戦ね、どこかの夜戦馬鹿には負けないんだから」
- 駆逐艦初風 「午後10時。川内姉さんいなくて、静かでいいわ」
- 駆逐艦長波 「午後8時。誰か騒いでるな。ん?川内か。通常運転だな」
- 駆逐艦時雨改二 「フタマルマルマル。そろそろ夜戦の時間か……。騒がしくなるね……。」
- 練習巡洋艦香取 「フタフタマルマルです。もう、やっぱり今日もあの子が騒いでいるのね?提督止めないで!私、一回ピシッと言ってきます!」
- 正規空母天城 「フタフタマルマルとなりました。夜は静k……じゃあ無いみたいですね……。あ……あの……天城、静かにってお願いしてきましょうか。」
- 駆逐艦朝雲 「フタサンマルマルかぁ。すっかり夜ね。鎮守府も静か……でもないけど……。うん、私ちょっと注意してきますね流石に。」
- 駆逐艦高波 「フタフタマルマル。あの軽巡のお姉さまが……。え? ほっといていいかも、です……か?」
- 水上機母艦秋津洲 「フタフタ、マルマル!ああ?なんか、水雷戦隊の方が夜なのにうるさいかもー。えっ?仕方ないの?うーん……そうなんだ。」
- 補給艦速吸 「提督さん、フタヒトマルマルです。三水戦さんの方が、少し騒がしいですね。なんでしょうか? え、ほっといていい? あ、はい」
- 水上機母艦瑞穂 「提督、フタフタマルマルとなりました。神通さん、川内さんはこの時間でも頑張っていますね。流石です……ふわぁ……」
- 駆逐艦江風 「あーっ、食った食ったぁ……じゃなかった、ヒトキューマルマルだ、提督。 さぁ、んじゃ川内さんと夜戦行って来っかな」
- 駆逐艦海風 「提督、フタマルマルマルです。……あ、江風。どうしたの?川内さんと夜戦に出撃……気をつけてね!」
- 駆逐艦萩風 「ヒトハチマルマルです。司令、夕食はどうしましょう?私、またお作りしても……え?川内さんが…私と、嵐で? うーん…」
- 駆逐艦嵐 「フタヒトマルマル…なーんかこの時間、嫌な予感すんだよなあ…はっ、川内さん!えっ、はっ、はい!夜の出撃っすね、お供します…」
- 練習巡洋艦鹿島 「本当だ…本当に三水戦…夜は賑やかなんですね。元気ですね。あ、出撃していった。今、フタフタマルマルです」
- 駆逐艦春風 「フタマルマルマ…あっ、先日は素敵なお料理を教えていただいて、ありがとうございました。…えっ?夜戦ですか?あの、わたくし、海上護衛を…そのぉ…」(19時の時報に作った鰯団子・麦飯・菜っ葉のお味噌汁を最近何者かに教わった旨の発言している。実は昭和14年の料理コンペにて川内主計科謹製鰯団子が高評価を受けているという経歴があり、実は料理も出来る川内であった。本当に夜戦バカじゃなければ才色兼備の美少女なのに)
- 駆逐艦水無月 「フタフタマ……ぇ、川内さん。何ですか? ……夜戦、ですか? いやぁ……水無月はどっちかっていうと、船団護衛のが得意で……。 え? やればなんとかなる? いやぁ、どうでしょう、どうかなぁ? ねえ、司令官? ……あれっ? 司令官!?」(下記のとおり水無月を含む22駆は三水戦に所属)
- 戦艦長門 「フタヒトマ……ん?騒がしいな。ああ、三水戦か。ふぅ…元気なのは良い事だが、奴には私から少し言っておこう」(長門は聯合艦隊旗艦なので当然上司と部下の関係。更に中の人が同じ佐倉綾音さん)
- 軽巡洋艦由良 「フタマルフタマル…って、やっぱりこの時間は三水戦は慌ただしいですね。あ、川内さん。あ、はい。お気をつけて」(四水戦の旗艦である由良は川内とは戦友と云える)
- 軽巡洋艦神通 「マルハチマルマル。我が二水戦は朝演習を続行、三水戦は…川内姉さん?姉さん!やっぱり寝てる…」「マルキュウマルマル。姉さん!川内姉さん!ほら提督もお待ちですよ。はい、おはようございます」(とうとう妹に起こして貰っている事が判明、しかも朝は寝ている典型的な夜型人間、もとい夜型艦娘というのが確定してしまった…今更であるが)
- 駆逐艦天霧 「ヒトハチマルマル。ほぉほぉ、夕飯豪華じゃん、提督偉いっ!え?今日は川内さんが作ったの?」「ヒトキュウマルマル。まあいいや、どうせ夜は出るんだ、いっただっきま~す。う~ん、美味ぁ!さすが川内さん!」「フタマルマルマル。頃合いよし!出るか!三水戦、天霧!出撃する!川内さん、あたしも行くよ!」(上記の江風に続いて夜戦バカの舎弟がまた一人…。それにしても、川内の料理スキルの高さが伺える)
中には個人名を上げていないケースもあるが、類推すれば1人しかいないであろうと下記のことが判明するまで思われていた。色んな意味で仲間にも愛されている川内さんであった。でも最近は便利に乱発しすぎな気も……。
そして川内の時報ボイスでは前述の通り夜が常時ハイテンション状態だが、苦情が来ている時間帯(20時~22時)には三水戦全艦抜錨で夜戦している事も発覚した。そりゃうるさいわ・・・
さらに、神通の時報ボイスでは、彼女の妹である艦隊のアイドルも歌のレッスン訓練に励んでいることが判明。どうやらうるさい5500トン級は川内1隻ではなさそうだ。
公式4コマはいいよね、公式4コマはさ
公式4コマではゲームと同じく夜戦好きだが、それに加えてロリコン駆逐艦大好きらしく
- 3話:雨が好き。なぜなら駆逐艦達の透けブラが見れるから(結局機関部が邪魔で見えなかった)
- 3話:透けブラが見えなかった代わりに駆逐艦達と夜戦をしたがる。曰く「私の攻撃で艦娘が肌を露わにして可愛い声で鳴くなんて最高じゃん?」
- 8話:肝試しの時に駆逐艦と一緒になった時に「可愛い駆逐艦達と夜戦なんて嬉しいなぁ!ウフフフフフフ」と、体をぐねぐねとよじらせながら発言し、吹雪たちに(別の意味で)怖がられた。
- 15話:駆逐艦娘たちの演習の最中、鬼怒や名取の「夜戦」というキーワードにつられて違う隊から乱入し夕張に顔面を蹴られる。なお他の隊にも夜戦の発言がある度に乱入しては殴られ、演習終了時には唯一大破していた。
- コミックス1巻おまけ:寮に割り当てられた部屋にはもともと川内が1人で入居していたが、夜になるとうるさいと苦情が来たためブレーキ役として妹の神通が同居することに(神通はもともと那珂と同居していた)。
- 43話:春イベントに吹雪達が出撃することになった際、駆逐艦娘の初実戦なのに一緒に行こうとしないことを不審がられて一言。「対潜ってことは夜戦ないんでしょ? じゃあ行かなーい」。どうやら夜戦>駆逐艦娘のようである。
当然の史実ね。いいのいいの、そんなに褒めなくても
5500トン級軽巡洋艦の最終型である川内型1番艦として、1923年に進水。天龍型の拡大・発展型として建造された。
艦名は熊本県球磨郡あさぎり町白髪岳を源流とし川内平野を貫流する川内川から由来する。ちなみに川内川は洪水を起こす暴れ川で知られており、2006年7月の豪雨時には流域地域で約2300戸が浸水し大きな被害を受けている。
八八艦隊計画によって川内型は8人姉妹の一大軽巡グループとなる予定だったが、ワシントン軍縮条約によって3隻のみで建造が打ち切られた。生まれてこなかった妹たちの名は加古、綾瀬、水無瀬、音無瀬などが予定されていたが、このうち加古だけが名前と予算を流用し古鷹型重巡洋艦として誕生している。
川内型の外観上の大きな特徴として、4本そびえ立つ煙突が挙げられる(それまでの軽巡は3本)。
これは、長良型では重油専焼缶10基(大型6基・小型4基)と重油石炭混焼缶2基であったものを、川内型は重油専焼缶8基と重油石炭混焼缶4基に変更しているためである。
この機関仕様は、八八艦隊計画が計画通りに実行されていた場合に海軍全体での重油の消費量が激増することが見込まれていた事に起因しており、その消費量を減らすための措置でもある。(もっとも、その後の改修によって混焼缶はすべて重油専焼缶に取り替えられたのだが。)
ちなみに、艦娘として擬人化されるにあたり、この煙突は足元にあしらわれているためまずゲーム画面上で見ることはない。
大正14年に建造されたため艦歴16年以上の旧式艦であったが、阿賀野型が就役するまで軽巡洋艦の最新型だったため、長良型ともども近代化改装が優先的に行われた。航空兵装・魚雷兵装の近代化や機銃の増加、探照灯の換装、船体強度の向上など数次に渡って改装を受け、水雷戦隊の旗艦を長い間勤めあげた。
なお、1番艦である川内は、1941年の太平洋戦争時は第一艦隊の第三水雷戦隊旗艦として配備されており、1943年には三水戦ごと激戦続くソロモン海域を担当する第八艦隊に編入された。
開戦前は第一艦隊第一水雷戦隊旗艦として12隻の駆逐艦を率いていた。日中戦争前夜の昭和12年8月の夜、旗艦の川内から巡回映画班がやってきて、指揮下の駆逐艦「時雨」の後部甲板で上映会を開催した。ちなみに上映されたのは「荒城の月」という映画だったらしい。その後、駆逐隊司令や各艦の艦長は川内に集められ、支那事変の勃発に際し会議を行った。結果、指揮下の第九駆逐隊が第一水雷戦隊から切り離され、支那方面の艦隊に編入する運びとなった。後に川内も日中戦争に参加。中国沿岸部で作戦行動を行った。
1935年9月26日、第四艦隊事件に巻き込まれる。川内にそれほど被害は無かったが搭載機を喪失。佐世保に帰還し、修理を受けた。
1937年7月22日、日中戦争勃発により上海上陸作戦や杭州湾上陸作戦に参戦、続く仏印進駐作戦の支援にも当たった。翌年の1938年8月14日、上海駐留中に中国軍の爆撃機十数機から攻撃を受ける。川内は搭載機を発進させ、反撃。海防艦出雲の艦載機と共同で2機の敵機を撃墜した。
1939年3月14日、第一水雷戦隊を率いて有明湾と日向湾で訓練。
1941年2月から3月にかけては駆逐艦14隻を率いて華南方面の封鎖作戦に従事。その後、同年11月20日に海南島へ進出。開戦後は南方方面の攻略部隊に編入された。
開戦後間もない1941年12月19日、マレー半島コタバル沖にて輸送船5隻を護衛中だった川内は策敵のため94式水上偵察機を発進。すると偵察機から潜行中のオランダ潜水艦「O-20」発見の報告が入る。偵察機はO-20に対し60キロ爆弾を2発投じて攻撃。海中から大きな気泡が噴出してきたため命中したと判断したが、後に捕らえられた捕虜によれば攻撃は当たっていなかったらしい。その後、川内率いる第三水雷戦隊の駆逐艦「天霧」「綾波」「浦波」が到着。3時間半に渡って爆雷投下を続け、O-20は損傷。川内たちは船団護衛が任務だったため潜水艦の追撃に浦波を残した後、積荷を降ろした船団とともに離脱。傷つき潜行に耐えられなくなったO-20は浮上、浦波と撃ち合ったが戦況不利と判断したO-20艦長が「総員退艦」を命じ、乗組員は海に飛び込んだ事で戦闘は終結した。
年が変わって1942年1月26日に生起したエンドウ沖海戦で、川内は英駆逐艦サーネットを撃沈。スマトラ島上陸作戦を支援した。2月12日に「由良」が三水戦の指揮下に入り、13日以降「由良」と共にシンガポールから脱出する艦艇を攻撃し川内・由良は英特設巡洋艦を撃沈している。川内型の中では唯一の撃沈戦果持ちであった(川内2隻・神通0隻・那珂0隻)。6月1日、ミッドウェー攻略作戦のため出撃するも、航行中に駆逐艦「磯波」とともに本隊からはぐれてしまう。その後どうにかミッドウェー海戦に参加。川内自体は戦闘を行っていないが偵察機を飛ばしている。
ミッドウェーで惨敗した後の7月18日、川内はインド洋にて通商破壊作戦に従事した。
その後、第八艦隊に編入されてソロモン方面へ進出、ガダルカナル島に上陸した米軍目がけて砲撃を敢行した。
11月に生起した第三次ソロモン海戦(夜戦)にも参加。配下の駆逐隊を率いて、米戦艦「サウスダコタ」「ワシントン」に対し砲撃を仕掛ける。無論、米戦艦から熾烈な反撃を受けたが駆逐隊ともども一発の被弾も無くやり過ごし、煙幕を張りつつ雷撃の機会を窺った。そこへ長良率いる別働隊が合流し、米軍の戦艦2隻を護衛する敵駆逐隊を壊滅させた。
戦闘終了後、トラックへ帰投し12月2日に工作艦「明石」より修理を受ける。
1943年2月13日、駆逐艦「文月」「皐月」に護衛されてパラオへ入港。3月16日、メウジパッセージ港で大破した青葉を曳航。途中で青葉への浸水が始まり、沈没を防ぐため浅瀬に乗り上げた。再浮揚が終わるまで川内は待機し、再び曳航。無事にトラックまで連れ帰った。5月4日、佐世保へ入渠。
6月30日、ラバウルへ航空隊を輸送。ブインにも陸軍の部隊を運んでいる。
参加した4戦中実に3戦が夜戦であり、大日本帝国海軍が自信を持っていた夜戦を数多く経験しているが、1943年11月のブーゲンビル島沖海戦[3]において米艦隊の集中砲火を浴びる。
川内は4発もの魚雷を発射したが、その直後に直撃弾を喰らい大破。方位盤射撃が不可能になる。そこへ更なる追撃が加えられ、舵が損傷。主機も破壊され、川内は撃沈された。
第三水雷戦隊の旗艦だった川内が沈んだ事で指揮下の艦艇が混乱し、駆逐艦初風が撃沈される切っ掛けを作ってしまった。
現在はあぶくま型護衛艦「せんだい」DE-232がその名を継いで1991年から就役している。
ちなみに、「せんだい」はKADOKAWAから正式に提供された「川内(艦これ)」等身大パネルを保有しており(乗員談)、一般公開などでよく展示されている。
就役から20年間、佐世保に配属されていたが、2011年に第16護衛隊が廃止となり、呉の第12護衛隊に転籍、2016年には舞鶴の第14護衛隊に転籍し現在に至る。
あぶくま型護衛艦は、旧型護衛艦としては珍しく赤外線暗視装置を装備しているが(自衛艦の中でも独立した赤外線暗視装置を装備するのは、あぶくま型護衛艦、はやぶさ型ミサイル艇と、もがみ型FFMぐらいである)、中でも「せんだい」は先代の影響があるのかないのか、自衛艦の中でもダントツで夜間の瀬取り(北朝鮮の違法貿易)現認・検挙回数を誇り、小松基地のF-15墜落事故の際も夜間に緊急出港しパイロットの捜索に向かい、知床遊覧船事故の際はたまたま大湊基地に停泊中で災害派遣が決定、深夜に出港し現場に向かうなど(ウィキペディア等参照)、安定の夜戦バカっぷりを発揮しているようだ。しかも、人を救うための任務にも多数従事しているというのが泣ける・・・。
小型艦ゆえに取り回しがよいのか、ここ数年だけでも大阪、佐賀、鹿児島、直江津、下関、船橋、薩摩川内など全国各地で体験航海や一般公開を実施しており、地方隊の顔とも呼べる存在である。
2022年の国際観艦式では祝賀航行部隊第8群の先導艦を務め、外国艦艇を率いた。
まあそう焦らんないでよ、関連動画は長いよ?
いいじゃーん!いいよね~こういう関連静画。好きだな~♪
センダイ=サン再び改善 改二
静画がことごとくニンジャめいたアトモスフィアなのは気にしてはいけない。いいね?
期間限定グラ
2017年10月実装【秋冬服】全改装段階共通 2021年1月1日実装【晴れ着】改二限定
新しい関連立体が参加しましたね。
関連項目、か…。少し休んでくるね
- 巡洋艦
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 軽巡洋艦(艦これ)
- 川内型軽巡洋艦《川内型三姉妹【佐倉綾音(佐倉艦隊)・bob(bob艦隊)】》
- 第一水雷戦隊旗艦 (S 5.12. 1-S 6.12. 1) ( ◀ 神通(艦これ) | | 夕張(艦これ) ▶ 次項 )
- 第一水雷戦隊旗艦 (S 8.11.15-S 9.11.15) ( 前項 ◀ 夕張(艦これ) | | 阿武隈(艦これ) ▶ 次項 )
- 第一水雷戦隊旗艦 (S11.12.1-S14.11.15) ( 前項 ◀ 阿武隈(艦これ) | | 阿武隈(艦これ) ▶ )
- 第三水雷戦隊旗艦 (S15.5.1-S19.1.1) ( | | 夕張(艦これ) ▶ )
- 我、夜戦に突入す!
- 立てば芍薬座れば牡丹口を開けば夜戦馬鹿
- ロリコン
- 夜戦仮面
脚注
- *川内型は最小限度量の資材で建造可能、1-1でもドロップするという条件は同じであり、川内入手は容易だったが他の2人となかなか出会えなかった提督も相当数存在する
- *ただし、現在では艦固有の対潜値10が装備の対潜値1に相当することが判明しており、対潜は固有値より装備のほうが重要である。
- *このときは特別編成で、時雨、五月雨、白露を率いていた。五月雨が白露と衝突したのがこのとき。
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