概要
「世界を変えるための数式・・・・・キミはその不確定要素となれるか?」
「だのに!」※正しい日本語です
『ポケットモンスターブラック・ホワイト』における主人公のライバル。
白黒の帽子を被り長い緑髪、ハイライトのない目を持った青年。ボイドキューブ等の特徴的なアクセサリーを身につけている。外見のデザインについて杉森建氏は「天才なので、中性的で芸術家のようなイメージ」「主人公に近いデザイン」と述べている。数学的なものに強い関心を向けており、観覧車が大好き。
増田順一氏によると常人には何を考えているのか理解できない天才で、とても早口。そのため彼の台詞の時のみ文字の表示速度が「速い」を選択した時よりも更に速くなる特別仕様となっている。また、フィールド上の二頭身ドットでも首を横に振ったり片手を上げたりする独自のモーションがある。
ポケモンのことを「トモダチ」と呼び、『ポケモンは人々から解放されなければならない』という独自の思想をもっている。その思想が正しいのかを確かめるために主人公に何度も勝負を挑んでくる。
未来視やポケモンの言葉を理解することができる特殊能力を持っている。
本作において非常に重要なキーキャラクターであり、存在が黒い任天堂とも言えるほどのブラックな境遇の持ち主。
正直ちょっぴり、いやかなり電波でうさんくさい人物である(制作側からイケメンだけど奇人だし変人と言われるまさに残念なイケメン)。
でも彼なりに一生懸命なので、早口でまくし立ててきても話はしっかり聞いてあげよう。
明大祭でのポケモンBW設定資料公開において新たに判明した設定(没設定を含む可能性あり)
- 左目に泣きボクロがあり、現在よりも垂れ目
- 身長は180cm(ちなみにゲーチスは200cm)
- 幼少時から身に付けているボイドキューブはスライドパズルになっている。完成すると何か意味のある幾何学模様になり、中央に鍵穴があらわれる。キューブの中には謎が隠されている(ポケモン?との記述が)
- (反転)父親であるゲーチスの正式な発音がゲーツィス(G-cis)でドイツ語読みであったため、ゲーチスとNはゲルマン系の人間である可能性が高い(/反転)
発売前のPVにて「ボクは チャンピオンを こえる」と発言しており物議を醸したが、蓋を開けてみたら本当にチャンピオンを超えてしまった上に本編では初の主人公以外で伝説ポケモンを手持ちに入れることに成功したトレーナーとなった。
ちなみにチャンピオンを倒したライバルは初代のグリーン以来である。
初期設定におけるフルネームは「ナチュラル・ハルモニア・グロピウス」。増田氏によると、Nは自然数のNからとられているらしい。痛格好いい。
戦闘曲は素数をモチーフとしており、C3を0としてそこから素数にあたる音のみを使っている。曲のループは83小節であり83も素数である。
本作における悪の組織である「プラズマ団」の王(ボス)で、七賢人の一人であるゲーチスの息子。
伝説のポケモンであるゼクロム、レシラムを手に入れ、世界中のポケモンを支配するというゲーチスの野望のためだけに育てられた。
幼いころから外界から隔離された世界(Nの部屋)で人間から虐待を受けたポケモンと一緒に幽閉されてきた。青年にも拘わらず幼児が遊ぶようなおもちゃしか与えられず、正常な発達段階を踏まずに育てられたことを窺わせる(部屋全体から彼の生い立ち環境や内面の異常性が表れており、今作のホラースポット的扱いになっている(みんなのトラウマ参照) それ故か、恐ろしいほどにピュアでイノセントな心をもち、ゲーチスからは「不完全で歪な人間」「人の心をもたぬバケモノ」と侮蔑される。ゲーチスがポケモンシリーズにおける最高の悪役と言われる所以である。
しかし、Nの出自には謎な点が多く、リョクシ(七賢人の一人)によるとゲーチスとは「本当の親子かどうかも定かではない」らしい。一説によるとポケモンから産まれた人間ではないかと噂されていさえもするが…
※ここからブラック2・ホワイト2のネタバレ↓
BW2のネタバレ
続編であるBW2にて、ゲーチスとは実の親子ではないことが判明。
ポケモンの言葉を理解できることで気味悪がられ、森に捨てられポケモンと共に暮らしていたNに、ある日突然親と名乗る男が現れNを引き取った。それがゲーチスであるらしい。
つまりBWのOPに映っていた森で遊ぶ幼少Nの映像は幻想でも何でもなく幼少時代の回想だったということである。
普段こそ王的立場であったことを窺わせる口調の節々に、片言な単語が織り交ぜられた独特な喋り方はそういった出生のためなのかもしれない。
海底神殿(海底遺跡)の暗号の解読文の古代イッシュの王に関する記述がNと一致する部分があるので、古代の王族の末裔でゲーチスとはムスカとシータの関係であるとか、実はポケモンであるとか色々な説が挙がっている。
↑ ブラック2・ホワイト2 での成長したNのBGMは必聞。
使用ポケモン
ネタバレ
ポケモンにおけるライバルキャラ、あるいは悪の組織の構成員・幹部という要素をすべて兼ね備えた特異な役割を持つNであるが、その使用ポケモンの構成もかなり特異である。
普通、シリーズのライバルは、初代のグリーンや金銀のサカキJr.など、若干主人公に対して嫌味や攻撃性の強い面々ですら、最初に貰った御三家を最後まで切り札として使い続ける事にこだわるし、ラッタの(?)墓参り、ゴルバットが最後の最後になつき進化している等、捕まえたポケモンやその離脱理由に文面では直接語られない背景があり、道中で捕まえたメンバーが徐々に成長している様を伺うことが出来る。
ポケモンを悪事に用いる団のボスさえも、初戦の手持ちが次戦で進化しているなど、手持ちポケモンは原則として再戦時に強化されて登場し、手持ちポケモンへのこだわりを感じさせるものとなっている。
だがNにはそれがない。なんと4戦目まで全ての手持ちがそこらで捕獲したばかりの野生ポケモンであり、「ギアル系統」以外は続投していないのだ。
「ポケモンはトモダチ」「すべてのポケモンを人間から解放する」事が目的である彼にとっては、それを実行するだけの力を得るためとはいえ、ポケモンを無闇に捕獲し、あまつさえ拘束してLv上げという名の育成を行うのは主義に反するためであろうか。
野生の面々をそこかしこで臨時的に捕獲しては、「それをなし得るだけの力がない」と見ればすぐ野生へ逃がしてあげているのか、とにかく、Nの使用ポケモンには全く統一性・連続性がない。また数式の美学に拘るだけもあって、手持ちポケモンのLv数は、常に全員キッチリ平等に揃えてある事も特徴(BWのジムリーダーや四天王などのトレーナーも切り札以外キッチリ平等ではあるが)。
一方、最終メンバーに関しては伝説も含め、そこらの野生では中々見かけない面々が揃っている。ちなみにギギギアルは特性が四戦目で戦ったギアルとは違うため、同一個体ではない。しかしそこに何らかの意図はあるのかどうかが気になるところである。
ちなみに、ポケモンの並びを見れば解るが最終戦では開幕からいきなり伝説ポケモンを出してくる。普通、この手の戦いでは切り札に据えて来そうなものだが、こういう演出にNの一切出し惜しみをしない姿勢が伝わってくる。「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 『手持ちを外すのが嫌だから伝説ボックスに預けたと思ったら相手がいきなり伝説出してきた』 なっ、何を言っているのか(ry」という経験をした人は何人かいるはずである。それ以上に、直前に対となる伝説ポケモンの捕獲イベントがあり、捕獲後パーティに加えると自動的に先頭に来るため、ライバル戦における伝説ポケ同士の戦いという非常に熱い展開になるのでそれを意図したパーティ構成だと思われる。結果として、彼らの努力値振りがちょっぴり面倒くさくなる。ゲーム的には、共通弱点の地面ポケを用意するか伝説同士をぶつけ合わないと厳しい(逆にココさえ乗り切れば大分楽)。伝説同士で対処する場合、専用技クロスサンダー/クロスフレイムはお互いの技が使われた後に威力が増加する効果があり相手のLvは2高い(チャンピオンのアデクと戦ったから?)ので必ず後攻で撃ち込む事が出来る。
ブラック2・ホワイト2では、初戦は前作にも登場したゼクロム/レシラムと対決し、勝てばダークストーン/ライトストーンをもらうことができる。金曜日に観覧車に乗った後に再びNの城に行くと、再戦することが可能。季節ごとに手持ちが異なり、夢特性の「あめふらし」を持ったニョロトノや夢特性の「ひでり」を持ったキュウコンを主軸とした天候パーティを使ってくる。
ブラック・ホワイト
1回目 |
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4回目 |
ラスト |
ブラック2・ホワイト2
初戦 |
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